19/12/06
歌舞伎・ミュージカルが半額で観られる凄技! 妊婦は出産前後の期間国民年金保険料免除!?…などお金の得する情報400
歌舞伎とかミュージカルは好きだけど、頻繁に行くとしたら入場料が少し高いですよね。でもその入場料が半額になるとしたら、それはお得だと思いませんか。そんな裏ワザがあります。
それは都民劇場が開催している「都民半額観劇会」です。
歌舞伎座の1等席は、通常1万8000円ですが、抽選に当たれば半額で見ることができます。
筆者も「都民半額観劇会」に実際に応募してみました。そして、みごとに当選することができ、歌舞伎座の「吉例顔見大歌舞伎」を観劇しました。そのチケットはなんと1階1列の席で、しかも花道の横というとてもよい席で観ることができ大感激しました。
このように、世の中には知っていると得することが、いろいろあります。つまり、それを知らないと「損する」ことにもなるのです。
なかなか得する情報を得るのは難しいですが、今回は、そんな得する情報を集めて紹介しましょう。
東京都・都民劇場の都民半額観劇会とは
都民劇場では、演劇、歌舞伎、能、音楽などを定期的に開催しています。年会費を支払えば、割安で観劇することができます。なかでも、「都民半額観劇会」はとっても得です。年4回開催されていて、1月、4月、7月、10月に応募受付が開始されます。
半額で鑑賞できるのは、都内の主要な劇場で、歌舞伎座、帝国劇場、新橋演舞場、明治座、シアタークリエ、国立劇場などで、歌舞伎やお芝居、ミュージカルなどから選ぶことができます。
応募は必ず「はがき」で申し込みをして抽選になります。過去の平均倍率は5倍くらいだそうです。当選すると振込用紙が送られてきます。
「広報東京都」や都民劇場のホームページなどで、都民半額観劇会の告知がありますので、確認をしてください。
妊婦さんのための出産の前後期間の国民年金の免除制度
フリーランスの人や自営業者は、国民年金に加入して保険料を支払っていると思います。国人年金に加入している人は、産前産後の国民年金の保険料がお得になる制度があります。
これは2019年4月から新しくできた制度です。
免除されるのは、第1号被保険者の女性で出産の際の産前産後の保険料です。免除された期間は、年金の免除期間として受給資格期間になるのはもちろんですが、将来の年金額にも影響は出ません。つまり保険料を納付しなくても、納付したという扱いになるのです。
出産予定日の6か月前から届け出を出すことができます。
雇用保険で使える一般教育訓練給付金
「一般教育訓練給付金」とは、退職して1年程度の人、または在職中の人が、資格取得やスキルアップのために受講した費用の一部を支給してくれる制度です。
雇用保険の被保険者期間が3年以上の在職者、または被保険者期間が3年以上で、退職をしてから受講開始までが1年以内の人が対象となります(はじめて受講する人は、1年以上でも認められる)。
支給額は、教育訓練施設に支払った経費の20%に相当する額で、最大10万円までです。
一般教育訓練には、簿記検定、情報処理技術者資格など多彩な講座があります。
各社の「1日乗車券」を使えばかなりお得
仕事で1日に何か所も回ることはありませんか? そんなときには「1日乗車券」が得です。東京メトロの例を紹介すると、24時間乗り放題です。
午後から使い始めた場合は、次の日の午前中まで使うことができます。料金は600円です。初乗り運賃は170円(きっぷ乗車券)ですので、4回乗り降りをすると元が取れます。
ほかにも、東京メトロと都営地下鉄共通1日乗車券などがあり、何度も乗り降りするときには得です。
年間約5000円節約! ホットカーペットと断熱シートの組み合わせ
ホットカーペット(3畳用)の設定温度を強から中に変えるだけで、年間約5000円節約できるといいます。それではちょっと寒そうな気がするかもしれませんが、設定温度を低くしてもポカポカにするコツがあります。
それは、ホットカーペットの下に断熱シートを敷くことです。
ホットカーペットを床にじかに敷くと、熱が下へと逃げてしまいます。断熱シートはこうした熱の放出を防ぎ、低めの温度でも暖かさをキープしてくれます。
また、ホットカーペットはサイズによって消費電力が違います。一般的に、サイズが大きくなるほど、消費電力も増えます。
たとえば、1日5時間使用した場合、2畳用と3畳用では年間の電気代に約2400円の差が出るという計算もあります。ですから、部屋の大きさに合ったサイズを選びましょう。
また、半分だけ分割して暖める機能もついています。人数に応じて、不要な部分はスイッチを切ることも大事です。
『お金の得する情報400』長尾義弘 著
お金の得する情報400(河出書房新社)
「お金に関してのあれやこれや、いっさい苦手で…」というマネー弱者のあなたに贈る、ササッとわかる解説本。
本書では、日常生活で得する情報や、手続きをするだけで得する社会保障、補助金などの情報を400項目惜しみなく紹介。
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長尾 義弘 NEO企画代表
ファイナンシャル・プランナー、AFP、日本年金学会会員。徳島県生まれ。大学卒業後、出版社に勤務。1997年にNEO企画を設立。出版プロデューサーとして数々のベストセラーを生み出す。新聞・雑誌・Webなどで「お金」をテーマに幅広く執筆。著書に『コワ~い保険の話』(宝島社)、『こんな保険には入るな!』(廣済堂出版)『お金に困らなくなる黄金の法則』『最新版 保険はこの5つから選びなさい』『老後資金は貯めるな!』(河出書房新社)、『保険ぎらいは本当は正しい』(SBクリエイティブ)。監修には年度版シリーズ『よい保険・悪い保険』など多数。
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