23/01/18
貧乏人に共通する、お金持ちになれない思考ぐせ
世帯年収や家族構成、年齢が同じであるにもかかわらず、順調にお金が貯まっている人と、まったく貯まらないと嘆いている人がいます。
この違いは考え方にあるのかもしれません。今回は貧乏人に共通する思考をテーマに、お金が貯まらない人にありがちな考え方とその対策方法を紹介します。お金が貯まらないと感じている人、必見です。
貧乏人に共通する思考1:「臨時支出だからしょうがない」甘いものは別腹思考
支出に「臨時」という言葉を付けて、臨時支出だからしょうがない…と支出に言い訳をして、臨時支出という名の支出がかさんでしまっている人。これは、まさに「甘いものは別腹~」とお菓子をむさぼり、ダイエットに成功しない人と同じです。
お金は有限なのですから、臨時支出だからと言って使いまくっていては底を尽きてしまいます。とはいえ、日々生活していれば、友人の結婚式、家族の入通院など、イレギュラーなお金がかかるシーンは多くあるでしょう。そのような時に家計に打撃を与えずにやりくりする方法として、お勧めしたいのが、臨時支出用の口座を作ることです。
家計口座とは別に臨時支出の際に使う口座を作ることで、臨時支出を管理することができます。臨時支出用の口座の財源はボーナスの一部や月々の収入の一部をあてるとよいでしょう。臨時にかかる費用はその口座内でやりくりするように努めれば、臨時という名のもとに散財することもなくなり、家計が蝕まれることはないはずです。
貧乏人に共通する思考2:「あのスーパーの方が10円安い!」木を見て森を見ず思考
細かいお金の節約にはストイックなのに、大きなお金には無頓着なのもお金が貯まらない人の特徴です。たとえば、「あっちのスーパーの大根の方が10円安かった!」などと10円や100円単位の節約を頑張っているのに、毎月のネイルにはお金を惜しまないなどいう人があてはまります。
1円に笑う者は1円に泣くなどという言葉があるように、細かいお金を大切にする気持ちは大切ですが、10円・100円単位の節約でなく、月1万円のネイルをやめればそれだけで1万円の節約になります。大切なのは木を見つつも森も見ること。家計を大幅に見直す必要がある場合は、保険を解約する、車を手放す、思い切って郊外に引っ越すなど大きなお金を見直すことをお勧めします。
貧乏人に共通する思考3:「このご時世じゃ仕方ない~」流され思考
リーマンショックから徐々に景気が回復したと思った矢先の、コロナ禍。生活様式ががらりと変わり、世の中の景気が一気に落ち込みました。収入が減少したり、途絶えてしまったりした場合には、「このご時世じゃ仕方ない」と諦めたくなる気持ちは大いにわかりますが、諦めたらそこで試合終了です。こんな少額なら残しても意味がない、どうせ少ししかないから使っちゃえ!などという思考に陥りやすく、無駄遣いしてしまいがちです。
少額でも使わずに貯蓄に回せば数年経てばまとまったお金になります。毎月数千円から始められるつみたてNISAやiDeCoなどの金融商品もあるので、貯蓄計画を立て、実行することをお勧めします。諦めずに貯めようという気持ちが大切ですよ。
貧乏人に共通する思考4:「お金はある分すべて使いたい!」パブロフの犬思考
そこに山があるから…と山登りをするがのごとく、お金があるとあるだけ使ってしまうという人は高収入でも貧乏まっしぐらです。世の中には誘惑がいっぱいです。おいしそうなレストラン、美しい服飾品、楽しそうな行楽地など欲を出せばきりがありません。パブロフの犬思考の方は、毎月余ったお金を貯蓄に回そうとしてもお金が残らず貯蓄できないというパターンにはまりがちです。
そんな方にお勧めの方法は先取り貯金です。毎月の貯蓄額を決め、給料日に貯蓄額を先取りし、残った金額を自由に使えるお金とする方法です。ある分を思いのままに使うことができるので、残さなきゃいけないというストレスもなく、貯蓄ができます。
まとめ
貧乏な人の思考パターンをご紹介しましたが、自分と比較していかがでしたでしょうか。あてはまった思考があった方は、ぜひ、対処法を参考にしてみてください。自分の傾向と対策を知れば、今まで貯まらなかったお金もぐんぐん貯まっていくはず。ぜひ、2023年を貯蓄の年にしていきましょう!
【関連記事もチェック】
・「64歳で退職するとお得」は本当?失業給付は65歳退職といくら違うのか
・令和でも「昭和生まれの親」のお金の常識にとらわれる人の残念な末路
・「10月の給与が減った」と驚いたら必ず確認すべき給与明細の項目
・金持ち夫婦が貧乏夫婦に陥る、払ってはいけない5つのお金
・老後破綻の原因は「たった一つの悪習慣」 老後破綻を避けるには
城山ちょこ ライター
東京海上日動火災保険出身。慶応大学院SDM研究科修了。
2013年よりライターの道へ。執筆ジャンルは金融(保険)、働き方、子育て、結婚など女性のライフスタイル全般。2児の子育てと仕事の両立に日々奮闘中。丁寧でわかりやすい記事をモットーとしています!
この記事が気に入ったら
いいね!しよう