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20/11/29

相続・税金・年金

年金手帳の色がオレンジの人はヤバい!? 年金の記録漏れが生じている可能性大

2007年に発覚した「消えた年金記録問題」。連日、大きく報道されていたので記憶に残っている人も多いのではないでしょうか?当時、約5,095万件もの年金記録が持ち主不明となっていました。それから10年経った2017年3月時点でもなお約1,951万件の年金記録が持ち主不明のまま残っていました。現時点でも多数の持ち主不明の年金記録があるようです。特に危ういのはオレンジの年金手帳の人です。あなたの年金記録は大丈夫ですか?

どうして年金記録の漏れが生じたのか?

非常に多くの年金記録が持ち主不明のまま残っています。国民年金や厚生年金などの保険料をちゃんと納めてきたのにもかかわらず、その記録が反映されず記録漏れの状態になっている人がいるのです。では、どうして年金記録の漏れが生じてしまったのでしょうか?

その理由は、1997年1月に実施された「基礎年金番号」の導入です。
1996年12月までの公的年金制度では、国民年金の加入者、厚生年金の加入者、共済組合の加入者はそれぞれ異なる番号を持っていました。そのため、国民年金加入者が就職して厚生年金に加入すると、2種類、あるいはそれ以上の番号を持つようになっていたのです。このように1人で複数の番号を持つようになり、行政の手続き等が煩雑になってしまったため、1997年1月からすべての国民は1つの「基礎年金番号」にまとめて管理するようになったのです。

このとき、これまでの番号と基礎年金番号が統合されました。統合前の年金記録は手書きで管理されていたのですが、統合の時点からはオンライン化されたのです。これが年金記録漏れの根源といえるかもしれません。さまざまな事情からうまく統合ができず、結果として約5,095万件もの年金記録が持ち主不明となり、多くの人に年金記録の漏れが生じてしまいました。

実は、1997年1月に基礎年金番号が導入されたあとに公的年金制度に加入した人は青い年金手帳を持っています。しかし、1996年12月までに公的年金制度に加入した人の年金手帳の色はオレンジです。つまり、年金記録の漏れが生じている人の多くは、オレンジの年金手帳である可能性がかなり高いのです。もし、あなたの年金手帳の色がオレンジなら、一度確認したほうがよいかもしれません。

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記録漏れが起こった原因

年金記録の漏れが起こった原因として、次のようなことが考えられます。

・転職が多い
・結婚などで名字が変わったことがある
・いろいろな名前の読み方がある
・試用期間中に退職したことがある
・勤めていた会社が社名変更、合併、倒産した
・大学や専門学校の学生だった頃、国民年金に加入していた
・扶養家族だったのに自分で国民年金に加入していた時期がある
・基礎年金番号に統合された1997年1月以前に会社を退職して、その後再就職していない
・サラリーマンの妻(国民年金が第3号被保険者の人)である

特に記録漏れが多いのが、何度も転職したことがある、名字が変わったことがある、名前の読み方がいくつもあるといった事例です。また、サラリーマンの妻(第3号被保険者)の場合、夫が退職したり転職したりして厚生年金の加入者でなくなったときは、妻も第1号被保険者への手続きが必要です。しかし、この手続きを忘れていると、年金記録が途切れてしまいます。

また、これは筆者の経験ですが、夫が転勤先へ先に赴任し、筆者は数ヶ月遅れて転勤先へ転居しました。その際、夫の勤務先で第3号被保険者の住所変更手続きがされなかったことが原因で、筆者の独身時代の年金記録が一時行方不明になったのです。こうした手続き忘れでも年金記録が漏れてしまうことを覚えておいていただきたいです。

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自分の年金記録をチェックするときのポイント

もし年金記録の漏れがあったら、将来受け取れる老齢年金が本来もらえる分よりも少なくなってしまいます。
通常、20歳から60歳まで40年間、国民年金に加入していると、次の額を老齢基礎年金として受け取れます。

●老齢基礎年金の計算(2020年4月以降の場合)

781,700×保険料納付済期間480月(40年×12月)/480月=781,700円

40年間国民年金に加入(免除期間なし)の場合、老齢基礎年金として毎年781,700円を受給できるということです。

仮に5年間、年金記録が漏れていたとしましょう。この5年分が差し引かれた老齢基礎年金は以下の額となります。(保険料納付済期間を35年で計算)
781,700×保険料納付済期間420月(35年×12月)/480月=683,988円

計算の結果、年金記録が5年分漏れていた場合、老齢基礎年金が97,712円減ってしまうということです。この差額は大きいですよね。

では、自分の年金記録に漏れがあるかどうかを確かめるには、どうすればいいのでしょうか?そんなときは、日本年金機構の「ねんきんネット」で確認しましょう。

ねんきんネットを利用するには、まず利用登録をします。その際、年金手帳に書いてある基礎年金番号とメールアドレスが必要です。誕生月に日本年金機構から郵送されてくる「ねんきん定期便」のハガキがある人は、そこに書かれているアクセスキーも用意しましょう。
そして上記のURLからねんきんネットに新規登録し、「ユーザID」を取得します。
こうして取得したユーザIDと登録時に設定したパスワードで、ねんきんネットにログインすることができます。

ねんきんネットにログインしたら、「年金記録を確認する」⇒「詳細の年金記録を確認する」⇒「月別の年金記録を確認する」とクリックして進むと、月々の年金記録が確認できます。国民年金に加入していた月は「国年」、厚生年金に加入していた月は「厚年」と記載してあります。ここに「未加」と記載されている月があったら、その部分の年金記録が漏れているかもしれないということ。その場合は、最寄りの年金事務所で相談してください。

年金記録の「未加」を確認する方法は、年金手帳の色がオレンジの人も青の人も共通して活用できるものです。今まで一度も年金記録の確認をしたことがない方は、ねんきんネットに登録して自分の年金記録をチェックしましょう。また、現在では政府が運営するオンラインサービス「マイナポータル」がねんきんネットとつながっています。マイナンバーカードがあれば、マイナポータルからもねんきんネットへログインできるようになっているので、利用してみてはいかがでしょうか。

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まとめ

年金記録の漏れがあったら、きっちり保険料を納め続けてきたのに、将来受け取れる老齢年金が減ってしまうのです。そのようなことにならないように、自分の年金記録をいま一度確認されることをおすすめします。

前佛 朋子 ファイナンシャル・プランナー(CFP®)

2006年よりライターとして活動。節約関連のメルマガ執筆を担当した際、お金の使い方を整える大切さに気付き、ファイナンシャル・プランナーとなる。マネー関連記事を執筆するかたわら、不安を安心に変えるサポートを行うため、家計見直し、お金の整理、ライフプラン、遠距離介護などの相談を受けている。

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