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18/09/05

資産運用・経済

忙しい女性も始めているソーシャルレンディング、初心者のための3つのステップ

最近よく聞く「クラウドファンディング」。
お金を何かのプロジェクトに寄付をするもの?何かをもらう権利?言葉は知っているけれども何となくピンとこない方も多いのではないでしょうか。

今回は、FinTechに詳しいファイナンシャルプランナーである筆者が、資産運用としてのクラウドファンディングの魅力やポイントについてご紹介します。

クラウドファンディングは大きく3つの種類に分かれる

ひとことで「クラウドファンディング」と言っても、実は色々な種類があります。
共通しているのはインターネットを使って、あるプロジェクトのためにオンライン上で小口のお金を集めるということです。

大きく、以下の3つに分類されます。

今回は、この中でも一番大きな市場規模となっている、投資型クラウドファンディングの中の、「ソーシャルレンディング」と呼ばれるものにフォーカスしたいと思います。

ソーシャルレンディングは市場規模が大きく、年々右肩上がり

ソーシャルレンディングは、インターネット上で、「お金を借りたい人と、お金を貸したい人を結びつける仕組み」のことを言います。
ソーシャル=人と人の繋がりでのお金の貸し借りと考えるとわかりやすいかもしれません。

これまでは銀行が「お金を貸す」という役割を果たしてきましたが、銀行ではなく投資家が、インターネット上で資金需要者の信用情報を見極め、遅延や債務不履行などのリスクをとって貸付を行うことで預貯金よりも高い利回りでのリターンを目指すことができます。
一方で資金需要者にとっても、インターネットで早くお金を借りることができるなどのメリットがあります。

プロジェクトは、国内外の不動産や、再生可能エネルギー、途上国の事業者など、様々です。
また国内の市場規模は年々右肩上がりの成長をしており、クラウドポートの調べによれば、2017年には1,316億円です。今後も拡大が見込まれています。

ソーシャルレンディングの3つのメリットと3つのデメリット

お金の貸り手にとっても、投資家にとってもメリットが多く、急速に拡大しているソーシャルレンディングですが、投資家にとって具体的にどのようなメリット・デメリットがある金融商品なのでしょうか。

●メリット

1.利回り(金利)が高い
定期預金に預けても、国内債券に投資しても、非常に低い利回りの中、比較的高い利回りを期待できます。

2.少額投資が可能
事業者により異なりますが、1万円からの少額投資が可能なため初心者でも始めやすいと言えるでしょう。

3.市場の動向に一喜一憂しなくてもよい
一度投資をすると、償還までの間は「待つのみ」となるため短期売買のような手間がかかりません。

●デメリット

1.期限が来るまで解約ができない
ファンド購入後は、償還まで解約することができないため流動性が低いと言えます。よって余剰資金で投資するようにしましょう。

2.元本保証ではない
貸付先の返済が遅れたり、出資先の倒産などで債務不履行となる場合は元本割れをする可能性もあります。このあたりは債券などと同じです。

3.情報開示が限定的
法令により、投資家に対して貸付先の匿名化が義務付けられており、投資判断のための情報開示が限定的です。運営会社の審査力や実績を確認し、貸付先を選ぶ必要があります。

現代人は仕事や家事など何かと忙しいものですので、少額から気軽に始められて、日々の値動きに左右されない点は大きなメリットかもしれません。
現在、国内には30社ほどのソーシャルレンディング事業社がありますが、ご自身が、どんなプロジェクトに出資したいのか?運営事業者は信用できるのかどうか?貸付実績はどうなっているからなどホームページを覗いてしっかり確認してみましょう。

ソーシャルレンディング初心者が投資を始める3つのステップ

ここまで読んでいただいて、ソーシャルレンディングに興味が出てきた!という方へ。
投資を始める際のポイントをまとめてみました。

●ステップ1:少額から始めてみる

銀行預金と違い、投資は元本保証ではありません。投資したお金が目減りしてしまう可能性もあります。まずは、余剰資金のうちの無理のない金額から始めて、少しずつ額を増やしていくのが良いでしょう。

●ステップ2:分散投資を徹底する

投資のお作法とも言えますが、ご自身の資産の投資が極端に何か一つのアセット(資産・商品)に偏らないよう、配分に十分に気をつけましょう。ソーシャルレンディングであっても、1つのプロジェクトだけでなく、リスク分散のために複数に分散投資することをおすすめします。

●ステップ3:共感できるプロジェクトに出資する

「投資」と言えども、せっかくご自身のお金を投じるのであれば、事業社の理念や、資金需要者の資金使途目的などに共感できると、より豊かなお金の流れができるかもしれませんね。

水野 綾香 ファイナンシャルプランナー

明治大学法学部。金融総合代理店に10年勤続。BtoBの業務提携、コールセンター管理などを経験後、ファイナンシャルプランナーとしてファイナンシャルプランニング・資産形成などをテーマに、延べ6,000名以上の方に向けての講演や、金融コラムの執筆を行う。

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