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18/10/30

家計・ライフ

2018年11月3日はFPの日。FPに相談したいことランキングベスト3

日本FP協会では、毎年11月の第1土曜日を「FPの日」として、その前後にはFP=ファイナンシャル・プランナーによるセミナーや相談会などを開催しています。
今年のFPの日は11月3日。ますます身近になったFPですが、どのような相談ができるのでしょうか。1~3位までのランキングを紹介します。

3位:「リスク管理(保険の加入・見直し)」:30.8%

日本FP協会の「FP顧客満足度調査(2015年)」では、実際にFP相談をした際、どのような相談をしたかを調べています。それによると、第3位は、保険の加入・見直しといった、リスク管理に関するもので、全体の30.8%の人が相談しているとのことでした(複数回答)。

保険には、生命保険や医療保険、がん保険などさまざまな種類があり、保障内容も異なっています。
保険は万が一の時の経済的な備えですが、保障内容が複雑だとわかりにくいですし、また何の保険をいくら準備しておけばいいのかも、すぐには決められないことも少なくありません。

そんな時はFPに相談しましょう。家族構成や収入、貯蓄などの状況を踏まえて適切な保険のアドバイスを受けられます。
しっかり相談してから保険を選べば、保険に多く入りすぎて保険料が高くなりすぎたり、逆に保険が足りなくていざという時に困ってしまったり、ということを防げるでしょう。

2位:「金融資産運用設計(投資・金融商品の選択)」:53.8%

続いて第2位は、金融資産運用設計、つまり投資・金融商品の選択に関する相談で、53.8%の人が利用していました。
金融商品はリスクの小さいものから大きなものまでありますが、選ぶためには専門的な知識が必要です。

FPに相談することで、多くの金融商品の中から、それぞれのリスク許容度に応じたものをピックアップしてくれるでしょう。
金融広報中央委員会の調べによれば、金融商品別の構成比は、預貯金が54.1%で最も大きくなっています。それにくらべて株式・債券・投資信託といった有価証券は18.0%しかありません。(「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)2017年調査結果」

日本FP協会の調査とあわせて考えると、「投資に関心はあっても、よくわからないから結局は預貯金」という状況が見えてきます。
FPに相談して、投資への第一歩を踏み出してほしいですね。

1位:「生活設計全般」:55.6%

そして1位は、生活設計全般で、55.6%の人が相談しています。
お金の悩みは尽きないものですが、なかなか人に相談できることではありません。教育・住宅・老後資金を準備しておきたいものの、どこから手をつけたらいいのかわからないという人も少なくありません。また、貯蓄しようと頑張っても、思ったほど貯まらないと考える人も。

そういう悩みには、家計全体を総合的に判断したうえでのアドバイスが必要です。
収入や支出、預貯金額などのお金の流れを整理し、将来の夢や希望を考えていくことで、自分だけではわからなかった貯蓄のコツや、支出の引き締め方法、資産運用の考え方などがハッキリと見えてくるでしょう。

まとめ

FPへの相談は気軽に利用してもらいたいものですが、気を付けなければならないことがあります。それは、特定の金融機関に属していない中立的な立場のFPを選ぶことです。

たとえば、どこかの保険会社のFPであれば、その会社の保険だけを勧められるのは当然のなりゆきです。他社にもっといい保険があっても教えてもらえませんし、そもそも保険に入らなくてもいいかもしれないのです。
中立的な立場、お客様よりの立場のFPに相談し、将来のために役立つアドバイスを受けましょう。


タケイ 啓子
ファイナンシャルプランナー(AFP)。36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

記事提供:moneliy

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