20/05/19
コレでマスク代が月5000円節約できる! 浮いたマスク代のおすすめ投資先5選
厚生労働省が5月4日に示した「新しい生活様式」では、新型コロナウイルスの感染防止策として、「外出時、屋内にいるときや会話をするときは、症状がなくてもマスクを着用」を基本としました。以前は、風邪をひいた時や花粉症の季節に数週間使用するのみのマスクでしたが、今後ほぼ毎日市販の使い捨てマスクを消費することになると、出費もかさみます。徐々に供給量は改善されているようですが、まだまだ、全国的にマスクが品薄で、ネットで買おうとしても、通常では考えられないくらい高額料金が設定されていることもあるでしょう。
そんな時、自家製ハンカチマスクでしのぐ方法もあります。作り方はとても簡単です。家にあるハンカチで作れば洗って繰り返し使用することもできて環境にもやさしく、使い捨てのマスク代も節約できます。さらに今回は、こうして節約できた月々のマスク代を投資に回すアイデアをご紹介します。
このやり方は、もともと「使い捨てするはずだったマスク代」を計算して、「本来なかったもの」として投資へ回すことになるため、多少のリスクがあっても生活や精神面に大きなダメージを与えず、かつ家計を貯蓄体質に改善する効果があることがポイントです。最近の世界的な株価の下落で、投資を始めたいけど、先行きの見通し不安や株価の乱高下が気になってなかなか投資を始められずにいる方は、参考にしてみてください。
毎月のマスク代はどのくらいかかるのか?
市販の使い捨てマスク商品は100枚入りや10枚入りなど内容量がバラバラで、価格を直感的に比較しづらいようです。この分かりにくさが使い捨てマスクの価格をつり上げる動きを助長している面もあるようです。
とはいえ、近ごろは少し価格も落ち着いてきています。スマートフォンアプリ開発のアスツール(東京・渋谷)によると、アマゾンなど通販サイトにあるマスクの1枚あたりの平均販売価格は、4月28日時点では78円でしたが、5月12日時点では40円付近で推移しています。需給バランスも改善しつつあります。4月初旬ではどこのお店に行っても、使い捨てマスクや布マスクは売り切れ、ネット販売ではほとんどが予約扱いでしたが、最近では少しずつ手に入るようにはなってきています。
このような需給の改善は非常に喜ばしいものの、厚生労働省の「新しい生活様式」によると、今後は毎日普段の生活の中でのマスク着用が求められます。1枚40円のマスクでも、家族4人で毎日1枚ずつ使用するとなると160円×30日=4800円と、月に換算すると約5000円もの費用がかさむ計算になります。
10秒で完成。ハンカチとヘアゴムで簡単にマスクが作れる
「ハンカチマスク」とは文字通り、ハンカチで手軽に作れるマスクのこと。縫わなくてもOKで、慣れれば10秒足らずで作れるというから驚きです。これなら裁縫が苦手な方でも簡単にトライできます。早速、材料と作り方を紹介します。
【ハンカチマスクの材料】
・ハンカチ1枚(綿素材で、50cm四方程度の大きさのものがおすすめ)
・ヘアゴム2本(柔らかい大きめなゴムなど選ぶと、使用中に耳が痛くなりにくい)
【ハンカチマスクの作り方】
1 ハンカチを広げ、半分に折り、さらに半分の大きさに折る
2 3等分の幅の位置を目安に、折ったハンカチの両端からゴムを通す
(作りたいマスクの大きさを目安とし、ゴムの位置を調整するとよい)
3 片端をゴムの位置で内側に折る
4 反対の端も同様にゴムの位置で内側に折る
【仕上げ】顔にフィットするように、マスクの縦横幅を調整すれば完成。
折りたたむサイズを調整すれば、老若男女かかわらずフィットします。
筆者も上記の要領を参考に自宅にあるハンカチで実際に作ってみました。折りたたむ際に、反対側の折り込みに部分にはさみ込むと、よりスッキリ収まるようです。
また、選ぶハンカチの色や柄で雰囲気が変わります。好みの柄のハンカチで作ってマスクファッションを楽しむのも、気持ちをポジティブにしてくれるためおすすめです。
また、ハンカチなら毎日簡単に洗濯機で洗えるので、清潔感をキープできる点も重要です。ハンカチマスクは簡易的な物で医療用ではありませんが、マスクの代用品として日常使いでは活躍しそうですね。
浮いたマスク代で積立投資を始めるきっかけに
ところで、今回はさらにこちらのハンカチマスクで浮いたマスク代を投資に回すことをご提案します。新型コロナウイルスが世界経済に及ぼす影響は、世界的な株価の下落を招いています。収束の見込みも立たないため、世界の株式市場は強気相場と弱気相場が交錯しており、先行きへの見通しは依然として不透明なままです。
このような混乱局面では、売買のタイミングをみはからって利益を出すことは難しい相場です。しかし、よく考えると、これだけ科学が進歩した現代社会では、いつかは新型コロナウイルスの対抗薬やワクチンができ、時間はかかっても新型コロナウイルスの封じ込めに成功する日が来るはずです。そうなれば、株式市場が落ち着きを取り戻し、また元通りになる可能性も多いにあります。
例えば、インデックス型投資信託などへの一定額を継続してコツコツ投資するスタイルであれば、アメリカや日本の株式市場が落ち着いてきた時には、ニューヨークダウや日経平均が元に戻る際の上がり幅くらいは享受できるでしょう。
もし相場が下がっても、もともと「使い捨て」していたマスク代だったと思えば、生活や精神へのダメージも少ないでしょう。そして、ささいな金額でも投資を継続することにより『マスク程度の工夫で投資が継続できた』という意識が生まれ、浪費体質の改善につながることが期待できます。
少額でスタートできるおすすめの投資先5選
お金への意識を変えるかもしれない、少額投資。おすすめの投資先を紹介していきます。
●おすすめの投資先5選①:バランス型投資信託 リスク分散もできる「幕の内弁当」
国内外の債券や株式など、異なる市場銘柄がバランスよく組み合わされた幕の内弁当のような商品。複雑な知識が不要なため、初心者向けです。別々の値動きをする銘柄がセットなのでリスク分散も可能に。当初設定した配分が市場変化や運用過程でバランスを欠いてきた際は、自動的にリバランスしてくれるので手間いらず。証券会社によっては100円からでも購入できます。
●おすすめの投資先5選②:インデックスファンド 市場価格と連動自分で配分決定も
「バランス型投資信託」より手数料が安く、より自分で配分を考えて投資したい人向け。市場価格の動きと連動しているので手間がかかりません。
「国内株式」「海外株式」「国内債券」「海外債券」など投資先もさまざま。組み合わせることにより投資先の配比率分を自由に調整することができます。
●おすすめの投資先5選③:ロボットアドバイザー 質問に答えると資産運用を実行!
ロボットアドバイザーは、コンピューターのアルゴリズムに基づき、全自動で資産投資を行ってくれるサービスです。年齢や年収、貯蓄額やリスク許容度など、いくつかの質問に答えていくことで、その人にあった資産運用を提案・実行してくれます。また、市場の変化に対して資産分配を調整するリバランスも行ってくれます。
●おすすめの投資先5選④:1株購入 株主優待や配当で楽しさを実感
株式は基本的に100株を1単元として売買されますが、証券会社が単元株を購入し、1株単位に小分けする「単元未満株制度」を利用すれば、少額投資が可能です。一部上場の大手企業でも数百円から買える銘柄もあります。証券会社のサービスとしては以前からありますが、近年、スマホを使って1株単位で気軽に株を購入できる「スマホ証券」も複数登場しています。
●おすすめの投資先5選⑤:純金積立 無価値にはならない「実物資産」
貨幣と違ってそのものに価値があり、「安全資産」としてシニア層にも人気がある金。貴金属・地金の販売会社や証券会社で、積み立てによる購入を扱っています。最低積立価格が1000~3000円程度に設定されているところが多く、自分のほしいタイミングで追加できる「スポット購入」も併用が可能です。純金積立を行うなら、ネット証券が低コストで始められますのでおすすめです。
まとめ
今後は、事業の業績悪化による所得減とコロナ対策関連の費用増の家計へのダブルパンチが長期戦となることは避けられないでしょう。そうなると、日々の生活の中でもっと見直せるものはないかという柔軟な発想が大事ですね。街ではすでに自作の手作りマスクでおしゃれを楽しんでいる上級者もみかけますが、今回は裁縫が得意でない方でも、とても簡単にマスクを作れる方法をご紹介しました。まだまだマスク不足の状況が続くかもしれませんが、ハンカチマスクをはじめとした暮らしのアイデアで、前向きに乗り切って過ごしましょうね。
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KIWI ファイナンシャルプランナー・社会保険労務士
長年、金融機関に在籍していた経験を活かし、個人のキャリアプラン、ライフプランありきのお金の相談を得意とする。プライベートでは2児の母。地域の子どもたちに「おかねの役割」や「はたらく意義」を伝える職育アドバイザー活動を行っている。
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