20/03/21
貧乏人がやっている、実は損する10の節約
自分は節約好きで無駄遣いをしていないのに、なぜかお金が貯まらず、いつも貧乏なのはどうしてだろうというお悩みを持っている人は意外と多いようです。
もちろん節約は大切ですが、節約のしかたを間違えると、かえってお金を散財してしまうことになりかねません。
そこで、貧乏になる10の節約習慣をご紹介したいと思います。
自分に当てはまるものがあったら要注意です。
貧乏になる10の節約習慣①:安いからとまとめ買いをする
「超特価」「最安値」「半額」などの文字を見るとついついお得感を感じて、まとめ買いをしていませんか? いつもより安くてお得と思うとまとめ買いをする人は、安いとついつい家に在庫があっても買いたくなってしまうし、安く買えたことに満足してしまうようです。しかし、結局使い切れずダメにしてしまうということもあるのでは。今は必要のないものを財布のお金を減らして買ってしまうのは無駄遣いだといえるのです。
貧乏になる10の節約習慣②:2つ目は安くなる商品を買う
例えばスーツを買いに行って「本日に限り1着19800円、2着買うと29800円」と書いてあると、つい1着買うより2着買った方がお得と思ってしまいませんか? むしろ買わないのは損と思ってしまうのではないでしょうか? でも、良く考えてみて下さい。必要なスーツは1着だけですし、2着買えばその分お金が多く出ていってしまいます。売り上げがあがって得しているのはお店側です。
貧乏になる10の節約習慣③:むやみに保険の見直しをする
環境が変化したときに保険の見直しをすることは重要です。保険を見直すことで、毎月の保険料を節約できれば、浮いた分を貯蓄に回すこともできるでしょう。
しかし、毎月の保険料ばかり気にするのは危険です。保険料を減らそうとするあまりに必要な保障まで削ってしまうと、実際に事故が起きたとき保険金が下りなかったり、保険金の額が足りなくなったりする可能性もあります。これでは事故が起きても貧乏になってしまいます。万が一のための保険は自分のリスクに沿った内容が重要という事を忘れてはいけません。
また、生命保険の場合、基本的に加入した年齢が若いほど保険料が安く設定されています。見直しによって生命保険に加入しなおすと、年齢が上がっているために保険料が値上がりしてしまうケースも考えられます。結果的にこれまでの保険を続けた方がいいという事もあるのです。
貧乏になる10の節約習慣④:閉店間際のスーパーの割引商品を狙う
閉店間際のスーパーは生鮮食品やお惣菜が驚くほど安くなっていて魅力的。お腹も空いていたらあれもこれもほしくなってついついたくさんお買い物かごに入れてしまうものです。
しかし、数が集まれば結構な金額になりますし、食べきれないまま賞味期限が切れて結局ゴミ箱行きなんてことにもなりかねません。しっかり献立を決めて買い物する方が節約になる事がほとんどです。
貧乏になる10の節約習慣⑤:ポイントを貯めるために買い物をする
ポイント還元や割引のあるキャッシュレス決済はずいぶんと当たり前になってきました。しかし、ポイントを貯めることに夢中になると、ポイントにばかり目が行きがちになり、「ポイントアップ期間だからたくさん買い物しよう」などと、ついつい財布の紐が緩んでしまうものです。結果、支出が増えてしまっているという事もあります。
貧乏になる10の節約習慣⑥:100円ショップであれこれ買う
100円ショップには確かに安いと感じるものがたくさんあります。しかし、安くていいものばかりとは限りません。よくよく調べてみたらほかの方が安かった、安いけどすぐに壊れた、などというものもあります。それであれば、ほかで買ったり、長持ちするものを買ったりしたほうがいいですよね。100円だからついあれもこれも買ってしまうという気軽さが、財布の中身を減らす大敵になりかねないのです。
貧乏になる10の節約習慣⑦:なんとなく投資する
日本ではここ数年、NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)など税金がお得になる投資環境が揃ってきています。利益にかかる税金をゼロにできたり、所得税や住民税を安くできたりするのでおトクです。
しかし、投資の知識を持たずに、なんとなくお金が増えるかもというだけで安易に始めるのは危険です。なぜなら、勉強不足で投資を始めると、一時の運用の損益で一喜一憂して運用を長く続けないことがあるからです。NISAやiDeCoは、運用方針を定めて、じっくりコツコツ運用するべきものです。投資が財産を増やすための良い方法の一つであったとしても、勉強不足が貧乏につながりかねません。
貧乏になる10の節約習慣⑧:通販で安い服を買う
ネット広告を目にする機会も増え、欲しい服に類似したものが格安で見つけられる事が多くなりました。そこで、通販を活用するわけですが、届いた服の質感が悪い、イメージと違う、サイズが合わない、似合わないなどで着ないということがあります。
どんなに気にいっても、試着せず買うというのはNG。タンスの肥やしになる可能性があるからです。
貧乏になる10の節約習慣⑨:役に立たない便利グッズを購入する
生活の役に立つ便利グッズ、いろいろあるものです。作業が楽になる、時間が短縮できる、節約できるなど、魅力的です。だけど、はじめはおもしろがって使っても、思いのほか片づけの手間がかかる、付属品の費用がかかるなどで使わなくなる事も多いのです。こんな役に立たない便利グッズは、結局ゴミになってしまいます。しかも、収納場所も取られて、いいことがありません。
貧乏になる10の節約習慣⑩:交通費を節約しようとする
日々の生活で意外とかさむ交通費。ここは節約と健康を同時に手に入れようと、バスや自動車をやめて自転車を使ったり、特急ではなく各駅停車を使ったりして交通費を浮かそうとする人もいます。しかし、もしかしたらその時間で他の仕事ができるかもしれません。費用を気にするあまり時間を無駄にしてしまうこともあるのです。
貧乏脱却の節約習慣は?
貧乏から脱却するためには、次の3つの節約習慣を身につけるのが有効です
まず、出費は少ない方がお得だという事を頭にインプットしましょう。安いからとむやみに買うのは貧乏の元です。
次に安さだけに翻弄されず、品質がその金額に見合っているかを見定めましょう。すぐに買わずにネットの口コミや比較サイトなどを確認してから購入を決めても遅くはないのです。
そして、費用対効果を考えてから買い物をする習慣を身につけましょう。一呼吸置くことで、必要か、今は必要ではないかを見定められるようになり、本当の節約上手になれるのです。
さあ、貧乏になる習慣を捨て、貧乏脱却のための節約を始めましょう。
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廣木 智代 ファイナンシャルプランナー(CFP)
結婚後、家業のスナックで手伝いをしていたが母の引退と共に廃業。家計の苦しさを埋めるための我が家の保険の見直しをきっかけに、お金に賢くなるお手伝いをするべくCFP資格を取得。心と体とお金の健康バランスを軸に、個別相談、セミナー、執筆を展開中。最近はラジオCRT栃木放送にて「賢くなる座談会」を放送中。FP Cafe登録パートナー
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