23/12/14
お金をかけずに楽しめる「老後の趣味」10選
「老後は何か趣味を見つけて、楽しく暮らしたい」という方は多いのではないでしょうか。趣味と言っても、体操やダンスなど体を動かすもの、1人で静かに楽しむもの、人と交流しながら楽しむものなど様々なものがあります。趣味を楽しむことは、認知機能を維持したり、高めたりするのに効果的ですから、自分に合ったものを選びたいものです。
そんなとき、お金をかけずに楽しめるものであれば、なお、良いですよね。
今回は、お金をかけずにできる老後の趣味10個と、お金をかけずに楽しむコツも紹介します。
老後の趣味1:ウォーキング
体を若々しく保つには、適度な運動が欠かせません。その際、体に無理がかからず、継続できるもの。日常生活の延長で行える運動であれば、お金もかかりません。
歩くことは有酸素運動になるため、心肺機能を高め、血流を良くする効果があります。高齢の方でも、体への負担が少なく、ムリなく続けられる運動です。スマホに無料の健康アプリを入れて持ち歩けば、歩数が自動記録できます。ウォーキング時間を決めておくと、毎日続ける習慣がつきます。
老後の趣味2:ストレッチ・ヨガ
ストレッチやヨガは、筋肉や関節の柔軟性を高める効果があります。筋肉が柔らかくなれば、血流が良くなり、体の隅々に栄養が行き渡ります。また、関節が柔軟であれば、ケガを予防することができます。
ストレッチやヨガは、YouTubeなどに「シニアヨガ」「高齢者ストレッチ」などのキーワードで検索すると、いろんな動画がヒットします。スポーツクラブにわざわざ通わなくても、おウチに居ながら、好きな時間に無料で運動できます。
老後の趣味3:図書館
日常生活が淡々としていると、刺激が少なくぼーっとすることが多くなってしまいます。
新しいことにチャレンジして、適度に頭を使うことで認知症を予防しましょう。
「現役時代は忙しく、あまり読書ができなかった…」かもしれません。しかし、高齢になると、時間はたっぷりあります。興味のあるジャンルを中心に、読書をたのしみましょう。その際、図書館を利用すれば、タダで多くの本を読むことができます。
もし、老眼で、細かい字を読むのが億劫という人であれば、NHKの「らじる文庫」がおススメです。アナウンサーによる短編小説の朗読を聴くことができます。
聴き逃し配信は、いつでも好きな時間に聴くことができます。聴くのは、読むとは別の味わいがあります。
老後の趣味4:語学学習
語学を習得したいという気持ちを抱えている方は少なくないかもしれません。せっかくなので、老後に学び直してみるのはいかがでしょう。まずは、できる範囲で毎日、語学に触れてみましょう。
おススメは、NHKの「語学講座アプリ」です。NHKのラジオ第2で放送中の語学講座を「まるごと」聴くことができます。英語だけでなく、中国語、ハングル、イタリア語、ドイツ語、スペイン語、フランス語、ロシア語なども学習することができます。語学学習は年齢に関係なく、継続すれば成果が得られます。日常生活のスパイスとして活用しましょう。
老後の趣味5:落語
落語家の話術に「すごいな!」と思ったことはありませんか。時間のあるときは、落語を大いに楽しみましょう。
落語は寄席や落語会に行かずとも「YouTube」で「落語」と検索すれば、おウチで楽しむことができます。いろんな落語家さんの「芝浜」「文七元結」「笠碁」「愛宕山」など、聞き比べがおススメです。もし、何度か聞いているうちに、ちょっと自分でもやってみたいなと思えば、ネットで「落語教室」「落語講座」などと検索してみましょう。プロの噺家が指導しているもの、アマチュアの噺家が教えるものなどが見つかります。準備するものも扇子と手ぬぐいだけです。
老後の趣味6:写経
日常生活の中の小さな出来事に感動するために、感性を磨いてみましょう。そうすれば、より充実した毎日を送れるようになるでしょう。
写経とは、仏教の経典を書き写すことで、誰でも行うことが出来る仏教の修行です。毎日続けることで、集中力を養い、心を穏やかに保つことができます。必要なものも、ペンと写経手本と写経用紙だけです。写経の用紙も無料でダウンロードできます。
老後の趣味7:ジグソーパズル
ジグソーパズルは、一枚の絵が、幾つかに分解した小片(ピース)にとなっており、組み立てることで絵を完成させるタイプのパズルです。認知機能、記憶力などを高める効果があると言われています。一般的なもので300~3000ピースあるので、個々のレベルに合わせて楽しみましょう。値段も1個当たり2000円以内とお手軽です。景色や動物、名画など、様々な種類があります。
難易度を上げたい場合は「純白地獄」「暗黒地獄」といった白・黒単色のパズルを選んでみるのもいいかもしれません。
老後の趣味8:手芸・編み物
ティッシュケースやバッグを作ったり、マフラーやセーターを編んだり。手芸や編み物で創ることの楽しさが実感できます。身近な人へのプレゼントとしても効果的です。
また、フリーマーケットに出したり、ネットの手作りサイトに載せたりすれば、お小遣い稼ぎができるかもしれません。
老後の趣味9:囲碁・将棋・麻雀
囲碁・将棋・麻雀は仲間と楽しい時間を過ごせる趣味です。同じ趣味を持つ仲間でお互い切磋琢磨して、上達すればイキイキした毎日が送れるでしょう。
初心者でも、まずは仲間に入りましょう。上手な人達の練習を見学したり、わからないことを質問したりしながら、交流を深めましょう。自治体のカルチャースクールであれば安く始められます。
老後の趣味10:保護猫ボランティア
猫が好きという方は、近くにある保護猫団体のボランティアに参加してはどうでしょう。地域猫のお世話、保護猫譲渡会のお手伝いを通して、多世代の猫好きの人たちと交流ができます。かつ、飼い主のいない猫たちを助けることもでき、やりがいを感じることができるでしょう。
老後の趣味は複数持とう
老後の趣味は、体を使うもの、頭を使うもの、感性を磨くもの、仲間と楽しむものなど、いろいろあります。自分に合ったものから始めてみるとよいでしょう。また、老後の趣味が複数あると生活に張りが生まれるのではないでしょうか。ネットの情報をうまく活用して、お金をかけずに楽しむことがポイントです。
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舟本美子 ファイナンシャルプランナー
「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー
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