24/01/06
お金持ちには当たり前でも貧乏人にはない5つの習慣
お金持ちの人と貧乏な人には、日頃の生活習慣や家計管理の方法に明らかな違いがあります。貧乏な人はさまざまな点で無駄が多く見られますが、お金持ちの人は考える習慣ができているので無駄がない生活ができているのです。今回は、お金持ちの人が当たり前に行っている5つの習慣をご紹介します。
お金持ちには当たり前の習慣1:人生の目標が明確である
お金持ちの人は、自分の人生に対し明確な目標を持っています。自分のやりたいこと、身に付けたいスキルなど目標を定めたら、逆算して小さな目標に落とし込み、コツコツと成果を積み上げていきます。
これは貯蓄に対しても同じです。お金持ちの人は、貯蓄目標を定めて、それを年間目標、月間目標に落とし込んで、着実に貯蓄を積み上げていくことができます。その目標を確実に達成させるため、自分の貯蓄ルールを決めています。年間目標から落とし込んだルールなので、着実にこなしていくことができます。
自分で決めたことは必ず守る強い気持ちを持ち、その気持ちがぶれないところもお金持ちの特徴といえるでしょう。そのため、目標の貯蓄額は確実に達成できるのです。
また、人生の目標として、健康に気を配ることも欠かせません。なぜなら、お金持ちの人は健康こそが人生の節約術だと心得ているからです。不健康になると医療費がかかります。それに、仕事ができなくなり収入が途絶えるリスクもあります。そうなると、人生の目標は遠ざかっていきます。そのことをちゃんとわかっているお金持ちの人は、常に健康維持を心がけ、それを人生目標の1つとして生活の中に取り入れているのです。
お金持ちには当たり前の習慣2:時間を大切にする
お金持ちの人は、時間を大切にしています。集中する時間と休む時間のメリハリができているので、無駄に時間を浪費することがありません。やるべきことに集中して効率よく時間を使うことができるので、好きなことをしてゆったり過ごす時間も作ることができるのです。
そして、自分のために作った時間で本や新聞を読み、教養を深めています。たとえば、自分の仕事に活かせるスキルを身に付けることで収入アップにつなげることができます。あるいは投資について学ぶことで、自分に合った資産形成を進めることもできるでしょう。自分時間が、結果として収入アップや資産作りに活かされているのです。自分のための時間をどう使っていくのが効果的なのかをわかっているので、無駄に時間を過ごすことはありません。
また、お金持ちの人は時間に追われるのを防ぐため、時短家電や通販の活用などで時間をお金で買う工夫もしています。こうして家事や買い物などの雑務に追われる時間をなくし、自分のために使える時間を作ることができるから、豊かな人生が手に入りやすいのではないでしょうか。
このように、お金持ちの人は時間を大切にして、無駄な時間を省いていますが、あえて時間を割いていることがあります。それは、大切な人と過ごす時間です。お金持ちの人は、家族や大切な人と過ごす時間は人生において大事なものだと考えています。そのため、お金と時間を上手にやりくりして、自分にとって大切な人と過ごす時間を作る工夫も欠かせません。これが結果として良い流れを作り、自分に返ってくることをちゃんとわかっているのです。
お金持ちには当たり前の習慣3:整理整頓ができている
お金持ちは、身の回りや冷蔵庫の中などが常に整理整頓されています。お金持ちの人は日頃から整理整頓が習慣になっているのです。動線にあわせて持ち物を整理し、使う場所に必要なモノを置くことで、家の中のどこに何が置いてあるのかがひと目でわかるようになっています。整理整頓されていると探し物をする時間がなくなり、今ある在庫を把握できるようになるので、重複買いも防ぐことができます。
特に差が出るのが財布の整理です。お金持ちの人は買い物をしたら家計簿に記録して不要なレシートはすぐに処分し、使わないクレジットカードやポイントカードも手放しています。自分が日常的によく使うものだけを持ち、お札も向きを揃えて整理して財布の中に入れています。お財布の中を常に整理整頓するよう心掛けているので、無駄にお金を使うことはありません。
このように身の回りやお金に関する整理ができるということは、家計管理も抜かりなくできている証拠です。お金持ちは家計の全体像もしっかりと把握できているので、無駄がありません。また、整理整頓ができているので、常に穏やかな気持ちでいられるようになるのです。
お金持ちには当たり前の習慣4:自分にとって本当に必要なモノがわかっている
お金持ちの人は、自分にとって必要なモノと不要なモノが区別できています。買い物をするときも衝動的に買うのではなく、本当に必要なモノかどうか考えてから買うので、無駄にモノが増えていきません。
お金持ちの人は、いつでも自分にとって価値のあるモノを大切にしています。それは高価なモノでなければいけないというわけではありません。自分にとって使いやすいモノ、気に入ったモノであれば、長く大切に使おうとします。自分にとって価値あるモノは何かを知っているので、頻繁に買い物をすることもないし、衝動買いもありません。
お金持ちの人は自分にとって本当に必要なモノがわかっているので、無駄な出費がなく家計は安定します。常に、必要ないモノ、なくてもいいモノにはお金を使わないようにしているのです。また、家計も定期的な見直しも欠かせません。定期的にお金を払っている固定費も、不要になったものは解約します。そして情報収集を欠かさず、最適なお金の使い方を探求することも忘れません。自分にとって本当に必要なモノが何なのかをわかっているので、いつでも家計は整い、安心できる暮らしが実現できています。また、モノが増えていかないので、家の中は常に整えられています。そのため落ち着いた空間が作られて、心にも余裕が生まれるのです。
お金持ちには当たり前の習慣5:貯蓄だけでなく投資も取り入れている
今もなお超低金利が続く日本。定期預金にお金を預けても、ほとんど増えない時代です。そんな今だからこそ、お金を増やすためには投資が必要になってきます。
投資は元本保証ではないため、始める勇気が持てない人も少なくありません。でも、お金持ちの人は金銭的に余裕があるので、投資を上手く取り入れてお金を増やしています。お金を大きく減らすような投資はせず、長期間、コツコツと積み立て、さまざまな金融資産に分散投資します。また、NISAやiDeCoといった税制優遇のある制度もきちんと活用しています。
とはいえ、投資にはリスクが付き物です。お金持ちの人は、自分が行う投資のリスクをきちんと把握しています。そして、生活に支障が出るほどのリスクは避けています。これができるのも知識を得る努力を惜しまず、常に投資について学ぶ機会を作っているからなのです。また、リスクに備えるための施策として、すべてのお金を投資に回すのではなく、目標に応じて貯蓄も両立させています。リスクを考えながらもバランスの取れた資産管理ができているので、いざというときお金に困ることはありません。
さらに、お金持ちの人は自分への投資も欠かしません。さまざまな本を読んだり、セミナーや勉強会に参加したりして、知識をブラッシュアップしています。自己投資するお金を惜しまず使うことによって、自分の価値を高めているのです。また、自分に必要な自己投資かどうかも見極めています。本当に自分のためになること、価値あることを厳選してお金を使っているので、達成感を得ることができ、学びが収入につながっていくのではないでしょうか。
自分にとって本当に必要なコト・モノを考えよう
お金持ちの人は人生に対し明確な目標があり、時間やお金の使い方がとても上手です。また、家計管理についても目標を持ってお金を増やすことができているので、普段からお金に困ることがありません。そのベースとなっていることは、自分にとって必要なモノ・コトの把握です。そのため生活の中には無駄がなく、自分らしい人生を楽しむ余裕があります。私たちも自分にとって本当に必要なコト・モノを考える習慣を忘れないようにしたいですね。
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前佛 朋子 ファイナンシャル・プランナー(CFP®)・1級ファイナンシャル・プランニング技能士
2006年よりライターとして活動。節約関連のメルマガ執筆を担当した際、お金の使い方を整える大切さに気付き、ファイナンシャル・プランナーとなる。マネー関連記事を執筆するかたわら、不安を安心に変えるサポートを行うため、家計見直し、お金の整理、ライフプラン、遠距離介護などの相談を受けている。
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