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20/07/23

家計・ライフ

コロナ禍で4割が仕事減・若者ほど給料減! 収入減時代の家計防衛

新型コロナウイルスで仕事や収入に変化はありましたか? 仕事が減れば当然収入も減り私達の生活は大きな影響を受けることになります。Go Toキャンペーンで経済の活性化を目指そうというさなかではありますが、感染者数は減らず、コロナ前の日常にはまだ戻れそうにありません。収入減にどう立ち向かっていけばよいのでしょうか。

若い世代ほど給料が減った

2020年6月にカンムが実施した「アフターコロナの家計・資産防衛意識調査」(2020年7月1日公表)によると、32%の人がコロナで基本給が減ったと回答しています。

年代別に見ると、20代・30代では約4割が基本給が減っていますが、年齢層が上がるほど割合が減っています。50代、60代は2割ほどで20代の半分ほどにしか影響はありませんでした。残業代やボーナスが減っている人も各年代で一定数見受けられます。

特に若い世代は基本給そのものが多くないので、コロナがもたらした影響は大きかったといえます。また、仕事量が減った人も38%いるとのことですから、収入減の要因になっていることがうかがえます。

5割の人が貯蓄を減らし、取り崩した

では、収入が減ったことが、家計・資産管理にどのような影響をもたらしたのでしょうか?

収入が減った人の多くは、「貯蓄を減らした・取り崩した」と回答。貯蓄があれば収入ダウンをしのぐことができるので、普段からコツコツ貯めておくことの大切さがうかがえます。「変化はない」との回答が2番目に多いことにも注目です。コロナで給料が減っても家計に変化なく過ごせることは、家計が骨太体質であるといえます。

意外だったのが「投資を増やした」人はごくわずかとなっている点です。FPの視点で考えると株価が下がれば投資の始め時といえますが、先行きの不安から投資意欲がわかなかったと考えられます。

お金で気になるトピックはやはり給付金

同調査では、気になるお金のトピックについても質問しています。コロナに大きな影響をうけた今、関心が高いお金のトピックのトップは「給付金や休業補償など」でした。

一律給付の10万円はじめ住宅確保給付金、持続化給付金などコロナによるピンチを乗り切るための施策は様々です。請求しなければもらえないので対象になるか確認してみましょう。

次に多いのが「自身や世帯の収入減」です。観光・交通・飲食等、大きな影響をうけた業種は特に給料やボーナスカットで収入が減りました。フリーランスの場合、仕事がないイコール収入ゼロなので相当ダメージがあったようです。

6月で終了したキャッシュレス決済のポイント還元の後、9月からマイナポイント事業が始まるため、「キャッシュレス決済」も気になるトピックになっているようです。

 

コロナに負けない貯蓄の増やし方

仕事が減っている今こそ、忙しくてほったらかしにしていた家計をしっかり見直すチャンスです。貯蓄をするためには、収入で支出をまかなうことが必要です。そして貯蓄を増やすには、収入を増やすか支出を減らすかどちらかしかありません。そのために、次の2点を心がけましょう。

●ステップ1:支出を把握する

キャッシュレス決済がすすんでいるため、カード払い、スマホ決済、現金払いと支出管理がしにくい時代になっています。アナログですが、毎日いくらつかったかカレンダーや手帳に書き出して合計すると1ヶ月分の流動費が把握できます。これを毎月決まって出ていく電気代、保険料、スマホ代、家賃や住宅ローンの固定費と合計すると一カ月の生活費がわかります。

●ステップ2:収入と比較し毎月決まった額を貯蓄する

収入からステップ1で出した1ヶ月の生活費を差し引くと、貯蓄可能額が計算できます。ここでマイナスになる人は、ステップ1に戻りどの支出が多いか見直しましょう。そして、支出を削って収入より支出が少なくなるようにします。

そうして生まれた金額を貯蓄していくのですが、「余ったら貯めよう」と思ってもなかなか貯まりません。毎月いくらずつと決めて、収入が入ったら先に貯める「先取り貯金」をして確実に貯めるリズムを作っていきましょう。

時間があるからオンライン相談

FPとしてお金の相談を受けている筆者も、コロナ自粛期間、直接お会いする面談がキャンセル・延期となっていました。しかし逆に、このような時期だからこそ相談したいというご要望もあり、ZoomやSkypeを使ってお話をしていました。

たとえば、シングルマザーで派遣社員のAさんは、働いた時間に対してのお給料なので勤務先自体が休業となると収入に直接影響があります。そこで、収入の急激なダウンを小学校経由で申請することを提案。「就学援助」を受けることができるようになりました。これで、給食費が無料になり、修学旅行など宿泊を伴う費用の補助が受けられます。

Aさんは給食費を払っているつもりで約4000円を毎月貯蓄するようにしていきました。払っているつもりで貯めることを「つもり貯蓄」といいます。補助金や給付金が受けられたらそれで終わりではなく、払ったつもりで貯蓄していくことも大切です。

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まとめ

フリーランスで仕事をしている私自身、かなり仕事も収入も減りましたが、今まで持てなかった自由時間、家族との時間は沢山持てるようになりました。お金には代えがたい貴重なものと考えています。自己研鑽で資格をとる、家族と話をする、料理をする、今だからできることをしながら、アフターコロナの家計・資産防衛をしてきましょう。

稲村 優貴子 ファイナンシャルプランナー(CFP︎︎®︎)、心理カウンセラー、ジュニア野菜ソムリエ

大手損害保険会社に事務職で入社後、お客様に直接会って人生にかかわるお金のサポートをする仕事がしたいとの想いから2002年にFP資格を取得し、独立。現在FP For You代表として相談・講演・執筆活動を行っている。日経ウーマン、北海道新聞などへの記事提供、テレビへの取材協力など各メディアでも活躍中。著書『年収の2割が勝手に貯まる家計整え術』河出書房新社。趣味は、旅行・ホットヨガ・食べ歩き・お得情報収集。FP Cafe登録パートナー

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