24/04/05
【新NISA】年の途中から360万円の投資できる?SBI証券と楽天証券のケースでやり方を解説
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2024年1月からスタートした新NISAでは、これまでのNISA制度と比べて投資できる上限額が大幅に拡大。年間360万円までの投資が可能となりました。「せっかく非課税で投資できるのだから、NISAの投資枠を満額まで使い切りたい」とお考えの方も多いでしょう。もし、新NISAを年の途中から始めた場合、その年から360万円の満額投資が可能なのでしょうか。
本記事では、新NISAを年の途中から始めた際に満額投資できるのか解説。また、その方法をSBI証券と楽天証券を例に紹介していきます。
新NISAのつみたて投資枠は、原則月に10万円までしか投資できない
新NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」があります。成長投資枠の上限額は年240万円、つみたて投資枠の上限額は年120万円で、これらを併用することで年に360万円までの非課税投資が可能となります。
成長投資枠は、スポット投資も積み立て投資も可能です。つまり、年の途中の好きなタイミングで240万円をまとめて投資することもできますし、毎月20万円ずつ積み立てて投資することもできるということです。
一方、つみたて投資枠はスポット投資が原則不可となっており、月10万円までの金額を積み立てていくことしかできません。例えば、4月から新NISAを始めた場合、その年は10万円×9ヵ月=年100万円までしか投資できないのです。
ただし、上記はあくまでも「原則」。金融機関によっては、新NISAを年の途中で始めた場合でも満額投資できる方法があります。
ボーナス月設定を利用すれば満額投資が可能!
SBI証券や楽天証券には「ボーナス設定」という、指定した月の積立金額を増やすことができるサービスがあります。この設定をうまく活用することで、年の途中から新NISAを始めても満額投資が可能になります。
例えば、4月から新NISAを始めた方が、その年から360万円の投資枠を使い切りたいとしましょう。成長投資枠の240万円についてはスポット投資が可能ですから、問題なく使い切ることができるでしょう。
一方、つみたて投資枠は上限額が120万円ですが、月10万円までしか積み立てることができないため、4月から始めた場合は30万円分の投資枠が余ってしまいます。
そこで、ボーナス設定を行い、指定した月の投資金額を30万円増やすことで、年間で120万円の上限額を使い切ることができるようにします。
4月から新NISAを始めた場合、たとえば
・成長投資枠の240万円は初月にまとめて一括投資
・つみたて投資枠は毎月10万円の積み立てを行い、6月をボーナス月として設定し30万円多く投資することで、初年度から360万円の満額投資を達成することができます。
<年の途中から新NISAを始めて360万円の満額投資を達成するには>
筆者作成
注意していただきたいのが、ボーナス月設定にはクレジットカード決済が利用できないことです。ボーナス設定で指定した日にちまでは、現金決済を選択しておかねばなりません。ちなみに、ボーナス月は年に2回まで設定可能です。
●SBI証券でボーナス月設定をする方法
SBI証券でつみたて投資枠のボーナス月設定を行い、満額投資を達成するには、まず通常どおり投資信託を選び、決済方法や預かり区分を設定します。続けて「ボーナス月の積立設定」の「設定する」にチェックを入れ、増額したい月日と増額したい金額を入力。これだけで設定が完了します。
>>SBI証券はこちら
●楽天証券でボーナス月設定をする方法
楽天証券でつみたて投資枠のボーナス月設定をする場合も、SBI証券と同様、まず投資したい商品を選択します。「積立設定」をクリックし、「NISAつみたて投資枠」を選びましょう。
「積立金額」の欄に毎月の投資金額を入力し、その下にある「ボーナス設定を追加する」を選択すると、ボーナス設定金額とボーナス設定月を入力できます。
>>楽天証券はこちら
ボーナス月設定を利用して、非課税枠を無駄なく活用しよう
新NISAを年の途中から始めた方が、初年度から360万円の満額投資をするにはどうしたらいいか解説しました。
せっかく非課税で投資できる枠があるのですから、使い切れるのであれば使い切らないともったいないですよね。本記事で説明した方法を参考に、ボーナス設定を活用して、非課税枠を無駄なく使いましょう。
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木下七夏 Webライター
大学卒業後金融機関に勤め、個人のお客さま向けの営業を担当。退職後にFP2級を取得し、フリーライターに。FPで学んだ知識や金融機関勤めの経験を生かして、生活にまつわるお金の疑問を分かりやすく噛み砕いて解説する記事を作成している。
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