16/03/15
知らないのはもったいない!自分でできる定年までに貯めたい老後資金の計算法
3月12日(土)、株式会社Money&You取締役の高山一恵と株式会社Cras代表の前野彩さんの、ファイナンシャルプランナー二人による女性限定セミナー「プチリッチな老後生活を送るための 貯め方&増やし方」を開催しました!
今回は、関西を中心に活躍し男女問わず大人気のFP前野彩さんのパート「知らないのはもったいない!自分でできる定年までに貯めたい老後資金の計算法」をレポートします。
「女性の年金・老後環境」「自分に必要な老後資金の計算」「賢い手取りの増やし方」の3つのポイントに分けてお話ししていただきました。女性が自分に責任を持って、楽しい老後人生を歩むためには、自分たちの頭で確認しておく必要があります。
女性の年金・老後環境の確認
「いつになったら年金はもらえるのか」「いくらもらえるのか」をリアルな数字をもとに解説。老後の年金を受け取るためには、最低限必要な年金加入期間は25年。でも消費税が10%になったら、最低10年の加入で受け取れることに。ただし、勘違いしてはいけないのは、40年間国民年金保険料を納めた場合にもらえる金額(2016年3月時点では年額78万円)が受け取れるわけではないということ。年金は65歳から受け取れます。男性と女性の「厚生年金と国民年金」「国民年金のみ」の受け取り平均額もわかりやすく表で示していました。
次に、シニアの生活実態の分析。「2人以上世帯」と「単身者」に分けて、リアルな数字をもとに解説。持ち家比率は、「2人以上世帯」が9割以上、「単身者」では7〜8割という結果が出ています。
自分に必要な老後資金を計算しよう!
「定年までに必要な老後資金を自分で計算しよう」ということで、前野彩さんの著書「本気で家計を変えたいあなたへ」(日本経済新聞出版社)にも掲載されているワークシートをもとに、参加者それぞれが自分の老後資金を計算しました。
参加者の皆さんは、老後の生活に必要な額を試算する考え方をわかりやすく教えてもらい、具体的な数字が目の前に出てきたことで、漠然とした老後不安が払拭された方が多かったようです。支出の数字が多いためか、参加者の中には「毎月こんなに積み立てなきゃいけないの〜、大変(泣)」という声も。
ワークシートで計算してみたいと思った方は是非書籍を購入してくださいね。
賢い手取りの増やし方
公的な保障や会社の保障をうまく活用し、その上で足りないものは個人的に貯蓄や保険で対応していくという考え方。公的保障や会社の保障を紹介。
公的な保障には、国民年金や厚生年金をはじめ、健康保険、労災保険、雇用保険などがあります。高額療養費制度や出産手当金などはぜひ活用したいところ。会社の保障には、付加給付(高額療養費・傷病手当金など)や団体定期保険があります。
ワークシートで計算した、老後資金に必要な毎月の積立金額。効率よく積み立てるならば、非課税となる制度を使わない手はありません。非課税制度はいくつかありますが、老後資金準備に「確定拠出年金」が必須。確定拠出年金については、高山一恵さんのパートで詳しく解説がありますと、バトンもしっかりと繋いでいただけました。
最後に、“お金の不安をなくすには「向き合うこと」”とメッセージがあり締めくくられました。
講師プロフィール
前野彩 株式会社Cras代表取締役
ファイナンシャルプランナー(CFPⓇ)、1級FP技能士
中学校と高校の保健室の先生から転身した異色のファイナンシャル・プランナー。自らの住宅ローンと保険の見直しで合計1800万円を浮かせた経験から、「聞けば得トク、知らなきゃソンするFPの知恵」を合言葉に、楽しくお金を使う方法を語る。書籍は6冊を超え、テレビや雑誌でも活躍。
セミナー後半のレポートはこちら↓↓↓
Zuu onlineの取材記事はこちら
Womantypeの取材記事はこちら
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Money&You マネーアンドユー
株式会社Money&Youは、「お金と向き合う。」を サポートし日本を元気にする!を理念に、書籍、各種メディア、講演、相談など様々なチャネルを通して、個人がお金の知性を高めるサポートに注力している会社。女性向けお金の総合相談サイト「FP Cafe」、女性向けマネーメディア「Mocha」、動画コンテンツ「Money&YouTV」、Podcast番組「マネラジ。」などを運営。金融に特化したコンテンツの企画、制作、デザイン、コーディング、執筆、分析、アドバイザリーなどを行っている。
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