22/09/16
一瞬で「ケチ」認定される行動5選 節約とケチの境界線は?
節約は大切です。ムダづかいをなくして、貯蓄を増やすことは、経済的な安心・安定につながります。しかし、自分では節約のつもりでしたことがケチだと思われたら、経済的には安定しているにもかかわらず、気持ちが折れてしまいそうです。せっかく節約するなら、ケチだと思われない方法で頑張りましょう。
では、どんなことがケチだと思われてしまうのでしょうか。
ケチ認定される行動1:安いものが好き、タダはもっと好き
できるだけ安いものを選ぶのは節約の基本。同じものでも売っているお店によって値段が異なることは珍しいことではないので、インターネットなどで比較してから買う人も多いでしょう。
ただし、それは同じものの場合です。似たようなものでも、安いからといって品質が劣っていたり、お店の信頼性に疑問があったりするものを買うのは、決して得策ではありません。
それを、単に安いからという理由だけで買ってしまうのは、ケチと思われてしまうでしょう。
それから、タダ=無料のものに敏感すぎるのも、ケチだと思われてしまいます。
コーヒーショップのミルク、テイクアウト店のソースや割りばし、スーパーの無料の袋など、必要以上に持ち帰るのはケチな上にマナー違反。少しでも節約したい気持ちが出すぎると、ケチ認定されてしまいますね。
ケチ認定される行動2:プレゼントやご祝儀を安くすませる
親戚や友人とのおつきあいは、お金がかかることもしばしば。結婚、出産、入学、進学、卒業、還暦や喜寿のお祝いなどがあれば、プレゼントやご祝儀のやりとりは欠かせません。
そして、プレゼントやご祝儀からは贈る側の人柄や気持ちも伝わります。ぜひ、祝う気持ちがストレートに伝わるよう、あまりケチケチしないようにしましょう。
かといって高額すぎるのは、かえって失礼にあたる場合も。他の人がどのくらいの金額にしているかリサーチして、あまり極端にならないようにすることも必要です。
人とのつながりはお金では買えませんが、お金がきっかけで崩れてしまうこともあります。
ケチ認定される行動3:健康のための支出を避ける
健康のための支出は、いわば必要経費。健康診断や定期健診、バランスのとれた食生活などには、健康に対する意識だけではなくお金も必要です。
支出があっても、病気の予防になれば医療費がかかりませんし、仕事のパフォーマンスも維持できます。病気があっても早期発見できれば、医療費が安く済むことも多いし、職場の復帰もスムースでしょう。
ただ、健康にいいからといって、オーガニックの野菜やお肉などにこだわるあまり、食費が高すぎるのは避けたいところです。
オーガニックの食品を取り入れるなら、調味料がおススメです。塩、砂糖、油などの基本調味料は使う頻度も多いので、食費を膨らませすぎずに使うことができます。
ケチ認定される行動4:安くすませることが何より大事
ケチな行動は、金額だけを基準にしていることが原因になる場合が多くあります。
せっかくのお出かけでも、あまり「安く、安く」と考えていると楽しめないのではないでしょうか。ムダづかいは禁物ですが、お金は何のために使うのかが大切です。楽しい時間のためにお金を使うという発想も、時には必要でしょう。
また、安くすませるために手間がかかったり、時間がかかったりするのはかえって損をしていることにもなります。ほんの数百円の節約になるからと遠くのスーパーに買い出しに行って往復30分余計にかかったら、わりに合わないかもしれません。
お金と同じくらい時間も大切です。バランスをとるように心がけたいですね。
ケチ認定される行動5:他人の支出にケチをつける
金銭感覚は、個人の価値観そのもの。何にいくらかけるかはその人の自由です。
節約を常に意識していると、「なんでそんな高いものを買うの?」と思うこともあるかもしれませんが、口に出すのは禁物です。誰もが自分と同じ節約志向とは限りません。親切のつもりでも、相手の反感を買ってケチと言われるリスク大です。
まとめ
節約とケチは似て非なるもの。節約は、より豊かに暮らすためにムダづかいをはぶくもの。そんな目的意識をもった節約なら、ケチとは言われないでしょう。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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