18/11/30
クーポンを使う男、セールに行く男はケチなのか
『マネラジ。』は株式会社Money&Youの頼藤太希と高山一恵がお金や働き方についてゆる〜く語るPodcast番組です。
今回のテーマは、「クーポンを使うのはケチなの?どうなの?」です。
クーポンはどのように選んで利用するとお得で、そして受け入れられやすいのでしょうか?また意外に知られていないお得クーポンとは?
お金のプロが、わかりやすく・ゆる~く語ります。
恋愛においてはクーポンを使うならスマートが良い?
頼藤太希(以下、頼藤) こんにちは。
高山一恵(以下、高山) こんにちは。
頼藤 ゆるーくマネーについて語るラジオ。
頼藤・高山 マネラジ。
(両者拍手)
頼藤 第26回っていうことで。
高山 今日のテーマはズバリ「クーポン使うのはケチなの?どうなの?」です。・・・っていうか、今日どうしたんですか?眠いんですか!?(笑)
頼藤 いやいや(笑)。・・・で今日は特別ゲストのM子さんをお呼びしています。
M子 M子です!
高山 一般女性M子さんをお呼びして、今日はクーポンについて色々お話していきます。
頼藤 はい。でもそもそもクーポンを使うことを「ケチ」って言っているのって、女性じゃないですか?
高山 あはは(笑)男性はそういうのないんですか?
頼藤 男性は別に…。ただ確かに30代の人達は(クーポンを利用することを)ケチとは思わないけど、40代以上にはいますよね
高山 世代感覚の違いはありますよね。40代のM子さんはどうですか?
M子 私はクーポンやカードで貯めたポイントで買い物するのはお得感があって好きなんですけど…。実は以前に付き合ってはいない男性に食事に誘われて、友人としての食事だと思って行ったら、どうやらそれはデートだったみたいなんです。
高山 おぉ~!
M子 でも話のほとんどが「今日この店はクーポンがあって安いんだよね」とか「だからどんどん食べて良いよ」とか「このメニューも割引だよ」とか、そういう話ばかりで…。今日の私、そんなのに付き合わされているんだ…って感じてしまうような出来事でした。
頼藤 「私のことを安く済ませるな」的な感じですか…?
M子 うーん…それもそうだけど、私はそういう話は聞きたくないのに気づいてくれない。クーポンを使うのは良いけど、それはお会計の際にスマートに済ませれば良いことですよね。
高山 あー、それだよね。割引っていうのを全面に出してほしくないよね。
M子 会話のほとんどが割引だったのでね(笑)。
高山 それは全く楽しめないよね(笑)。
頼藤 初めてのデートでクーポンは使わない方が良いかも知れないですね。たとえ使ったとしても(すべて奢るのだとしたら)会計の時に陰で使えば良い事ですよね。
高山 そうね。“スマート”っていうのがポイントですね。
M子 恥ずかしいことではないし。
高山 割引は良い事だと思いますけど「私にお金かけたくないのね」というのを感じてしまうと…本気度も全く伝わらないってことかな(笑)。
頼藤 高山さんも結局、(クーポンを利用することを)ケチだと思いますか?
高山 そうね、私も40代だから(笑)。私たちの世代って、男性が羽振りよかったんですよ。学生でも社会人でも。デートしたら男性が良い物ご馳走してくれたり、買ってくれたり…という環境で育っているので(笑)。でも、クーポン利用に関しては私もM子さんと一緒で、スマートにやってくれれば良いと思うんですけどね。
昔の常識は今の非常識?
頼藤 なるほど。ライフネット生命の出口(元)会長の本にもあったんですけど…。高山さんとM子さんの青春時代のドラマって、“男性が奢るのが当たり前”のドラマしかなかったのでは?
高山・M子 そうそう~(笑)。
頼藤 それってバブル時代の尾を引いてる(笑)。
高山 そうそう、残り香ね(笑)。わかります!
頼藤 例えば未だに「割り勘にするか、奢るか」でアンケートをすると「奢る」がアンケートで多かったりするそうで。出口(元)会長も「(媒体の)編集長がバブル世代だから、そういった結論の方にもっていくように操作している」と言っているんです。僕もそう思うんですよ。だって違和感を感じますもん!
高山 なるほど。若い世代としては「当然割り勘でしょ、クーポンも使うでしょ!」って思うわけですね?
頼藤 そりゃあ勿論いますよ、僕の周りにも。「割り勘ありえない!」「奢ってもらうの当たり前!」って女性。そういう女性たちは、親やトレンディドラマの影響で…例えばキムタクが奢っているのとか見て「良いなぁ。私も」とか、そういうのがあるんじゃないですかね。
高山 なるほど~。
頼藤 それは別にそれで良いとして…本質の話なんですけど、僕はクーポンを使うのは良いと思います!ただ使い過ぎるのはどうかと。例えば、たった10円OFFのクーポンをずっとネットで探すとかは良くない。クーポンは10%OFFとか30%、50%とかありますよね。そういった金額が大きいのを利用するのは良いと思います!
高山 うん。
頼藤 クーポンについて知っているか・知らないかでは全く違いますよね。今でこそマクドナルドにクーポンがあることは皆知っていますが…1回で150円くらい違う時があります。マクドナルドに毎日行くことはないとしても、例えば1年に20回行ったとしたら、3,000円違いますから。「たった3,000円?ふざけんなよ~」って思う人もいるかも知れないけど、今は500円~(2017年4月放送時点では最安。現在は100円から投資ができます)でも投資できますからね。
高山 そうですね(笑)。
頼藤 大事なのは“情報を正しく取得して比較できるか”ですね。
高山 確かに、情報が自分の手元にあるかどうかは大きいですよね。使う・使わないは本人次第だけれど。
頼藤 今は何か商品を購入する時に『価格.com』で調べることが当たり前じゃないですか。それを昔の考え方を引きずって「『価格.com』?ナニソレ?」なんて言っていると時代に取り残されちゃう。
高山 確かに。今は昔と違ってお給料が伸びないから、その中でうまく生活するのが大事ですよね。
ファミリーセールのお知らせが来る登録サイトに登録すると良い?
頼藤 クーポンや割引券の流れで…ファミリーセールがありますよね。
高山 ファミリーセール大好き!
M子 私も大好き(笑)。そういえば、ファミリーセールのチケットがネットで販売されてたりしますよね。これって法律的に良いのかな。
頼藤・高山 へぇ~!
M子 ヤフオクとかで見た事あります。たぶん(法律的に)まずいですよね。ただ90%OFFとかになるから大きいですよね。
高山 大きいよね~。あとほら(ファミリーセールの)登録サイトあるよね。
頼藤 それを知っていると知らないじゃ、大きいですよね。
高山 あれおすすめですよね。あと先日長尾さんという当社の出版プロデューサーの方と3人で美術館行ったときに、クーポンを出すと…あれ?なんだったっけ(笑)?
頼藤 美術館のWEBサイトの見つけづらいところにクーポンがあって、3人の入場券があれば、1人1枚ポストカードを無料でもらえるという特典です。ポストカードも1枚150円程度ですけど…でも好きなものを選べるんですよ!
高山 でもWEBサイトのどこにあるのかわからない(笑)。
頼藤 ただ情報を正しく取得すれば…。
高山 お得なことがあると!
パートナー選びもお金の価値観があう人を選ぶべき?
頼藤 世の中にクーポン・割引券ってたくさんあるから、その中から1番効果の高いものを使うと良いですよね。何時間も(クーポンを)探し続けるのではなく。
高山 メリハリですね。使いどころと貯めどころ。
頼藤 ケチっていう考えでなく、使えるものは使って良いと思うんです。そういう考えでいて頂けたら良いなと思います。
高山 それに、(デートシーンでのクーポン利用については)パートナーとの関係もありますね。ただ付き合っているだけなのか、その先に結婚があるのか。先があるとしたら、結婚するとお金かかりますから。
頼藤 なるほどね。そういえば、最近(2017年4月放送当時)Twitterで「30代男性がマクドナルドでクーポン使っているの見て、ドン引きどころか吐き気を催した。生理的に気持ち悪い」っていうツイートが話題になって、それに関して(高山が)記事を書かせて頂きましたよね。
M子 ふ~ん!(驚)
高山 そうそう。『DAILY ANDS』さんという媒体で書かせて頂きました。
頼藤 まぁ、そういう風に思う人もいるのかもしれないけど。この記事の落としどころとしては「自分とお金の価値観が合う人を見つけよう」って内容になりましたね。
高山 あとはさっきも言いましたけど「使いどころと貯めどころ」。割り引くとこは引いて、使うところは使おう!って。
頼藤 どうですか、M子さんはやはりクーポンを使う人とは結婚したくないですか?
M子 そんなことないですよ!ただスマートに使ってほしいなって思います。デートのつもりで誘ったのならば「安いから」ってお話しは避けたほうがモテるんじゃないかな(笑)。
高山 女性の心としてはね。特に最初のデートはね。
M子 お付き合いして何年かしたら「わ、やったね!お得だったね!」って一緒に喜べるし(笑)。
高山 最初は気張ってほしいね(笑)。
M子 そうですね、ちょっとその人のこと嫌いになりましたもんね(笑)。
高山 やっぱりその先は無かったですか?(笑)
M子 なかったですね~(笑)。
頼藤 初めてのデートでは、僕も奢ることが多いですね。
高山 “初めてのデートでは”、ね(笑)。
頼藤 別にその後は割り勘で良いと思うし。
M子 私も、その男性の時はそもそもデートだと思って行っていないので、こちらも支払う気持ちだったし、割り勘が嫌なわけじゃないですよ。
高山 いかに“スマートに”いけるかですよね。
頼藤 1番かっこ良いのは「俺、支払っとくわ」ってレジに行って、クーポンをバンバンつかって全部払っとくってやつですね(笑)
高山・M子 それそれ(笑)。
高山 彼女から見えないところでね。
頼藤 会計見せない用にしてね。で、彼女からもらうとしても「1,000円で良いよ」って感じで。本当は1万円くらいかかっていても。
高山 あー、それいいね!
頼藤 ちょっと相手にもお金を出してもらうことで「悪いな」っていう心理も回避できますし。
スタバでブレンドコーヒーを頼んだ場合、2杯目を安くする方法とは?
頼藤 ちなみにスタバ(スターバックス コーヒー)でブレンドコーヒー飲んだ時のレシート持っていくと、2杯目が100円(税込110円)で飲めるって知っていました?
M子 知ってまーす!
頼藤 あ、知ってましたか(笑)。
高山 私、節約って本当に苦手で(笑)。それ(頼藤さんから)教えてもらったんですよ。
頼藤 ちなみに、ラテはこの対象にはなりませんよ。でもブレンドコーヒーはできます。知っている人は活用していますよ!
高山 ずっと知らなかった(笑)。
M子 レシートに書いてあるんですけど、読まないですよね(笑)
頼藤 何か当選した時のレシートは長いので気づきやすいんですけど、ブレンドコーヒーのは「2杯目は100円(税込110円)」って書いてあります。こういう事を知っているか知らないかで、どんどん差がついていきますよね。たかが数百円の違いだとしても、毎日続けば数万円!
高山 そうですね~。
Facebook創業者マーク・ザッカーバーグ、Apple創業者のスティーブ・ジョブズは同じシャツを複数保有
頼藤 『ユダヤ人大富豪の教え』という本の中にあるんですが、(お金持ちの方は)見た目でお金持ちって見えないんですよね。
高山 私の(お金持ちの)お客様でも(普段の洋服は)ユニクロとか。でも資産見ると何億って方がいますからね。
頼藤 マーク・ザッカーバーグ(Facebook社CEO)もいつもグレーのTシャツで…同じブランドのものを何十枚ってまとめて持っているんですよね。スティーブ・ジョブズ(アップル社の共同設立者の1人)もそうです。
高山 頼藤さんも、なんか似たような…
頼藤 そう。僕も冬はこの赤いズボンです。
M子 (芸能人の)カズレーザーみたい(笑)
頼藤 夏はピンク色のハーフパンツと。あと白シャツをたくさん持っています。
高山 なるほど(笑)。
頼藤 マーク・ザッカーバーグやスティーブ・ジョブズの考えとしては「洋服選びに“選択”の時間をいれたくない」ということなんです。“選択”は経営でしたいと。ちょっと変わった考えなんですけど。
高山 なるほど。
頼藤 そして洋服は高いものではなく、気に入ったものを何十枚と持っておく。
高山 なるほど。そういう方々は時間が一番大事って考え方ですね。
頼藤 僕はこの赤いズボンを複数持っているんですけど、(オフィス近くに住んでいる)高山さんのお母さんにお会いした時「いつも赤いズボン履いているね」って言われてたんですよね(笑)。
高山 そうそう。「頼藤くんって洋服買えないの?」みたいな(笑)。
頼藤 違うんです。気に入ったものを(複数購入して)着ているんです(笑)。
頼藤 そういえば、M子さんは洋服のレンタルサービスを利用しているんですよね?
M子 そうです。エアクロ (エアークローゼット)を利用しています。洋服って選びに行くのも大変だし。
頼藤 さすがですね、一般女性M子さん(笑)
頼藤 というわけで、時間も来てしまったということで。今回のテーマ「クーポンを使うのはケチなのか?」という問いに対しての結論は…。「大事なのは情報を正しく取得して使うことなので、使えるものは使えば良い」ということです。ただ「隠れて使ってね」ってことでしたね(笑)。
高山 女性ゴコロではね(笑)。
M子 個人や仲間の楽しみですね。
頼藤 あとはお金の価値観が合うパートナーを選んでくださいってことですね。
高山 そうですね!
頼藤 「クーポン使いすぎる女性が嫌」って男性もいるかも知れないじゃないですか。いつもチラシ見て安いところ選ぶの嫌だな、とか。そこはやはり価値観かと。
高山・M子 そうですね~。
頼藤 というわけで、あまり答えは出ないかもしれないけど。
高山 今日は色々な意見が出たので、参考にして頂いて。皆さんに合うものを選択して頂ければ。
頼藤 そして、時代に合った考えを選択して頂ければ良いなと思います。
高山 それは大きいですね、時代背景。
頼藤 今は『価格.com』を使うのは当たり前、クーポン使うのも当たり前になってきていると。上の世代の方も変わって頂ければ。
高山 バブル世代の方々にもね(笑)。
頼藤 ではM子さん有難うございました!
M子 有難うございました!
頼藤 というわけで、頼藤太希と。
高山 高山一恵が。
頼藤・高山 お送りしました。またねー、See you!
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Mocha編集部員T お金の知性を身につけるべく日々奮闘する台湾在住の女性編集部員。
『Mocha(モカ)』では、ひとりでも多くの女性がお金の知性を身につけ、自分らしい人生を送れるよう、マネーやキャリアに関する、旬な話題、著名人のインタビュー、お得な情報などを独自視点でお届けしています。
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