17/03/10
シングル女性が不動産購入をした方がよい2つの理由
30代独身女性がマンションを購入すると、上司や同僚(特に男性)から「アイツ、終わったな」なんて言われたりします。結婚は諦めてキャリアに生きることを決意した証拠と、周囲が勝手に決めつけるわけです。
実際、「女一人で生きていく!」と購入を決意した人もいるかもしれませんが、真剣に資産運用を考えて購入する人も少なくありません。むしろ独身女性だからこそ、固定資産を早い時期に確保しておくことが『幸せへの近道』になることもあります。
浪費癖を抑えることができ、生活が安定する
IT系ベンチャーに就職して6年、その営業手腕を買われ、異例の部長昇進を果たしたA子(31)。収入も1.5倍に増え、当然貯蓄も増えたので、大好きなブランド品を次々と大人買い。連休が取れれば海外弾丸ツアーへ。しかし気がつけばクレジットカードの支払いが3ケタに…。「手元に何も残らない。さすがにこれじゃマズい!」。そこで、永く形に残せて資産価値の高い「不動産」にお鞍替え。
A子は駅から離れているものの、桜の名所として人気のある川沿いの中古1LDKを5000万円で購入。融資は勤務先と取引のあった金融機関に依頼したので審査はスムーズに承認。「月々決まった金額を支払うことが心のブレーキになり、浪費が少なりました」。
独身時代の購入は居住用住宅ローンで将来の「投資物件」が使えること
倹約家ゆえに物欲も恋愛欲もなく、家賃を払うのもムダ!とマンションを購入しちゃった出版社校正スタッフのB美(35)。購入したのは郊外の2000万円台3LDK。同僚は「一人暮らしには広すぎるのでは?」と笑ったが、これまで住んでいた都心1Rと比べたらすこぶる快適だし、月々のローンも6万円台でかなりの節約。通勤はきついが環境は豊か。
周辺をお散歩するなど、閉じこもりがちだった休日の楽しみ方が変わった。心にゆとりができたのか、仕事でのイライラが少なくなって職場の人間関係も良好に。沿線に住む男性部下(27)と一緒に通勤するようになり、想定外のゴールイン!
彼が新居を購入し、B美のマンションは賃貸することに。「結婚して仕事は辞めましたが、家賃収入があるので生活は充実しています」とB美。
独身時代の購入メリットは住宅ローンで将来の「投資物件」が使えることです。
自分で住む(実需)住まいは、金利の低い住宅ローンが利用できます。また近年はマイホーム購入後の各種税控除も手厚いです。
まとめ
まずは一人で暮らし、将来、結婚や出産などで家族が増えて新たな住まいに移るときは、今までの住まいは賃貸して資産運用することもできます。
すなわち独身時代は、低金利・低税率で将来の投資物件を買うことができるチャンスなのです。シングル女性のみなさんには、ぜひ行動していただき、人生がハッピーになることを応援しています。
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入江 敦子 ブリングエステート代表
住宅情報誌「suumo」の元レポーター。取材で訪れた不動産物件は数知れず。得意分野は区分所有不動産(マンション)。長年の執筆活動で培った知識を活かし、2014年よりブリングエステートを設立し、不動産業者として独立。ライターとしても活躍中。一児の母。7歳から始める不動産投資企画「子ども大家さん」を立ち上げ、母娘で物件模索中。宅地建物取引士、2級FP技能士。
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