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24/10/14

資産運用・経済

長期投資で「損をする人」5つの行動パターン

長期投資で「損をする人」5つの行動パターン

長期投資は、数年から数十年かけてじっくり資産を増やす手法です。投資の基本といわれており、短期投資と比べてリスクコントロールがしやすく、安定した利益を得やすいといわれています。しかし、長期投資のやり方を間違えると、資産を増やすどころか減らしてしまうことになるため、注意しなければなりません。今回は、長期投資で損をしてしまう行動パターンを5つ紹介します。

長期投資で損をする人1:市場タイミングをはかって売買してしまう人

投資は「価格が安いときに買って、高いときに売ることで儲ける」仕組みではありますが、これを長期投資で意識しすぎると、逆に損してしまう可能性が高いでしょう。なぜなら、市場の値動きを正確に予測することは誰にもできないためです。

「今が底値だ」と思って購入してからまた価格が下がることもありますし、「今が天井だ」と考え売却したものの、そこからさらに価格が上がることもあります。

タイミングを狙って売買しようとすると、常に値動きをチェックし続け、価格が上下するたびに一喜一憂するなど、感情に振り回されてしまいやすくなります。頻繁に売買を繰り返すことにも繋がり、そのたびに手数料がかかってしまうのも欠点です。

また、投資に興味を持ってはいるものの、まだ始めてはおらず「底値のタイミングで投資を始めよう」と考えている方も多いのではないでしょうか。しかし、いつが底値なのかわからず「もっと下がるかもしれない」と思い待ち続けていては、いつまでも投資を始めることができません。

長期投資は「投資期間が長ければ長いほど、複利効果が高まり資産を大きく増やしやすい」という考え方に基づいた投資方法です。投資を始めるタイミングを見計らって待ち続けるうちに、長期投資の効果が薄れてしまうのはもったいないでしょう。早く始めたほうが、結果として長期間投資することにつながります。

長期投資で損をする人2:暴落時に慌てて売却してしまう人

長期投資は長い時間をかけて資産を増やす手法ですから、市場が大きく変化した際に慌ててその場しのぎの行動を取ってしまうと、失敗してしまう可能性が高いです。

一時的に暴落したときに、これ以上資産が減るのを恐れて急いで売却してしまうと、損失が確定してしまいます。逆に、市場が高騰しているタイミングでたくさん購入すると、割高となってしまう場合もあります。

短期的な市場の動きに左右されて感情的に判断するのではなく、一時的に暴落しても長期的には回復の見込みがあるのであればじっくり待つか、買い増しして相場回復後の利益を増やすなど、計画にもとづいた行動を取るようにしましょう。

長期投資で損をする人3:一つの銘柄や国に集中しすぎてしまう人

長期で安定的に投資を行うには、投資する商品の種類や投資先の国、業種、銘柄などを分散しておくことが大切です。

一つの銘柄や特定の国の資産ばかりに集中投資していると、投資先の業績や情勢が悪化した際に、資産が大幅に減ってしまうリスクがあります。投資先を分散しておくと、資産の一部が暴落してもほかの資産がその損失をカバーして、値下がり幅を抑えてくれる効果があります。

投資先を分散する際には、必ず性質の異なる資産を組み合わせるようにしましょう。「複数の銘柄に投資した」といっても、例えばそれらが同じ国や同じ業種の株式だと、すべて似たような値動きになってしまうため、リスク軽減の効果は感じにくいでしょう。業種の異なる銘柄を組み合わせる、株だけでなく債券や不動産などの資産にも投資する、世界中に投資するなど、分散投資を心がけましょう。

長期投資で損をする人4:短期間で大きな利益を期待してしまう人

長期投資は、その名のとおり数年から数十年と長い時間をかけて、リスクを抑えながら少しずつ資産を増やしていく方法です。そのため、短期間でお金が増えることを期待してはいけません。

短期間で利益を大きく増やすとなると、リスクの高い投資手法に頼らねばなりません。リスクの高い手法に手を出してしまうと、失敗した際に大きく資産を失ってしまうでしょう。

一か八かではなく、堅実にじっくりと資産を増やしていきたいのであれば、10年や20年といった長期スパンで資産形成の計画を立て、時間を味方につけた運用を行いましょう。金融庁「はじめてみよう!NISA早わかりガイドブック」によると、1989年以降、毎月同じ金額ずつ国内外の株式と債券に積立投資を20年行った場合、どの時点からはじめても収益が安定し、元本割れとなったケースがなかったことが紹介されています。

長期投資で損をする人5:近々使い道がある資金で投資してしまう人

いくら長期投資が堅実にお金を増やせる方法だとはいっても、資産が増えるまでには時間がかかります。元手資金はしばらく使う予定のないお金のみにしましょう。数か月後の生活費やローンの支払いなど、近いうちに使う予定が決まっているお金を投資に回してはいけません。

例えば、もし市場が暴落してしまった場合、しばらく使わないお金で投資していたのであれば、市場が回復するまでそのまま待つことができます。しかし、すぐに使う予定のあるお金だと、回復を待たずに暴落したタイミングで売却しなければならないかもしれません。使い道が決まっているお金を投資に回すと、資産が増えるどころか損してしまうことにつながるのです。

5つのパターンを避け、安定した資産形成に取り組もう

長期投資で損をしてしまう5つの行動パターンについて解説しました。いくら長期投資であっても、一時の感情で慌てて判断したり、短期間で大きな利益を得ようとしたりすると、損をしてしまう可能性があります。

安定した資産形成を行うために、本記事で紹介した5つの行動は避けるようにしましょう。長期的な運用計画を立てて、長い目で見て最終的に利益を増やせる合理的な判断を行ってください。

木下七夏 Webライター

大学卒業後金融機関に勤め、個人のお客さま向けの営業を担当。退職後にFP2級を取得し、フリーライターに。FPで学んだ知識や金融機関勤めの経験を生かして、生活にまつわるお金の疑問を分かりやすく噛み砕いて解説する記事を作成している。

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