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20/12/03

家計・ライフ

みんなの70歳時点の預貯金の目標はいくら? 預貯金額の実態との差はどれくらいか

みなさんは、70歳になるまでにどのくらいお金を貯めたいと思っていますか?
アンケートを確認すると、70歳時点での目標となる預貯金額と実際の預貯金額には大きなギャップがありました。内容を詳しく紹介しながら、目標金額を貯めるための考え方・行動について紹介します。

70歳になったときの預貯金の目標と実態とのギャップ

株式会社大和ネクスト銀行は、貯蓄と投資に関する意識と実際を探るため、2020年9月に「貯蓄と投資に関する調査2020」というアンケートを全国の20~69歳の男女1000人に対して行いました。

同調査の「70歳になったときに到達していたい預貯金(外貨預金、タンス預金含む)の目標額」(目標額がある人)は、平均で2,034万円でした。

●70歳になったときに到達していたい預貯金(外貨預金、タンス預金含む)の目標額

「貯蓄と投資に関する調査2020」 貯蓄の状況より

年代別にみてみると、20代が2,245万円、40代が2,224万円となっており、老後はまだまだ先という世代が、老後資金について意識していることがわかります。実際のところ、100歳近くまで長生きする昨今ですから、70歳時点で2,000万円ぐらいは預貯金で持っておきたいというのは納得できます。

では、実際にどのくらいの人が2,000万円以上の預貯金を持っているのでしょうか。

●2,000万円以上の預貯金を持っている割合

「貯蓄と投資に関する調査2020」 貯蓄の状況より筆者作成

「2,000万円以上」の預貯金を持っている人はわずか6.5%。それどころか、預貯金額が500万円未満の方が70%以上を占めています。「0円」という人も13.7%います。
現在の年齢にもよりますが、大半の人はお金を貯められていない現状がわかります。

「500万円以上の預貯金を持っている」と答えた27.2%の人を年代・性別で分けると、次のようになります。

●預貯金が「500万円以上」の人数

「貯蓄と投資に関する調査2020」 貯蓄の状況より筆者作成

500万円以上の預貯金を持っている人数が多いのは、男性・女性どちらも60代でした。年齢的にも70歳が近いこともあり、意識的に老後資金を準備していると考えられます。
アンケートの対象となる100人の60代男性の中で、預貯金500万円以上を持っている人は43人でした。また、同じく60代女性では、100人中55人が500万円以上の預貯金を持っていました。

70歳をむかえるころに、約2,000万円の預貯金を持つのは理想です。しかし、現実は60代になっても500万円以下の預貯金という人もいます。70歳以上になれば、年金を受け取ってはいますが、余裕を持った生活を送るためにも蓄えが欲しいところです。老後に向け若いうちから、計画的にお金を準備していく必要があります。

投資をしながら資産形成

70歳に向け2000万円の預貯金を持つためには、少しずつ貯蓄をすること以外に投資をすることも有効です。投資とは、預貯金以外の金融資産 (株式、債券、投資信託、積立型生命保険、個人年金など) のことです。実際、どのくらいの人が投資を行っているのでしょうか。

●預貯金以外の金融資産の割合

「貯蓄と投資に関する調査2020」 投資の状況より筆者作成

預貯金以外の金融資産が「0円」の人は47.9%。いまのところ、半数近くの人はまだ投資をしていません。とはいえ、実際に投資を行っている52.1%の人を見てみると、約3割の15.4%が「500万円以上」の金融資産をもっています。資産を増やすためには、貯蓄と合わせて投資を取り入れることで資産を増やすことができそうです。

目標達成を目指して「支出カット」に取り組もう

70歳時点で2,000万円の預貯金を持つためには、日ごろからどのように考え、具体的に何をしたら良いでしょうか。いろいろな方法がありますが、まずは「支出カット」に取り組むことをおススメします。なぜなら、支出カットは初期投資などを必要としないからです。

例えば、毎月支払っている固定費(通信費・保険料・電気料金など)の契約を見直すだけで大きく支出をカットできる場合があります。固定費の見直しは、一度見直すと効果がずっと続くため、効果の高い削減方法です。

また、固定費の削減をきっかけに、日々のお金の使い方に注意を向けていけば、習慣的な無駄遣いに気が付くこともあるでしょう。老後は、年金をベースに限られた予算で生活することになります。早いうちから、ムダをなくすための意識的なお金の使い方を習慣化しましょう。

実際、アンケートでも、預貯金を増やすために頑張っていることが「支出を減らすこと」か「収入を増やすこと」を聞いています。「支出を減らす」(73.6%)が「収入を増やす」(26.4%)より多くなっています。

そのほか、アンケートの中で「貯蓄上手な人」が行っているマネー習慣で「貯蓄下手な人」と大きな違い(5ポイント以上)があったものを紹介します。

●貯蓄上手な人のマネー習慣

・お札は向きを揃えて財布に入れる
・財布にいくら入っているか常に把握しておく
・臨時収入は使わず貯蓄に回すようにしている
・財布に余計なものを入れない
・収支管理を毎月行っている
・メリハリをつけたお金の使い方をする

貯蓄上手な人のマネー習慣は、お金を大事に扱い、使うことよりも貯めることに意識が向いています。こうした日々の心がけをベースに支出カットに取り組み、実際に支出カットできたお金を貯蓄や投資に回すようにすれば、目標額2,000万円の預貯金を達成できるでしょう。

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まとめ

70歳で目標の2,034万円の預貯金を持つために、日ごろから使うよりも貯めるに意識を向けましょう。まずは、支出カットのため、固定費の見直しをおススメします。合わせて、貯蓄上手な人のマネー習慣も取り入れると良いでしょう。

舟本美子 ファイナンシャルプランナー

「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー

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