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21/12/20

家計・ライフ

50代独身の平均年収・貯蓄額・もらえる年金はどれくらいか

50代の一人暮らしは、自分なりのスタイルができてきて、落ち着いた毎日を過ごしている人が多く見られます。お金のことも、差し迫った心配はないかもしれません。
しかし、老後のことを考えたとき、このままでよいのかと感じることもあるのではないでしょうか。
老後資金の計画づくりは早めがおすすめですが、まずは現状把握が大切。
今回はマネープランニングに役立つ、50代独身の平均年収・貯蓄額・年金額をお伝えします。

50代独身の平均年収は、約440万円

50代は管理職についている人も多く、給料の金額は全世代を通じてピークです。
厚生労働省「2020年賃金構造基本統計調査」によれば、50~54歳までの平均賃金は36万8000円、55~59歳では36万8000円です。
年収にすると、それぞれ441万6000円、442万3200円です。

●年齢階級、性、企業規模別賃金

(厚生労働省「2020年賃金構造基本統計調査」より)

ただし、男女間で大きな差があります。
男性が他の年齢層と比べて賃金が高額になる傾向であるのと対照的に、女性はそれほど大きなピークになっていない特徴があります。
そして、男女とも60歳以降の賃金は少なくなります。男性にとっては大きな減収で、生活スタイルの変更が必要になるでしょう。

一方、女性の減収幅は、男性ほど大きくはありません。しかし、賃金自体は男性よりも少額です。より老後の備えを手厚くしていくことが、安心できるセカンドライフには大切になります。

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50代独身の貯蓄額は本当に1000万円以上?

では、老後資金の柱のひとつ、貯蓄の平均額を見てみましょう。
50代独身の平均貯蓄額は、男性1477万円、女性1110万7000円です。

●金融資産残高及び金融負債残高(単身世帯)

(総務省「2019年全国家計構造調査」より)

このデータを見る限り、50代独身の人のほとんどが1000万円以上の貯蓄があるように思えますが、実態は必ずしもそうとは言えません。
平均値とは、単純に合計金額を人数で割った値。ですから、少数でも高額資産保有者がいれば合計金額が引き上げられるため、平均値が大きくなることに注意が必要です。

そこで、実態を知るには平均値だけではなく、中央値も確認するとよいでしょう。
中央値とは、数値の小さい人から大きな人まで並べた時、真ん中の人の値のこと。
金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)2020年」によれば、独身50代の金融資産の中央値は30万円です。さきほどの平均値とはけた違いですね。

●年齢別平均貯蓄額

(金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)2020年」より)

確かに、1000万円以上の貯蓄がある人は20.2%ですが、金融資産非保有=貯蓄ゼロは41.0%、100万円未満が10.4%もいます。
貯蓄が100万円に満たない人は約半数というわけです。

50代独身の年金

貯蓄がさびしくても、公的年金がしっかりあれば安心材料になります。公的年金は一生涯受け取れるので、老後資金の大きな柱に位置付けられます。

厚生労働省の「令和元年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、会社員など厚生年金に加入していた人は、月額約14万6000円、個人事業主などで国民年金に加入していた人は月額約5万6000円です。

老齢厚生年金(老齢基礎年金を含む):月額 約14万6000円
老齢基礎年金:月額 約5万6000円

夫婦の場合、厚生年金の標準的な年金額は月額約22万円。
1人分の年金額の倍額より少ない金額ですが、2人暮らしの生活費は単純に1人暮らしの倍かかるわけではないので、暮らし方よってはゆとりを得ることも難しくなさそうです。
しかし独身世帯の年金受給額は、夫婦世帯よりどうしても少なくなります。そのため、早めの対策がゆとりの老後には必要です。

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まとめ

老後資金の準備には、貯蓄をベースに、iDeCo(イデコ、個人型確定拠出年金)、つみたてNISA(積立ニーサ)などの制度を利用して、投資による運用も取り入れると効率的。
大切な老後資金です。大きなリスクは避け、堅実な運用で安心の老後を実現させましょう。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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