18/04/19
気がついたら年に数万円も損!?お金がない原因「ほったらかし」3つ
お金を増やすために頑張っているはずなのになぜかお金がない。原因はほったらかしの「あのこと」かもしれません。
気がついたら1年間に数万円も損していることもある要チェック項目を紹介します。
昔に加入した「クレジットカードの年会費」
店頭で「今日入会したら商品券1000円分プレゼント」などキャンペーンにつられて、お得!とその都度クレジットカードを作っていませんか?
初年度年会費無料としていることが多いので負担がないからとカードを作り、ほとんど使わず次年度手数料の請求明細が届いてしまった…という経験をした人は多いものです。年会費が1500円だとしても、枚数が重なると大きな金額です。
*ポイント*
・クレジットカードはよく使う3枚程度までに厳選する
・特典目的で作ったらすぐに解約する
料金の見直しをせずほったらかし「携帯電話代のプラン・契約会社」
面倒だからとほったらかしにしがちなのが携帯電話をはじめとする通信費です。
スマホで1万円、タブレットで3000円、家のインターネットプロバイダーで3500円の場合、毎月1万6500円かかっていることになります。
格安スマホに変更して3000円にできたら毎月7000円の節約になり1年では8万4000円も節約になります。10年で84万円と考えると大きいですね。
温泉ではないですが、通信費はまさに「かけ流し」。身になるものではありません。ひと昔前のように電話番号が変わることもなく、やりとりがLINEなどのアプリが中心になってきているのでメールアドレス変更連絡を一括でしなくては…という手間も少なくなってきています。プラン・契約会社など定期的に見直していきましょう。
*ポイント*
・通信費は定期的に見直す。(2年契約しばりの解約金もすぐ元が取れるケースも)
・機種変更で実質ゼロプランにすると支払い途中に解約するとその機種代の支払いが続くので、注意が必要
若い時や独身時代から入っている「生命保険料」
年齢が若い時に入ったから安いし見直しはしなくていい、よくわからないけどとりあえず入っているから安心とほったらかしにしがちなのが生命保険です。
一つ一つの保険料が数百円と安いのでなんとなくかけている勤務先の団体保険や特約も要チェック。
マネー相談でその保障内容を説明すると必要がなかったケースもあります。1か月600円の特約でも年間7200円、10年で7万2000円になります。特に注目したいのが「傷害特約」・「災害特約」。ケガで死亡したら上乗せして支払いますというオプションですが死亡原因が何であれ残された家族に必要な額は変わらないはずです。
必要性をしっかり確認しましょう。
*ポイント*
・保険は何のために入るのか目的を再確認したうえで内容を確認する
・予定利率がよい積立系もあるので見極めは慎重に
まとめ
お得だからと作ったクレジットカードで不要な年会費を支払ったり、面倒だからと通信費・保険料ほったらかしたりしていると負担が大きくなっているものです。
他に毎月決まって支出する固定費(電気代・家賃など)も確認してみましょう。
見直して負担が少なくなった分は定期預金や積立投資信託など「貯める」ことにシフトすることもお忘れなく。
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稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ
大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー
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