20/03/26

カード・ローン

この記事のライター

高橋麻美

ガソリン代がかなり節約できるおすすめクレジットカード7選

普段から車をよく使っている人なら誰もが気になるのがガソリンの価格。ガソリンの価格は時期によって大きく変動するため、ときには大きなコスト高になることもあります。
少しでもガソリン代を節約したいという方にぜひ活用していただきたいのが、ガソリン代が安くなるクレジットカードです。どんなクレジットカードがあるのか、ご紹介します。

ガソリン代がお得になるクレジットカードとは？

クレジットカードのなかには、ガソリン代の決済に使うことで現金よりも安く給油できる、ガソリン代がお得になるクレジットカードがあります。

ガソリン代がお得になるクレジットカードには、大きく分けて2種類あります。
1つは、ガソリン系のクレジットカードです。たとえばENEOS、出光昭和シェル、コスモ石油といったガソリン会社が、自社ブランドのクレジットカードを発行しています。ガソリン会社が発行・委託しているカードは、「出光カード」のように、ガソリン会社の名前がついているので分かりやすいでしょう。
もう1つは、ガソリン会社と提携している一般的なクレジットカードです。名前からは一見わかりにくいのですが、提携先のガソリンスタンドで使えば、割引が受けられます。

もっとも、クレジットカードによって、年会費やお得になる金額、付帯サービスなどが異なります。そのため、どれが一番お得になるのか検討して決める必要があるのです。

ガソリンの割引方法は2種類ある

ガソリン代の割引には、「リッター○円割引」という具合に、定額で割引になるクレジットカードと、「○％ポイント還元」という具合に、定率のポイント還元が受けられるクレジットカードの2種類があります。

定額で割引になるクレジットカードは、多く給油するユーザーほどお得になります。たとえば、リッター2円引きのカードならば、50リッター給油する人は100円ですが、250リッター給油する人は500円の割引が受けられます。

定率のポイント還元の場合は、ガソリン価格が高騰するほど割引率が高くなります。たとえば、ポイント還元率が1.5％ならば、リッター120円のときは1リッターあたり1.8ポイントですが、リッター150円になったら１リッターあたり2.25ポイントとなります。

さらに、ガソリン系のクレジットカードはガソリンスタンドの会員価格と同価格で利用できるのがほとんどです。現金を用意する煩わしさが省略でき、支払いもカードでスマートにできるため、現金払いに比べてメリットが大きいといえます。

付帯サービスをチェックしよう

ガソリン系のクレジットカードのなかには、ロードサービスを格安で契約できるところもあります。クレジットカードを持つ理由として挙げる人もいるほどです。

ロードサービスの大手はJAFですが、年会費が4000円です。安心は欲しいけれど、サービスは少なくてもよいからという方は、クレジットカードに付帯するロードサービスを利用しています。クレジットカードによってロードサービスの内容はさまざまですので、じっくり検討する必要はあります。

ガソリン代がお得になるクレジットカード【ENEOS（エネオス）】

●ガソリン代がお得になるクレジットカード：①ENEOSカードS

・年会費（税込）：初年度無料・2年目以降1375円（年1回以上利用で無料）
・ガソリンの割引または還元率：2円割引
・その他（ショッピング利用等）のポイント還元率：0.6％〜2％

ENEOSカードSは、ENEOSでのガソリン・軽油の給油がいつでも1リッターあたり2円引きになるカードです。割引になる代わりにポイントはつきません。ENEOSでの利用や初年度年会費無料、次年度以降も年間1回でも利用があれば無料になります。
注目は「ENEOSロードサービス」が標準で提供されていること。365日24時間困ったときに駆けつけてもらうことができるのです。例えば、レッカー車による移動は10kmまで、路上での修理は30分まで無料になっています。
そのうえ、トヨタレンタカーが10％オフで利用できます。

●ガソリン代がお得になるクレジットカード：②dカード

・年会費（税込）：無料
・ガソリンの割引または還元率：1.5％ポイント還元
・その他（ショッピング利用等）のポイント還元率：1％

ドコモのクレジットカード。ENEOSは特約店のため、通常100円に1ポイントにプラスして200円で1ポイントdポイントが貯まります。そのため、実質還元率は1.5%です。初年度年会費無料、次年度以降も年間1回でも利用すれば年会費無料です。

●ガソリン代がお得になるクレジットカード：③楽天カード

・年会費（税込）：無料
・ガソリンの割引または還元率：1.5％ポイント還元
・その他（ショッピング利用等）のポイント還元率：1％

楽天カードとENEOSはポイント加盟店特約を結んでいるため、通常100円で1ポイントにプラスして200円につき1ポイント、楽天ポイントが貯まります。楽天カードは、年会費永年無料になっています。

ガソリン代がお得になるクレジットカード【出光昭和シェル】

●ガソリン代がお得になるクレジットカード：④出光カードまいどプラス

・年会費（税込）：無料
・ガソリンの割引または還元率：1.5％ポイント還元（まいどプラスねびきプラスサービス利用時）
・その他（ショッピング利用等）のポイント還元率：0.5％

出光カードまいどプラスは、いつでもガソリンや軽油が1リッターにつき2円割引になるカードです。入会特別キャンペーンを実施している場合は、入会後1か月ガソリン・軽油が1リッターにつき5円引きになることもあります。
「まいどプラスねびきプラスサービス」は年会費が550円（税込）かかりますが、クレジットカードの月間利用金額に応じてガソリンの割引がプラスされるサービスです。月間8万円以上の利用で、翌々月のガソリン・軽油が1リッターあたり8円引きになります。またロードサービスが年会費825円（税込）で入会可能です。

●ガソリン代がお得になるクレジットカード：⑤シェル-Pontaクレジットカード

・年会費（税込）：初年度無料・2年目以降1375円（年1回以上Ponta加盟昭和シェルSSの利用で無料）
・ガソリンの割引または還元率：リッターあたり2ポイント還元
・その他（ショッピング利用等）のポイント還元率：0.5％

シェル-Pontaクレジットカードは、1リッターにつき2ポイントのPontaポイントが貯まります。その他、Ponta提携店でも100円につき2ポイント以上貯まるようになっているため、提携店を頻繁に利用する場合などは、Pontaポイントを効率よく貯めることができます。貯まったポイントは給油にも利用できるため、実質的なキャッシュバックと同様になります。初年度年会費無料、次年度もPonta加盟の昭和シェルサービスステーションで年間1回でも給油すれば、年会費が無料になります。

●ガソリン代がお得になるクレジットカード：⑥JCB CARD W

・年会費（税込）：無料
・ガソリンの割引または還元率：1.5％ポイント還元
・その他（ショッピング利用等）のポイント還元率：1％

JCB CARD Wは、39歳以下・WEB入会限定カードです。年会費は無料です。39歳を超えても年会費無料で持ち続けることができます。ポイントはJCBカードの2倍となっており、昭和シェル石油は、優待店ボーナスを合わせると3倍のポイントがつくようになっています。ポイントの還元率は1.5％になっています。ポイントは、JCBのOki Dokiポイントです。

ガソリン代がお得になるクレジットカード【コスモ石油】

●ガソリン代がお得になるクレジットカード：⑦コスモ・ザ・カード・オーパス

・年会費（税込）：無料
・ガソリンの割引または還元率：会員価格で給油可能
・その他（ショッピング利用等）のポイント還元率：0.5％

コスモ・ザ・カード・オーパスは、年会費永年無料のカードです。会員価格で給油できるだけでなく、イオン銀行との提携カードのため、WAONの機能やイオンでのお客様感謝デーの割引優待などを利用することも可能です。イオンをよく利用する場合は、1枚で済ませらせるカードになっています。

行きつけのガソリンスタンドを決めよう

ガソリン系クレジットカードを選ぶポイントは、どのガソリンスタンドを使うかでしょう。行きつけのガソリンスタンドを決めるのはおすすめです。自宅もしくは勤務先などの近くで利用できる、アクセスが便利なところを選びましょう。

そして、ご自身が月間もしくは年間どのくらいお得になるのかを考えてみましょう。
たとえば、出光昭和シェルの場合、「出光カードまいどプラス」では、いつでも1リッターあたり2円の値引きになります。年会費はかかりませんが、値引きがあるかわりにポイントはつきません。しかし「まいどプラスねびきプラスサービス」を利用すれば値引きの幅を大きくできます。

これに対して「シェル-Pontaクレジットカード」は、1リッターにつき2ポイント貯まります。シェルSSで年間1回でも利用すれば年会費はかかりません。しかし、その他Pontaポイントが貯まるローソンなどで利用すれば、さらにポイントが貯まり、利用することもできます。Pontaポイントはマイルに変えることもできます。もちろん給油代金に利用することも可能です。

この場合、車をよく使う方なら「出光カードまいどプラス」のほうがガソリン代を節約できる可能性が高いでしょう。逆に、それほどは使わないという方ならば、「シェル-Pontaクレジットカード」の方が汎用性は高そうです。

このように、割引を受けるのがお得なのか、ポイントサービスを受ける方が使い勝手がよいのか、などと検討してみましょう。ご自身が最もお得になるクレジットカードをぜひ見つけてください。

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