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16/06/20

不動産

不動産投資の始め時は? 絶好のタイミングは誰にでも訪れる

投資に向いている人とそうでない人ってあるのでしょうか。筆者が考えるに、誰しも人生の中で投資に向きあう絶好のタイミングが訪れるのではないかと考えてます。たとえば、勤め先で管理職になった時、独立して事業が軌道に乗った時、マイホームのローンがひと段落した時、すなわち何かに翻弄されず、落ち着いて物事が考えられるようになったときが絶好のタイミングでしょう。

今回は、そんな絶好のタイミングで不動産投資を始めた人たちのエピソードをご紹介します。

起業して3年後、500万円台の都内ワンルーム投資にチャレンジ

前職の勤務先からウェブデザインの仕事を下請けするかたちで独立したA子さん。起業して3年が経ち、受注量が安定してきたことをきっかけに「何か財テクしなくちゃ」と考え始めたとのことです。そんなとき、A子さんは某サイトで「500万円台で買えるワンルームがある」という記事を読み、不動産投資に興味を持ちました。

都内で、しかも500万円台で良い物件を探すこと、さらにA子さんの貯蓄が数百万円程ということなど不安は山積み。しかし、「古くても、小さな物件でもいい。ワンルーム投資にチャレンジしてみたい」というA子さんの意思は変わりません。
予算制限がありながらも、東京都下で駅から徒歩20分圏内に立地するオーナーチェンジ(賃貸中)物件が見つかりました。支払いは全額ローンで、自営業者にやさしいノンバンク系の金融機関を利用することに。投資用融資なので金利は4%とかなりキツいのですが、月々の支払い金額と家賃収入がほぼ同額のため、ローン支払いが終わる6年目以降から黒字に転じます。

自宅マンションのローンを完済後、都内で割安・駅近の3LDKを購入

会社員B子さんは自宅マンションのローンを完済したばかり。融資担当者から「次回は投資物件をご購入なさってはいかがですか」と声を掛けられたとのこと。すでに旦那様がワンルーム投資のプレーヤーだったこともあり、「ちょっとやってみようかな」と、物件探しを始めました。

希望は都内近郊の中古マンション。広めのファミリータイプであれば、中古でも新築ワンルームより高い家賃が見込めます。その矢先、都内で割安・駅近の3LDKを見つけ、購入することに。
空室期間が長かったため室内の痛みがひどく、改修工事にかなりお金がかかるとのこと。そこで思いついたのが「リフォームOK、原状回復(=退去時、借りる前の状態に戻す)義務なし」という賃貸条件。構造的に許される範囲内で、インテリアや間取りを入居者が自由にデザインし、工事を行って良いという、うたい文句で募集を始めました。
すると、自宅兼SOHOにしたいという建築家や、アトリエに改装したいというグラフィックデザイナー、民泊事業を展開したいという経営者の方などからお申し込みが入ってきました。どんなお部屋になるのか楽しみです。

業統括部長に就任した後、学生が集まる地域に「木造アパート一棟」購入

会社員C子さんが1棟アパート投資を始めたのは、勤務先で営業統括部長に就任したときから。勤務時間はフレックス、安心して業務を任せられる部下も多数いるので、スケジュールの自由度が高まりました。アポのない時間帯に購入見込み物件の現地調査に行き、まずは郊外の木造アパート一棟を購入。4年制大学が点在するエリアにあり、1年次に入居した学生のほとんどが4年間住み続けてくれる「空室知らず」のアパートです。

1棟目の成功を糧に、次も学生街を物色します。目を付けたのは美大近くのアパート。間取りはワンルームとしては広めの32㎡。美大生グループが共同アトリエとして借りてくれています。賃貸借契約上、入居する学生すべての親を連帯保証人に据えています。学年はまちまち。前のオーナーの代から、一人が卒業すると後輩が新たに紹介されるルールになっているので募集の手間が省けます。

入居者が入れ替わるときには室内のダメージチェックを行います。床や壁は学生たちが自主的に段ボールや新聞紙などで養生してくれていましたが、筆洗いバケツから漏れた水の染みで一部のフローリングがフニャっとなっていました。こういう場合は、一旦修繕清算をします。


「会社員の方が投資向き」とよく聞きますが、それは、安定収入のあるサラリーマンの方が金融機関の属性評価が高く、融資を受けられやすいからです。自営業者であるA子さんの融資は少額であっても審査が通るまで何社、何行も断られました。ここでは会社の部長であるC子さんが最も投資するタイミングがよく、融資が通りやすい属性と言えます。

またA子さん、B子さんは結婚しているのですが、旦那様の負担になることなく自主的に、かつ自立して不動産投資を行っている方々です。家族が協力し合いながら資産を増やしていくことは、次の代を担う子供たちにとっても大切なことです。マイナス金利の時代、現状に甘んじず、さまざまな情報を収集しながら今ある資産をより有益に運用されることをおすすめします。


入江 敦子 ブリングエステート代表

住宅情報誌「suumo」の元レポーター。取材で訪れた不動産物件は数知れず。得意分野は区分所有不動産(マンション)。長年の執筆活動で培った知識を活かし、2014年よりブリングエステートを設立し、不動産業者として独立。ライターとしても活躍中。一児の母。7歳から始める不動産投資企画「子ども大家さん」を立ち上げ、母娘で物件模索中。宅地建物取引士、2級FP技能士。

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