25/07/26
仕事にも私生活にも役立つ資格5選

筆者はファイナンシャル・プランナー資格(厳密には2級ファイナンシャル・プランニング技能士)を取得済みですが、仕事にも私生活にも割と役立っていると感じています。お金の話題に抵抗がなくなるうえに、こうやってお金のことに関する記事を書くこともできているためです。
そして、世の中には取得すると仕事にも私生活にも役立ちそうな資格が他にもたくさんあります。今回の記事では「仕事にも私生活にも役立つ資格5選」と題し、役立ちそうな資格を紹介するのでぜひ参考にしてください。
仕事にも私生活にも役立つ資格①:整理収納アドバイザー
片付けが苦手、自己流でやっているけどもっと効率的なやり方を学びたい、という人におすすめしたいのが整理収納アドバイザーです。この資格を取得することで、整理収納の基本的な考え方や具体的な収納方法、実践するうえでのコツを学べます。
整理収納アドバイザーの資格には2級・準1級・1級の3階級があり、最上級にあたる1級に合格すれば、プロとして仕事につなげることも十分可能です。
入門編である2級であれば対面もしくはオンラインの講座受講により1日で取得できます。「まずは自分や家族の片付けに役立ててたい」という人は試してみてはいかがでしょうか。
仕事にも私生活にも役立つ資格②:食生活アドバイザー
自分や家族の健康を守るために食生活には気を付けている、という人におすすめする資格の一つが食生活アドバイザーです。栄養素の働きや調理のコツ、食品の分類法や衛生管理、税金や経済、法律など「食と生活」に関連する知識を体系的に学ぶことができます。
2025年7月時点で、食生活アドバイザーの検定試験は3級と2級が実施されており、両方を一度に取得することも可能です(2026年11月から1級検定も開始予定です)。
3級では消費者向けの内容が主体であるのに対し、2級ではビジネス向けの内容も入ってくるという違いがあります。
食に携わる仕事がしたいという人はもちろん、家族や自分の健康管理に役立てたい人、シンプルに食べることが好きな人はチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
仕事にも私生活にも役立つ資格③:MOS(マイクロソフトオフィススペシャリスト)
仕事でも私生活でも、パソコンはもはや私たちの生活に欠かせないものとなっています。そして、WordやExcelなど、マイクロソフト社のソフトを使っている人も相当数いるはずです。
MOSはマイクロソフト社が提供するWord、Excel、PowerPointなどのソフトについて、利用スキルを証明するための試験として知られています。学習することで、何となく使っていては気づかないような高度な機能も習得できるため、勉強する価値はあるでしょう。事務職や営業職など、オフィスでの仕事に役立つ知識が身に付きます。
なお、MOSは指定日に一斉に行われる「全国一斉試験」だけでなく、好きな日時と会場で受けられる「随時試験」によって受験することも可能です。自分の都合が良い日に受けられるため、まずはテキストを買って勉強してみましょう。
仕事にも私生活にも役立つ資格④:メンタルヘルス・マネジメント検定
大阪商工会議所が主催するメンタルヘルス・マネジメント検定は、自分や家族の心理的なケアに役立てられる知識を学べる資格です。入門編に当たるⅢ種(セルフケアコース)では、自分のストレスの状況・状態を把握することで、早期に異変に気付き、必要なケアを施せるようになるのを目指しています。
現代はストレス社会とも言われるように、鬱や適応障害など、ストレスが原因の病気で体調を崩す人は決して珍しくありません。そして、ストレスが原因の病気は一度発症すると長期間の治療が必要になることが多く、その間働けないことによる収入減も心配されます。また、病気になっていない家族への影響も無視できないでしょう。
メンタルヘルスについて正しく知り、予防に役立てるという意味でも、一度勉強してみる価値はあるはずです。
仕事にも私生活にも役立つ資格⑤:宅地建物取引士
私生活というよりは、仕事に役立つ資格として紹介しておきたいのが宅地建物取引士です。宅地建物取引業者(わかりやすく言うと不動産会社)は、事務所ごとに定められた宅地建物取引士を設置する義務が設けられています。いわば「不動産取引のスペシャリスト」であり、一定の需要は見込めるため、長い間働き続けたいと思うなら取得する価値はありそうです。
宅地建物取引士になるには、まず例年10月に行われる試験に合格し、都道府県知事の登録を受けなくてはいけません。現実的には試験を突破することが第一のハードルになりますが、合格率は15~18%とかなり低いため、相当の勉強が必要です。
例年20万人以上の人が受験する日本でも最大級の資格試験であるため、さまざまな参考書やテキスト、専門学校等の講座が出回っています。自分に合う教材を見つけて勉強することが合格への近道と言えるでしょう。
自分のやりたいこと、興味に合わせて選ぼう
今回紹介した以外にも、TOEICや英検などの語学系のもの、食生活アドバイザーなどの職に関するものなど、さまざまな資格があります。自分のやりたいことや興味に合う資格が見つかる可能性も非常に高いのも事実です。また、1日~数日間の講習を受けるだけで取れる資格もあるため、まずは気軽にチャレンジしてみましょう。
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荒井美亜 金融ライター/ファイナンシャル・プランナー
立教大学大学院経済学研究科を修了(会計学修士)。税理士事務所、一般企業等の経理を経験して現在は金融・マネー系の記事を主に手掛けるライターとして活動中。ゲームを通じて全国の高校生・大学生に金融教育を行うプロジェクト「Gトレ」の認定ファシリテーター(講師)として教壇にも立つ。取得資格はAFP(日本FP協会認定)、貸金業務取扱主任者(試験合格)、宅地建物取引士(試験合格)

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