19/12/15
最高級のサービスを受けられる「ブラックカード」はどうすれば持てる? オススメブラックカードランキング
クレジットカードは、手元に現金がなくても決済ができる便利なもの。しかし、それだけではありません。持つ人のステータスを表すアイテムにもなっています。
支払いの時、さりげなく取り出したクレジットカードがゴールドだと、「あっ、お金持ち~」と思う人も多いでしょう。
今回は、そんなゴールドカードよりもステータスが高い、ブラックカードについてお伝えします。ブラックカードとは、どんなカードで、どうすれば持てるようになるのでしょうか。
ゴールドよりすごい!? ブラックカードとはどんなカード?
ブラックカードは、最上級のステータスのあるクレジットカードです。
入会金や年会費は高いのですが、それに見合うほど付帯サービスが充実しており、使いこなしている人にとってはなくてはならないカードでしょう。
しかも、欲しいからといって簡単に手に入れられないのも、ブラックカードの大きな特徴です。普通のクレジットカードなら申し込んで審査に通れば持てるのですが、ブラックカードは基本的に招待制です。利用履歴などから対象者を絞り、クレジットカード会社から招待状が来て初めて持てるようになるのです。その希少性がブラックカードのステータスをまた一段と高めているのです。
普通のクレジットカードと何が違うの?
ブラックカードは、普通のクレジットカードとは具体的にどのような違いがあるのでしょうか。
まず取り上げたいのが、付帯サービスのコンシェルジュサービスです。
コンシェルジュとは、主にホテルなどで宿泊客のさまざまな要望に応えるサービスを担っている人のこと。道案内や飛行機の予約などもしてくれますし、「素敵なレストランで食事をしたい」、「気の利いたプレゼントを買いたい」などのリクエストにも応えてくれます。
そのようなかゆいところに手が届くようなサービスを、格式のあるホテルなどに宿泊せずともいつでも受けられるのがブラックカードの持ち主です。
こちらの要望を伝えれば、面倒なレストランやホテルの予約、美術館や観劇などのチケット手配も間違いなくしてくれます。レストランでは割引になるほか、ホテルの客室をアップグレードできるサービスも。記念日の利用だけではなく、ほっと一息つきたい時にぴったりです。
飛行機の移動が多い人なら、空港でのラウンジ利用や手荷物の無料宅配などの特典もいいですね。忙しいからこそ、出発前のひと時をゆったりと過ごしたいですし、大荷物をかかえてバタバタしたくはないものです。
ブラックカードの付帯サービスを利用すれば、空港でもゆとりの行動がかないます。
ブラックカードはどうすれば手に入れられる?
カード会社からブラックカードの招待を受けるためには、支払い遅れなどの延滞がないことはもちろん、一定金額以上の利用を続けていることも重要です。
普通のクレジットカードの利用実績がいいと、ゴールドカードにアップグレードすることをカード会社から勧められることがあります。それは、ゴールドカードにふさわしいと判断されたということです。
そして、ゴールドカードでさらに実績を重ねると、いよいよブラックカードの招待状が届くという流れが一般的です。
経済状況によってはブラックカードを複数枚持っていてもいいのですが、年会費が高いので保有枚数は絞った方がいいでしょう。
付帯サービスには旅行保険などもありますが、損害保険は実際に損害を被った金額以上の保険金を受取れることはないので、たくさん入っていればトクというものでもありません。
ブラックカードのおすすめランキング、ベスト3
では、ブラックカードの中でもFPがおすすめするカードのベスト3をお伝えしましょう。
●第1位 アメリカン・エクスプレス・センチュリオンカード
ブラックカードの代名詞、アメックスのセンチュリオンカードは、会社経営者にも利用者が多く、さまざまな付帯サービスは実際に役に立つと聞きます。
年会費は38万5000円(税込)ですが、担当制のコンシェルジュサービスや、飛行機を利用した時に使える空港と自宅・ホテルの無料送迎、メディカルコンサルテーション(医療に関する問い合わせ)など、忙しい毎日を過ごしている人にとっては、お金には代えられないゆとりを得られることが大きなメリットです。
●第2位 ダイナースクラブプレミアムカード
ダイナースクラブカードは、普通のグレードのカードであっても審査基準が厳しいと言われています。普通のクレジットカードなら年会費が無料のものが珍しくない昨今、ダイナースクラブカードは年会費が2万4200円(税込)ということも、ハイクラスを感じさせるのかもしれません。
ダイナースクラブカードの利用状況により、ダイナースクラブプレミアムカードの招待が届きます。
年会費は14万3000円(税込)とのこと。コンシェルジュサービスや空港ラウンジの利用はもちろん、利用金額が個別に設定されるというきめ細やかなサービスがうれしいカードです。
●第3位 ANAカードプレミアム
ANAカードプレミアムは、国際ブランドごとに4種類発行されています。年会費はそれぞれ異なり、VISAは8万8000円(税込)、JCBは7万7000円(税込)、アメリカンエキスプレスカードは16万5000円(税込)、ダイナースは17万500円(税込)です。
これらのカードの大きな特徴は、ダイナース以外は自分から申し込めるということ。
招待を待たずにブラックカードの良さを得たい人にオススメです。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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