16/09/06
利益を最大限に受け取れるNISAを活用しよう! オススメの証券会社は〇〇
多くの人が資産運用を行うときに、「一体いくら儲かるのか」といった「リターン(収益)」を気にすることでしょう。
もちろん、リターンを気にすることは大切なのですが、実は、資産運用で最も大切なことは「出口」の部分です。
利益が出ている状況において売却する際に、いかに「お得に」利益を手にすることができるかを考えることが大切なんです。
「税金」という損失を甘く見てはいけない
出口を考える上で大切なのが「税金」への対応です。
だって、税金はあなたが頑張って稼いだ利益を確実に減らす、いわば、損失なのです。可能な限りこの損失を減らし、着実にリターンを積み重ねるには、税制的に有利な制度、商品を活用することが必須です。
資産運用から得られた利益に対して、20.315%の税金(所得税+住民税+復興特別税)がかかります。
例えば、銀行の定期預金にお金を預けると利息がつきますが、その利息から20.315%の税金が差し引かれます。また、株式や投資信託を買い利益が出た場合や配当金が出た場合にも20.315%の利益の税金が差し引かれます。
せっかく株式や投資信託で100万円儲かったとしても、そこから20万3150円の税金が差し引かれるということは、実際手にする利益は80万円程度になってしまうということです。つまり、可能な限り、税金のかからない方法で資産形成することがとても重要です。
投資するならぜひ活用したい「NISA」
税金のかからない方法で投資をするときにぜひ活用したいのが「NISA」。 NISAは、2014年1月から2023年までの10年間行なわれる、個人投資家向けの税制優遇制度です。「少額投資非課税制度」と呼ばれます。
具体的にはNISA口座を開設し、そこで購入した株式や投資信託の年間購入代金が120万円までなら、投資元本にかかるその配当や分配金、売却益は5年間非課税になります。
この制度を利用するには、通常の証券口座開設後に、NISA専用の口座を開設する必要があり、20歳以上の日本の居住者であれば誰でも開設することができます。
NISA口座開設は「SBI証券」が断然オススメ!
NISA口座は1年間で1つの金融機関にしか開設することができません。
1年ごとに口座変更は可能ですが、手間と時間がかかります。そこで、最初からきちんと金融機関を選びたいもの。
NISA口座を選ぶポイントは「取扱商品」「売買手数料(コスト)」「各種キャンペーンやサービス」の3つです。
まず、取扱商品ですが、NISA口座で購入できるのは、国内外の株式と投資信託です。J-REIT(不動産投資信託)、ETF(上場投資信託)なども含まれます。そもそも銀行では、株式は購入できないので、銀行よりも取扱商品数が多い証券会社で口座を開くとよいでしょう。証券会社の中でも取扱商品や商品数などに差があります。
次に売買手数料ですが、店舗型とネット型では、ネット型の方は人件費が低く抑えられることもあって圧倒的にコストは安いです。投資で利益を出すコツは、いかにコストを抑えられるかです。ネット証券の中には、売買手数料無料というところも多数あります。
取扱商品、コストともに同程度で迷ってしまうということになったら、NISA口座を開設すると、キャッシュバックがあったり、プレゼントがもらえたりといったお得なキャンペーンがあるか、住民票取得代行サービスがあるか、投資信託の積立サービスがあるかなど、キャンペーン情報やサービスを確認しましょう。
以上のポイントを考えると、ネット証券最大手のSBI証券がどのポイントも高評価。どこで開いたらよくわからないという方は、SBI証券で口座を開設しておくとよいでしょう!
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頼藤 太希 マネーコンサルタント
(株)Money&You代表取締役。中央大学商学部客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に現会社を創業し現職へ。ニュースメディア「Mocha(モカ)」、YouTube「Money&YouTV」、Podcast「マネラジ。」、Voicy「1日5分でお金持ちラジオ」、書籍、講演などを通じて鮮度の高いお金の情報を日々発信している。『はじめての新NISA&iDeCo』(成美堂出版)、『定年後ずっと困らないお金の話』(大和書房)、『マンガと図解 はじめての資産運用』(宝島社)、など書籍100冊、累計170万部超。日本証券アナリスト協会検定会員。宅地建物取引士。ファイナンシャルプランナー(AFP)。日本アクチュアリー会研究会員。X(旧Twitter)→@yorifujitaiki
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