24/12/15
楽天ふるさと納税「年末かけこみ」でもポイント還元率をアップさせる3つの方法
年の瀬が近くなり、かけこみでふるさと納税を考えている方も少なくないでしょう。2024年分のふるさと納税として認められるためには、12月31日までに自治体への寄付を完了させる必要があります。
そこで今回は、ふるさと納税サイトの中でも人気の高い「楽天ふるさと納税」のポイント還元率をアップさせる方法を紹介します。ふるさと納税をお得に活用したい方や楽天ユーザーの方はぜひ参考にしてみてください。
楽天ふるさと納税のポイント還元率アップ方法
楽天ふるさと納税では、通常の買い物と同様に、寄附金額に対しても楽天ポイントが付与されます。楽天ポイントを貯めている人にとっては、ふるさと納税をさらにお得に利用できるチャンスなので、次のポイントアップ方法も押さえておきましょう。
●ポイント還元率アップ①:SPUで最大17.5倍のポイント還元
楽天グループのサービスをよく利用する方なら、SPU(スーパーポイントアッププログラム)によってポイント還元をアップさせられる可能性があります。SPUは対象の楽天グループのサービスを利用することで、楽天市場での買い物のポイント還元率がアップするプログラムです。
通常は楽天市場での買い物でのポイント還元率は1%(100円につき1ポイント)ですが、楽天モバイルや楽天カードなど対象のサービス利用によって還元率が加算され、最大17.5倍(2024年12月9日時点)までアップします。
対象のサービスと加算されるポイント還元率は以下のとおりです。
<SPU対象のサービスと倍率>
2024年12月9日時点 筆者作成
※達成条件の詳細や獲得上限ポイント数は公式サイトでご確認ください。
ポイントアップの対象となる買い物には「楽天ふるさと納税」も含まれるため、普段から楽天グループのサービスを利用している方はどのくらい還元率がアップするかチェックしてみましょう。
●ポイント還元率アップ②:ショップ買い回りで最大ポイント10倍
楽天市場では複数ショップの買い回りでポイント還元率がアップするキャンペーンがほぼ毎月開催されています。開催期間中に税込1000円以上の買い物をしたショップ数に応じて、1倍ずつポイント還元率がアップする仕組みです。
SPU同様、ショップ買い回りの対象ショップには楽天ふるさと納税で寄附した自治体も含まれます。複数の自治体に寄附した場合、その自治体数分が購入ショップとしてカウントされます。(例:2つの自治体に寄附した場合、2ショップとしてカウント)。ふるさと納税の他にも、年末の買い物の予定がある方はさらに還元率をアップできるチャンスなので、キャンペーン期間中を狙うとおトクですよ。
直近では「楽天スーパーセール」が12月4日20:00~12月11日 01:59まで開催されていました。これに間に合わなかった方でも、毎年12月に開催されている「楽天大感謝祭」で同様にショップ買い回りの最大ポイント10倍※の還元が受けられる可能性があります。
2024年の開催日程は本稿執筆時点でまだ発表されていませんが、例年12月19日 20:00~12月26日 1:59の期間で開催されているので、最新情報をチェックしておきましょう。
なお、対象キャンペーンはサイトからのエントリーが必要なので、忘れずに手続きしましょう。
※ラクマで1000円以上の購入で+1倍(最大11倍)
●ポイント還元率アップ③:5と0のつく日は楽天カード利用でポイント4倍
5と0のつく日は楽天カードでふるさと納税するとおトクです。楽天市場での基本ポイント1倍にSPUの「楽天カード通常分」「楽天カード特典分」でそれぞれ1倍ずつ、さらに「5と0のつく日特典」の1倍が加算され、ポイント還元率が4倍となります。
【ポイント還元の内訳】
・通常ポイント 1倍
・楽天カード通常分 1倍
・楽天カード特典分 1倍(月間獲得上限ポイント数:楽天プレミアムカード5000/その他対象カード1000)
・5と0のつく日特典 1倍(月間獲得上限ポイント数:1000)
合計 ポイント4倍
なお、こちらもポイントアップのためにはエントリーが必要です。
この他にも、楽天が保有するチーム「楽天イーグルス」「ヴィッセル神戸」が試合に勝った翌日(または翌々日)に楽天市場でのポイント還元率が2倍になる「勝ったら倍」キャンペーンもあります。ただし2024年はプロ野球もJリーグも試合が終わってしまっているので、2024年分のふるさと納税でポイントアップさせる方法としては難しそうです。
2025年10月からふるさと納税へのポイント付与がなくなる予定
2025年10月以降は、ふるさと納税の寄附金額に対するポイントが付与されなくなる見込みです。総務省が2024年6月28日に発表した「ふるさと納税の指定基準の見直し等」によると、ふるさと納税の寄附金に対してもらえる各事業者のポイント付与が2025年10月1日から禁止となることが決定しています。これにより、楽天ふるさと納税をはじめとする仲介サイト事業者からのポイント還元が受けられなくなる可能性があります。
この背景には本来のふるさと納税制度の趣旨に反して、過度なポイント付与による仲介サイトの競争が過熱している現状があります。またふるさと納税サイトでのポイント付与を禁止することで、自治体がサイト事業者に支払う手数料負担を軽減させ、自治体が使える寄附金を増やす狙いもあるようです。
一方で楽天ふるさと納税を運営する楽天グループ株式会社では、「ふるさと納税へのポイント付与禁止」に反対するネット署名を呼び掛けています。今回の決定を受けて仲介サイト事業者の反応はさまざまなので、今後の動向にも注目が必要です。
2024年分のふるさと納税は12月31日までに!!
楽天ふるさと納税は寄附金額に対しても、通常の楽天市場での買い物と同様にポイント還元されるため、お得に利用できる仲介サイトとして人気です。付与される楽天ポイントは使い勝手もよいので、ポイントの使い道にも困らないでしょう。今回ご紹介したポイント還元率をアップさせる方法を参考に、楽天ふるさと納税をよりおトクに活用しましょう。
年末はかけこみ需要で寄付の申込が増えて希望の返礼品が品切れになってしまう可能性があるので、ほしい返礼品が決まっている方は早めの手続きをおすすめします。
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鈴木靖子 ファイナンシャルプランナー(AFP)、2級DCプランナー(企業年金総合プランナー)
銀行の財務企画や金融機関向けコンサルティングサービスに10年以上従事。企業のお金に関する業務に携わるなか、その経験を個人の生活にも活かしたいという思いからFP資格を取得。現在は金融商品を売らない独立系FPとして執筆や相談業務を中心に活動中。
HP:https://yacco-labo.com
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