19/11/30
痛いオバさんがハマる無駄な5つの節約
毎日の買い物は無駄なく、上手にしたいですよね。ところが、節約のなかには、実は意味がないものや、かえって逆効果なものもあります。それに気づいてやめることができたあなたは大丈夫ですが、「痛いオバさん」はついつい無駄な節約をしてしまう可能性も…。
そんな痛いオバさんの無駄な節約を5つ、ご紹介します。
痛いオバさんの無駄な節約:①キャッシュレス還元で使いすぎ
2019年10月、消費税が8%から10%にアップし、キャッシュレス決済によるポイント還元や割引が始まりました。スマホ決済アプリや電子マネー、クレジットカード等でおトクに買い物できるとあって、キャッシュレスで手軽に買い物をする方が増えているようです。
確かに便利なのですが、そこにワナも潜んでいます。
キャッシュレス決済は、現金支払いよりも負担感が軽い傾向があるといわれています。ですから、ついついお財布の紐が緩んでお買い物が多くなってしまう危険が…。痛いオバさんは、ポイント還元でお得だからといって不要なものまで買ってしまう可能性があるのです。
ポイント還元等の制度はあくまでもおまけとしてとらえるべきでしょう。購入するときには、本当に必要なものなのかを考えないと、もらえるポイント以上にお金を支払って、無駄な買い物をしてしまった…なんてことになるかもしれませんので、ご注意ください。
痛いオバさんの無駄な節約:②送料を無料にするために追加購入
スマホやパソコンで気軽に欲しいものが買えるネットショッピング。ですが、送料って気になりますよね。最近は日々の食材もネットで購入する方も多いかと思います。
例えば、5000円以上の購入で500円の送料が無料になるネットショッピングを利用するとき、欲しいものの合計金額が4200円だったとします。そこで、500円の送料を無駄と感じて、送料を払うくらいならあと800円分何か買っちゃったほうがマシだと考える方もいらっしゃるでしょう。
追加購入するものが本当に必要なものならいいのですが、痛いオバさんは送料を無料にするために特に欲しくもないものまでカートに入れてしまうことも…。結局ムダな買い物をするはめになるのです。
送料をなくすために、結局不要なものまで買うようでは本末転倒。買う前に、本当に必要なものか見極める意識をもちましょう。
痛いオバさんの無駄な節約:③大容量の食料品のまとめ買い
店舗によっては、大容量の食品類が豪快に陳列されていることもあります。見ているだけで、ワクワクした気持ちになりますよね。単価も安くてお買い得ということで、ついついカゴに入れてしまう方もいるでしょう。
しかし、痛いオバさんは安さにつられて、見境なく手にとってしまいます。そして、使い切ることができずに、結局廃棄してしまうのです。
いくら単価が安くても、使い切れずに賞味期限が切れて、結局捨ててしまうような買い物は節約にはつながりません。目先のお得感に惑わされず、適した量を購入するように心がけましょう。
痛いオバさんの無駄な節約:④安くて手軽なファストファッション
低価格でおしゃれが楽しめるファストファッションは、今ではなくてはならない存在といえますね。筆者もお世話になっている一人で、何気なくのぞいたお店で1000円・2000円といった値段で気になる服を見つけると、即決で買ってしまうことがあります。
でも、これは筆者の経験からも注意が必要と実感しています。
というのも、結局数回着ただけで生地が弱ってしまい、長く使えないことが多いのです。すると、短期間で新たなものを購入しなければならなくなってしまいます。
つまり、お得で節約できると思った買い物が、「安物買いの銭失い」的な無駄な買い物になってしまう可能性があるのです。
ファストファッションもしっかり見極めて。長く使いたいものはきちんとしたものを買う方が、結果として安く済むことになるでしょう。
痛いオバさんの無駄な節約:⑤うまく使えないポイントカードの大量保有
痛いオバさんのお財布は、ポイントカードでパンパンに膨れ上がっていることがあります。確かに、ポイントを貯めてうまく使えたらお得でしょうが、そんな状態では、有効に使えているか謎です。
一度行ったお店でせっかくだからとポイントカードを作っても、その後、あまり利用しなくなることはよくあるでしょう。そうしたポイントカードがお財布の中に貯まっていけば、本当に有効活用できるポイントカードが埋もれて使えない、なんてことにもなりかねません。
利用頻度の高いポイントカードを絞り込んで、パンパンになっているお財布を整理してみましょう。よく使うものだけにすれば、お財布もすっきりしますし、結果として得になるはずです。
まとめ
痛いオバさんは、節約のためにお金を使ったり、無理やり安く上げようとしたりして、結果として損をしてしまう傾向があります。そこで無駄をしてしまっていては、本当の節約はかないません。痛いオバさんにならないようにするために、本当に節約になっているか、無駄な節約になっていないか、よく考えるようにしましょう。
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小林 裕子 ひろファイナンシャルプランニング代表 CFP ・1級FP技能士
2008年FP相談業務開始。2014年事務所運営スタイルを金融機関等からの紹介手数料を一切得ず、報酬は顧客からの相談料のみとするフィーオンリーへ移行。「ファイナンシャルプランニングは100人100様」をモットーにライフプランの実行支援を行っている。
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