connecting…

  • NISA
  • FIRE
  • Money&You TV
  • 確定拠出年金「iDeCo」「企業型」
  • マネラジ。
  • ふるさと納税
  • 届け出だけでお金がもらえる! 給付金制度を活用しよう
  • セミナーレポート
  • まとめ記事/チェックテスト
  • 歴女の投資ファイル
  • ズボラでも出来るシリーズ
  • 投資信託でプチリッチ!「投信ウーマン」
  • 投資女子への道
  • 恋株
  • ぽいきさんの幸せを呼び込むシリーズ
  • 大人女子を応援!家庭で出来る漢方の知恵
  • 読書ブロガー小野寺理香のブックレビュー
  • 駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記
  • “逆打ち”お遍路をご紹介

21/11/08

相続・税金・年金

10年以上前の国民年金保険料が未納と発覚! 将来の年金はどうなる?どうすればよい?

国民年金保険料には納付期限がありますが、期限を過ぎていても一定期間は払えるのをご存じでしょうか?今回は、国民年金保険料はいつまで払えるのか、未納にしてしまった場合には年金にどんな影響があるのかを説明します。

納付期限が過ぎた国民年金保険料はいつまで払える?

国民年金保険料は20歳から60歳までの40年間(480か月)、毎月払う義務があります。会社員の場合には、給与から天引きされる厚生年金保険料に国民年金保険料も含まれているため、払い忘れることはありません。一方、自営業、フリーランス、無職等の人は、自分で国民年金保険料を納付しなければならないため、払わずに放置してしまうこともあるでしょう。
月々の国民年金保険料には納付期限(納付対象月の末日)がありますが、期限から2年以内なら特にペナルティなしに納付できます。また、国民年金保険料の免除または納付猶予の承認を受けている場合には、本来の納付期限から10年後まで追納が可能です。

国民年金保険料を払ってない月があるとどうなる?

国民年金保険料を10年以上払っていない場合、もう追納することはできないため、未納が確定します。国民年金保険料未納の月がある場合、以下のような影響があります。

●老齢基礎年金が減る

65歳になったら国民年金から支給される老齢基礎年金は、480か月分の保険料を全額払うことで満額受給できます。未納の月があれば、その分年金額は少なくなる仕組みです。ちなみに、2021年度(令和3年度)の老齢基礎年金は満額で78万900円となっており、未納が1か月増えるごとに年額で約1626円年金が減ります。
なお、老齢基礎年金をもらうには少なくとも10年(120か月)は保険料を納付していなければなりません。免除・納付猶予の期間を含めても10年に満たない場合には、老齢基礎年金自体受け取れない可能性があります。

●障害年金がもらえないかも

病気やケガで障害を負ったとき、要件をみたせば受給できるのが障害年金です。障害年金を受給するには、加入期間の3分の2以上の保険料を納付しているか、直近1年以内に未納がない状態でなければなりません。保険料を払っていない月があれば、障害年金がもらえなくなる可能性もあります。

●遺族が遺族年金を受給できないかも

公的年金加入者が亡くなった場合、要件をみたす遺族に支給されるのが遺族年金です。遺族年金も障害年金同様、加入期間の3分の2以上の保険料納付か、直近1年以内の未納なしが受給要件になっています。保険料を払っていないと、もしものときに遺族に遺族年金が支給されない可能性もあります。

PayPay証券

年金で不利にならないために

国民年金保険料を未納にしてしまうと、さまざまなデメリットが生じます。まずは未納を防ぐようにし、未納を続けてしまった場合にも対策をとりましょう。

●払えないなら免除・納付猶予申請を

国民年金保険料の支払いが厳しいときには、免除・納付猶予の申請をしておきましょう。免除・納付猶予の承認を受けていれば、未納にはカウントされません。なお、免除・猶予の承認を受けた場合、そのままでは年金が少なくなってしまいます。上にも書いたとおり10年以内であれば追納できるので、できるだけ追納して年金を満額に近づけましょう。

●未納を続けてしまった場合には

国民年金に加入して保険料を払えるのは原則として60歳までです。ただし、60歳になっても納付済期間(※免除・猶予期間含む)が480か月に満たない場合、任意加入制度により65歳まで継続して加入できます。60歳以降も任意加入して保険料を払えば、未納期間を減らせるので、年金受給額も増えます。
65歳時点で10年の納付済期間がなく年金受給できない人は、特例により65歳以上も任意加入ができます。保険料をずっと払わずにいた人も、任意加入により年金受給できるチャンスがあることを知っておきましょう。

ねんきん定期便を確認しよう

「10年以上前の国民年金保険料が未納だった!」とそもそも気付くためには、自分の年金の加入状況を確認する必要があります。毎年届くねんきん定期便には過去1年間、35歳・45歳・59歳のねんきん定期便にはそれまでのすべての年金の加入状況が記載されています。また、「ねんきんネット」でもすべての加入状況を見ることができます。過去の加入状況をチェックし、未納期間がある場合はなるべく減らすことを考えましょう。

森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー

Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連するみんなのマネー相談(FP Cafe)

50歳から正社員とパート、どちらが得?

年金神奈川県 いいね 2
2015/12/06

主人は自営業で二人で国民年金を20年以上払ってきました。 
50歳になって私は正社員になり厚生年金に。主人は会社で厚生年金を始めました。
正社員といっても手取りで20万円程度で残業代もボーナ...

マネー相談の続きを見る

国民年金基金か確定拠出年金か

年金広島県 いいね 2
2016/10/31

▼プロフィール
年齢:夫 48歳、私 37歳
住居:賃貸マンション
職業:夫(彼) 正社員、私 アルバイト
貯金:夫(彼) 約4000万円、私 約2500万円
年収:夫(彼) 約150...

マネー相談の続きを見る

▼プロフィール
年齢:私 53歳、妻 37歳 娘 小学校6年生
住居:私 賃貸マンション暮らし
職業:私 契約社員、妻 アルバイト
貯金:私 約400万円、妻 約600万円
年収:私 ...

マネー相談の続きを見る

閉じる
FP Cafe® お金の相談をするなら、一生涯の「お金の相談パートナー」へ