26/01/21
シニア世代に人気の「ゆる副業」の実例集

「人生100年時代」という言葉があるように、日本は世界でも類を見ないほどの長寿国として知られています。長生きするのは本来喜ばしいことではありますが、一方で老後資金が枯渇するリスクも高まります。老後資金を枯渇させないようにするには、早いうちからコツコツと積み立てていくのが有効です。また、定年後などいわゆる「シニア世代」に突入したあとも、自分のできる範囲で副業に取り組むことで、月数万円は稼げる可能性があります。
今回は、シニア世代が無理せず、自分のできる範囲で取り組める副業を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ゆる副業1:マンション等の清掃スタッフ
マンションやオフィスビルなど、建物の清掃スタッフとして働くシニア世代は決して珍しくありません。週1回3時間からなど、勤務時間が短い求人も多いため、自分に合った求人を選ぶことができます。また、掃除を通じて体を動かすことになるため、運動不足が解消できるのも大きなメリットです。
ゆる副業2:オンライン講師
現役時代に取得した資格があり、その資格に関連した実務経験も豊富であるなら、活かさない手はありません。資格試験講座の講師として採用されるポテンシャルは十分にあるはずなので、積極的にチャレンジしてみましょう。
特にシニア世代におすすめなのがオンライン講師という働き方です。パソコンとインターネット環境さえあれば、自宅等自分の好きな場所から仕事ができるので、体力面でも大きな負担にはなりません。
ゆる副業3:ハンドメイド作家、イラストレーター
手芸や工作などものづくりが好き、趣味でイラストを描いている人におすすめなのが、ハンドメイド作家やイラストレーターとして副業をすることです。昨今は個人でハンドメイド作品を販売できるプラットフォームサービスや、個人として仕事を請け負えるクラウドソーシングサービスが普及しています。そのようなサービスを通じて作品を売買できるので、手先の器用さや絵心に自信があるならぜひチャレンジしてみましょう。
ゆる副業4:送迎ドライバー
車の運転に支障がなければ、送迎ドライバーとして働くのも副業の選択肢のひとつにできます。デイサービスなどの介護施設や、自動車教習所や幼稚園など、さまざまな施設が送迎ドライバーの求人を出しています。中には「週1日、午前中1~2時間」といった極めて短時間の求人もあるため、自分のペースに合わせて働くことが可能です。ただし、人を乗せた状態で運転する仕事である以上、安全に業務を遂行できるよう徹底した自己管理が必要になります。運転能力に自信がなくなってきたと感じたら思い切ってすぐに辞め、他の副業を検討しましょう。
ゆる副業5:家事代行
料理や掃除が好き、整理収納アドバイザーなどの関連資格を持っている人におすすめの副業が家事代行です。1回2~3時間程度で現場に入るのが一般的であるため、自分のペースに合わせて無理なく働けます。昨今は共働き家庭が多く、家事に時間を掛けられないこともあってか、家事代行サービスには一定の需要があるのも事実です。ただし、家事代行サービスにスタッフとして登録するためには、面接等の採用試験に合格しなくてはいけません。その後研修を経て問題がなければ仕事を紹介してもらえるのが一般的な流れです。
月数万円あるだけでも違うはず
公益財団法人生命保険文化センター「生活保障に関する調査」(2025年度)によれば、夫婦2人で老後生活を送るうえで必要と考える「最低日常生活費」の月額は平均23.9万円。ゆとりある老後生活費の月額は平均39.1万円という結果が出ました。また、総務省「家計調査」(2024年)によると、65歳以上の支出は夫婦無職世帯で約28.7万円、単身無職世帯で16.2万円となっています。
一方で、厚生労働省「令和6年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、厚生年金の平均受給月額(国民年金含む)は男性が17万3033円、女性11万4797円でした。
仮にこの金額がもらえる夫婦であれば、年金は毎月29万円くらいになります。最低日常生活費や毎月の支出平均より多い金額ですが、実際はこの金額に満たない世帯も多いでしょう。また、仮に毎月29万円もらえたとしても、ゆとりある生活を送るためには毎月10万円程度不足することになります。
このギャップを埋めるためには、早いうちから資産運用に取り組むなどして資産を増やしておくことがやはり重要です。加えて、今回紹介したような副業により毎月数万円でも稼いでいれば、資産が減るスピードをゆるやかにできます。年金に加えて月数万円の収入があれば、生活がずいぶん違ったものになるはずです。
また、副業を通じて社会とのつながりを保つことは、心身面の健康に役立つのも確かです。「誰かの役に立てている」という充足感が得られるのが、副業の隠れたメリットかもしれませんね。
できる範囲で無理なく稼ぐゆる副業、ぜひチャレンジしてみてください。
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荒井美亜 金融ライター/ファイナンシャル・プランナー
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融・マネー系の記事を主に手掛けるライターとして活動中。ゲームを通じて全国の高校生・大学生に金融教育を行うプロジェクト「Gトレ」の認定ファシリテーター(講師)として教壇にも立つ。取得資格はAFP(日本FP協会認定)、貸金業務取扱主任者(試験合格)、宅地建物取引士(試験合格)
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