23/09/03
「金持ちから貧乏夫婦に転落」払ってはいけない5つのお金
「共働きだから生活には比較的余裕がある」と考えている夫婦も、お金の使い方を間違えるとあっという間に貧乏夫婦になってしまいます。今回は、よく考えずに払ってしまうと、金持ち夫婦から貧乏夫婦に転落しかねない5つのお金について説明します。ずっと金持ち夫婦でいたい人は、ぜひ参考にしてください。
貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」1:あまり使わないものの定期購入・サブスク
日常的なお金で注意したいのが、最近流行りの定期購入やサブスクです。化粧品やサプリなどは、定期購入で買うと1回あたりがお得になります。インターネットで購入する場合、気が付かないうちに定期購入を申し込んでいることも。「お得だし、まあいいか」とそのままにしていませんか?
音楽や雑誌など、いろいろなサービスのサブスクも同様です。サブスクは毎月かかる費用が少なくても、積み重なって結局は大きな金額になります。夫婦でこれをやっていると、無駄も大きくなってしまいます。定期購入やサブスクは、本当に必要なものだけに絞りましょう。
貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」2:たまにしか乗らない車の購入
家族でのレジャーや帰省には、車を使いたいことも多いでしょう。車を購入した場合、駐車場代、ガソリン代、自動車保険、自動車税、車検費用など維持費が発生します。ローンを組んで購入すれば、金利もかかってくるでしょう。
車を買うときには、乗る頻度とコストを考えて、本当に買った方が得なのかシミュレーションしてみることが大切です。今は乗りたいときだけ利用できるカーシェアリングもあります。たまにしか乗らないなら、カーシェアリングやレンタカーを活用しましょう。
貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」3:無計画なマイホーム購入
結婚したらどこかのタイミングで欲しくなるのがマイホームです。子どもが生まれ、周りのママ友・パパ友が家を購入し始めたので「うちもそろそろ」と考えることもあると思います。住宅を購入するなら、くれぐれも計画的に進めましょう。
共働きで何となく家計に余裕があると感じている人は、「このくらいなら払えるのでは?」と、身の丈以上の物件を購入してしまいがちです。「月々の返済額が大きくなっても大丈夫」と、頭金なしで買ってしまうようなことも。
住宅ローンは長期間返済が続きますが、その間にはライフスタイルが変化するかもしれません。子どもの教育費や老後資金など、他に考えておくべき支出もあります。マイホーム購入は、ライフプランを考えたうえで、事前にしっかりシミュレーションしてから実行しましょう。
貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」4:親族への際限のない援助
結婚してからも、実家の親や兄弟姉妹に、何らかの理由で金銭的な援助をしなければならないことはあるでしょう。どうしても必要な場合には仕方がありませんが、頼られるままに際限なく援助をしていると、自分の生活に支障が出てしまいます。
親族の場合、お金を貸したつもりでも、返してもらえないことは珍しくないでしょう。夫や妻に内緒で援助をしていた場合、バレたときにはお金だけでなく夫婦間の信頼もなくしてしまうかもしれません。
親族に援助するときは、自分だけで判断せず他の家族にも相談すること、お金を貸すときには借用書を作ることなどに気を付けておきましょう。
貧乏夫婦に転落する「払ってはいけないお金」5:高すぎる自己投資
キャリアアップや自分を高めるために、自己投資は大切です。ただし、自己投資にお金をかけ過ぎると、家族に影響が出てしまうので要注意です。
高額な講座やセミナーなどの中には、詐欺めいた商材もあります。途中で興味がなくなって、投資した分の元が取れないこともあるでしょう。お金を払えば必ず何かが得られるというものではありませんから、将来を見通した現実的なプランニングが必要です。
何に自己投資するかは、個人の価値観によるところもあり、夫婦でケンカになりやすいポイントでもあります。とはいえ、パートナーの意見も尊重し、お金を払うべきか冷静に判断することは必要です。
まとめ
夫婦には経済的な協力関係があります。結婚後のお金のことは、夫婦で一緒に考えなければならないテーマです。最初は金持ち夫婦だったけれど、どんどん貧乏夫婦になっていくことのないように。コミュニケーションを大事に、お互いが協力し合いながら豊かになっていきましょう。
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森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー
Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。
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