19/12/21
ゴールドカードの見逃せないメリット6選 専門家のおすすめベスト3を公開!
クレジットカードは一般的な普通カード、ステータスのあるゴールドカード、VIP用のプラチナカードと分類できるのはご存知でしょうか? このうち、ゴールドカードは、普通カードに比べて年会費がかかるのでもったいないと思いがちですが、実はメリットもたくさんあります。今回は、ゴールドカードのメリットや選ぶポイント、初めてのゴールドカードにおすすめの3枚をご紹介します。
こんなにある! ゴールドカードのメリット
ゴールドカードのメリットとして見逃せないのは、次の6点です。
●ゴールドカードのメリット1:サービスが充実している
ゴールドカードの一番のメリットは、なんといってもサービスが充実していることです。
たとえば、「Amazon Mastercard ゴールド」は、Amazonプライムの年会費(4900円)が無料になります。また、「楽天ゴールドカード」は、ニューヨークやホノルルなど海外にあるトラベルデスクを無料で利用できます。「ビューカード ゴールド」は東京駅にあるビューゴールドラウンジを利用できるほか、会員限定のイベントに参加できます。
クレジットカードごとに提供されるサービスは異なっていますが、いわゆる普通カードでは得られないサービスを得ることができるというメリットがあります。
●ゴールドカードのメリット2:旅行保険が付帯している
ゴールドカードは普通カードに比べて、旅行保険が充実しています。海外旅行保険はもちろん、国内旅行保険がついている場合もあります。そのため、海外旅行では加入が必須といわれている旅行保険に加入しなくてもよくなるため、保険料の節約になるのです。
年に数回は海外旅行に行く…という場合は、ゴールドカードの年会費よりも旅行保険代のほうが高いので、ゴールドカードを持っている方がお得になります。
ただし、ゴールドカードの旅行保険のなかには、そのカードで旅行代金(飛行機代やホテル代など)を支払わなければ旅行保険が適用されないカードもある(利用付帯といいます)点には注意が必要です。旅行代金を友人が代表して支払う、などという場合には、旅行保険を利用できませんので、その場合は別途旅行保険に加入する必要があります。なお、利用が旅行保険適用の条件にならない「自動付帯」のカードもあります。
●ゴールドカードのメリット3:ステータスがある
ゴールドカードと聞くと、お金持ちのイメージがありますよね。これは、以前ゴールドカードが、一定の年収や職業ではないと発行してもらえないという傾向があったためです。今でも、ゴールドカードの審査は、いわゆる普通カードに比べて厳しめのため、持っていれば一定のステータスがある、経済的に信用がおけるということができます。
●ゴールドカードのメリット4:限度額が高め
ゴールドカードは経済的に信用がおけることを示すため、カード会社もきちんと引き落としができると信頼をしています。そのため、利用限度額も高めに設定されているのです。旅行の幹事になって、高額の旅行代金を一括で支払ったり、結婚式会場の費用をクレジットカードで支払ったりできるといったメリットがあります。
●ゴールドカードのメリット5:空港ラウンジが利用できる
ゴールドカードはほとんどの場合、国内空港ラウンジを無料で利用できるサービスが付帯しています。空港のラウンジは、飲み物や電源を無料で利用できます。早めに空港に到着して仕事の続きをしたり、喫茶店代わりに利用したり、ゆっくり休憩したりと、思いのままに待ち時間を過ごすことができるのです。
●ゴールドカードのメリット6:ポイント還元率が高め
一般的に普通カードに比べてゴールドカードは、還元率が高めに設定されています。たとえば、先ほどの「楽天ゴールドカード」は、通常の「楽天カード」の2倍のポイントがつくようになっているのです。年会費分以上のポイントが手に入るほど利用するのであれば、ゴールドカードのほうがお得になるといえるでしょう。
ゴールドカード選びの3つのポイント
それでは、ゴールドカードをどう選べばよいのでしょうか。3つのポイントを確認してみましょう。
●ゴールドカード選びの3つのポイント1:サービスから選ぶ
まずは何より、自分が利用したいサービスから選ぶのがいいでしょう。
たとえば、出張などで頻繁にグリーン車を利用する場合は、「ビューカード ゴールド」が使いやすいでしょう。また、Amazonをたくさん利用するならば「Amazon Mastercard ゴールド」、楽天を使うならば「楽天ゴールドカード」や「楽天プレミアムカード」を選ぶと充実したサービスを多く受けることができます。
●ゴールドカード選びの3つのポイント2:コスパから選ぶ
年会費を支払ってでも得たいかどうか分からないという場合は、受けられるサービスと負担する年会費の差額を考慮して選ぶのもおすすめです。
例えば、「dゴールドカード」は、毎月のドコモ料金を支払うと10%還元されます。自分や家族のスマホ代、ネット代をまとめて支払っている人も多いのではないでしょうか。仮に毎月9000円支払っているとすると、年間10800円分のポイント還元になり、ほぼ実質年会費が無料になります。
また、ゴールドカードの場合、海外旅行保険がついていますので、数回海外旅行に行く予定があれば、年会費をまかなえてしまうでしょう。そのうえ、海外旅行の帰国時に空港から無料で手荷物を宅配してもらえるサービスを利用できるものもあります。宅配費は1回だいたい2000円程度ですので、数回利用すれば年会費を回収できることになります。
サービスとの差額を判断できない場合は、初年度年会費無料のカードを利用してみるという方法も。「JCBゴールド」や「三井住友VISAゴールドカード」は、オンラインから申し込みすれば初年度年会費が無料になります。
●ゴールドカード選びの3つのポイント3:ライフスタイルから選ぶ
普段利用しているお店のゴールドカードを作るのもおすすめです。他のカードよりも手厚いサービスを受けられることはすでにお伝えしたとおりです。そのほか、利用額による特典を設定しているゴールドカードや、ポイント還元率が高いゴールドカードもあります。
ゴールドカード、はじめの1枚はどれがいい? おすすめベスト3
それでは最後に、はじめに持つのにおすすめのゴールドカードベスト3を紹介します。
●第3位 Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD(オリコカード ザ ポイント プレミアム ゴールド)
ポイント還元率が高いといわれている「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」は、実店舗のポイント還元率は1%以上、電子マネーで支払うと1.5%になります。また、会員専用のオリコモールを利用すると追加のポイント還元を受けることができます。海外旅行保険が上限額2000万円ですが、自動付帯です。年会費は1986円(税込)と破格の安さとなっています。
●第2位 エポスゴールドカード
ショッピングセンターの丸井を利用している方にはおなじみのエポスカードのゴールドカードです。エポスポイントの期限が無期限になる、よく利用するお店などを指定することで還元率がアップする「選べるポイントアップショップ」などの他、映画の割引サービスなどがあり、丸井利用者ではなくてもお得なゴールドカードとなっています。エポスカードをよく利用することで招待状を受け取った場合、年会費が永年無料となるので、こちらを狙ってみるのも。年会費は5000円(税込)です。
なお、同じように招待制で年会費無料になるカードに「イオンカードゴールド」があります。
●第1位 JCBゴールド ザ・プレミア(JCBゴールド)
「JCBゴールド」は、オンライン申し込みで初年度年会費1万円が無料になるため、試しやすいゴールドカードです。海外での利用はポイント2倍、セブンイレブンではポイント3倍になるなど、ポイントの優遇もあります。いつも利用するサービスが「JCB ORIGINAL SERIESパートナー」という優待店に該当する場合、ポイント還元率も高くなります。
さらに、このカードは、海外旅行保険だけでなく国内旅行保険が自動付帯しているのもおすすめポイント。航空機遅延保険やショッピングガード保険など、内容も充実しています。利用額が多ければ「JCBゴールド ザ プレミア」に無料で招待されるという嬉しい特典もあります。
ゴールドカードの特典はカードによってさまざまです。ぜひご自身にぴったりなゴールドカードで充実したサービスを受け取ってください。
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高橋 麻美 金融系フリーライター
行政書士、証券外務員1種、FP2級保有。お茶の水女子大学卒業後クレジットカード会社に入社、リスク管理部等に所属して法的折衝などに従事。CSRプロジェクト参加から社会貢献に目覚め国民生活センターに転職、消費者保護制度であるADR立ち上げに尽力。現在は金融系ライターとして役立つ情報を提供している。
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