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24/02/27

資産運用・経済

新NISAから投資を始めた人が大失敗する5つの要因

新NISAから投資を始めた人が大失敗する5つの要因

2024年から新NISAがスタートしたことをきっかけに、投資を始めた方もいるのではないでしょうか。2024年1月は市場が右肩上がりだったこともあり、順調に利益が出た方も多いようですが、今後投資のやり方を間違えて失敗してしまう可能性もゼロではありません。

今回は、新NISAから投資を始めた初心者の方が陥りやすい失敗の要因を5つ、紹介します。

新NISAで失敗する要因1:無理をして積立金額を増やしすぎてしまう

新NISAはこれまでのNISAと比べて投資できる上限額が増え、つみたて投資枠だけでも月10万円、成長投資枠も合わせると月30万円まで投資できるようになりました。できるだけ多く投資したいと思い、積立額を上限額の30万円に設定している方もいるでしょう。

資金に余裕があれば、もちろん上限額まで構いません。しかし、月30万円投資するために毎日の生活を切り詰め、預金を全て新NISAに回すという方法はおすすめできません。

新NISAは投資ですから、日々価格が変動します。持っているお金を全て新NISAにつぎ込んでしまうと、何らかの理由でまとまったお金が必要になる度に、資産を売却して現金化しなければなりません。現金が必要になったタイミングで、新NISAに預けた資産の価格が一時的に暴落する可能性もあります。預金に余裕がない場合、価格が回復するまで待てずに泣く泣く売却しなければならず、非常にもったいない思いをしてしまいます。

半年から2年程度の生活費と、それ以外で数年以内に使う予定があるお金は投資に回さない方が安心でしょう。

新NISAで失敗する要因2:値下がりしたらすぐに売却してしまう

投資を始めると、値動きが気になるものです。購入した金融商品の価格が下がり始めると、さらに値下がりすることを恐れ、すぐに売却してしまうという方も多いでしょう。しかし、値下がりしたタイミングですぐに売却してしまうと、その場で損失が確定してしまいます。

市場の値動きに連動して動くインデックスファンドは、世の中でネガティブな出来事があると一時的に大きく下落しますが、数年で回復し、長い目で見ると右肩上がりに上昇しています。

例えば、アメリカの代表的な株価指数であるS&P500は、2008年のリーマンショックをきっかけに大暴落しましたが、その後数年で緩やかに回復。2013年には過去最高値を超え、その後変動はありつつも右肩上がりに上昇し続けています。

割高な商品や値上がりする見込みが少ない商品の価格であればすぐに売るべきですが、インデックスファンドが世の中の出来事に連動して一時的に値下がりしているだけであれば、落ち着いて様子を見たほうがいいかもしれません。

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新NISAで失敗する要因3:値上がりしたときもすぐに売却してしまう

逆に、値上がりしたタイミングですぐに売却して利益を確定するのも、老後に向けた資産形成が目的ならば、あまりおすすめできません。

「複利効果」という言葉をご存じでしょうか。運用して得た利益を元本に加えて再投資することで、雪だるま式に利益が増えていく効果のことです。

投資を長期間続ければ続けるほど複利効果は高まり、効率良く資産を増やすことができます。「少し利益が出たらすぐに売却して現金化する」という方法だと、この複利効果を受けることができません。

新NISAは非課税期間が無期限で、どれだけ持ち続けても売却時に利益が課税されません。老後のための資産づくりが目的であれば、すぐに短期間で売却するのではなく、なるべく長く持ち続けたほうが良いでしょう。

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新NISAで失敗する要因4:タイミングを気にしていつまでも投資を始めない

新NISA口座の開設までは行ったものの「最安値のタイミングで購入したい」と思い、値下がりするタイミングを待っている方もいるのではないでしょうか。

しかし、この先の相場がどのように動くのか正確に当てるのはほぼ不可能です。最安値のタイミングを待っていると「価格が下落傾向にあるが、さらに値下がりするかもしれない」「少し値上がりしてしまったから、今買うと後悔する」などと迷い続け、いつまでたっても投資をスタートできない、ということになりかねません。

老後の資産形成などを目的とした投資は、短期間で利益を出そうとするよりも、長期でじっくり行うほうが向いているといわれています。買い時を待って一気に購入するよりも、できるだけ早く、少しの金額でも良いので積み立てていくところから始めたほうが、リスクを抑えられます。

投資期間をなるべく長くするためにも、迷っている方はまず少額からでも始めてみてください。

新NISAで失敗する要因5:手数料が高い投資信託を選んでしまう

投資信託は、購入時や運用中、売却時に手数料がかかります。手数料が高いと、せっかく利益が出てもその多くが手数料として取られてしまい、収益が少なくなってしまいます。

投資信託の商品を選ぶ際には、これまでの運用実績と手数料を比較し、手数料が実績に見合っているものを選ぶようにしましょう。つみたて投資枠ではすべての商品の購入時手数料が無料ですが、成長投資枠の商品のなかには購入時手数料がかかるものもあります。また、保有中の信託報酬は少しの差でも長期間運用を続けるほど大きな差がつきますので、できるだけ安い商品を選ぶようにするとよいでしょう。

失敗から学び、自分に合った投資スタイルを見つけよう

投資初心者が新NISAでやりがちな失敗を5つ紹介しました。投資に小さな失敗はつきものですが、投資のやり方を勘違いしたまま続け、あとになって取り返しのつかない失敗をしてしまうのは避けたいですよね。

本記事を参考にトライアンドエラーを繰り返しながら学び、自分に合った投資スタイルを確立させていきましょう。

木下七夏 Webライター

大学卒業後金融機関に勤め、個人のお客さま向けの営業を担当。退職後にFP2級を取得し、フリーライターに。FPで学んだ知識や金融機関勤めの経験を生かして、生活にまつわるお金の疑問を分かりやすく噛み砕いて解説する記事を作成している。

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