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19/06/01

家計・ライフ

リスクが小さいのに大きな経済効果が得られる「究極の資産運用」

低金利が続く昨今、できるだけ資産を増やしたいと考える人は多いのではないでしょうか。しかし、大きなリターンを期待できる資産運用は、リスクも大きくなるため、運用に二の足を踏む場合もあるでしょう。
しかし、もし何らかの形で借金をしているならば、先にそちらを減らしたほうが、結果としてお金が増えます。

今回はそんな、リスクが小さいのに大きな効果が得られる「究極の資産運用」について解説します。

究極の資産運用1:低金利下では「増やす」より先に「減らす」

大手都市銀行の定期預金金利は0.01%(2019年5月現在)。10万円を1年間預けていても、増える金額はたったの10円です(税引き前)。
低金利では、お金を増やすことは簡単ではありません。

しかし、同じ10万円を、利息でお金を増やすことに使うのではなく、借金を減らすことに使うとしたら、その効果はとても大きくなります。
たとえば、クレジットカードなどのキャッシングを利用していて返済残高があるなら、まずは借金の返済をしてしまったほうがトクです。

家計相談をしていると、毎月の貯蓄はしていても、それとは別に、キャッシングなどの借金返済を月1万円ずつにしている人が時々います。
聞いてみると、貯蓄は貯蓄で減らしたくないという思いがあり、借金返済は計画的に返しているから問題ないと考えていることが多いようです。

貯蓄の利息が0.01%、キャッシングの利息が14%だとしたら、貯蓄をしてもキャッシングを返さない限り、トータルでは13.99%のマイナスになります。
余裕資金があるなら、借金返済を第一に考えましょう。

究極の資産運用2:リボ払いの手数料は「なくす」

同様に、買物の支払いをリボ払いにしている人は、そちらも早いうちに返済をすませるほうがおトクです。
リボ払いは、どれだけ買物をしても月々の支払が一定金額になるという支払い方法。そのため、計画的に使えると思う人もいるようですが、手数料が高額であることに注意をしなくてはいけません。
たとえば1カ月5000円ずつ支払うコースなら、5万円の買物をすると支払い総額は5万3746円にもなります。

リボ払いのデメリットは、高い手数料だけではなく、利用金額や残高が分かりにくいことにもあります。
支払いが完了しないうちにまた別の買物をしても、月々の支払いは5000円のまま。買物を増やしても支払いは増えないので負担感がなく、次々と使ってしまうことになりがちです。

リボ払いで買物を続けていると、いつの間にか残高が増えていて、支払っているのがどの買物の分か、あと何回払えばいいのかが分からなくなってしまうことが珍しくありません。
お金は計画的に使うことが大切。1カ月の支払い金額ではなく、買物の金額を計画的にすることで、ムダな出費(=リボ払いの手数料)をなくすことができます。

究極の資産運用3:住宅ローンの繰り上げ返済で支払い総額を「減らす」

では、キャッシングやリボ払いより金利の低い、住宅ローンについてはどうでしょうか。 低金利の影響で住宅ローン金利は低くなっていて、2%程度でローンを組んでいる人も少なくないでしょう。
住宅ローンを返済しながら100万円の貯蓄ができた場合、住宅ローンの繰り上げ返済をしたほうがいいのか、それとも3%の運用利率が見込める投資信託で運用したほうがいいのか、悩む人もいるかもしれません。

住宅ローンの金利2%よりも大きな金利3%で運用できるなら、運用したほうが1%のトクになりそうに思えます。
しかし、そう考えるのは危険です。
投資信託の運用利率は、あくまでも見込みであり、確実に約束されたものでではありません。3%増える可能性がある分、減ってしまう可能性もあるのです。
一方、住宅ローンの繰り上げ返済は、確実に支払い総額が減らせます。

経済的な効果が大きい借金返済は、ある意味「究極の資産運用」と言えるでしょう。 お金の使い道は、その後の資産形成にも大きく影響します。本当にトクになる方法をしっかり見極めていきたいですね。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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