17/12/17
有名株も少額から買える?「ミニ株」って何?
株式市場における株の売買は一般的には「単元」という単位で売買されます。
1株は30000円だけど1単元が100株で購入には300万円必要という事になるのです。
この金額では買いたくても手が出ないという人もいますよね?
そんな人には単元株より少ない数量で売買できる「ミニ株」がおススメです。
ミニ株って何?
元来は証券会社が市場を通じて単元株で購入したものを10分の1の単位で売買できる取引のサービスをミニ株といいます。
例えば、1株30000円で1単元100株の場合、購入するには300万円必要ですが、ミニ株では取引が10分の1の30万円から取引できるのです。配当も持分割合によって証券会社から受け取ることができます。
手が届かないと思っていた会社の株が買えるのと予算内で複数銘柄の株式を持てる可能性が高まり、分散投資ができるのです。つまり、リスクの軽減につながるわけです。
ミニ株がさらに利便性アップ!
ミニ株は、さらに進化して現在は1株単位で売買できるという使い勝手の良いサービスがあります。マネックス証券の「ワン株」、SBI証券の「S株」、カブドットコム証券の「プチ株」が該当します。現在はこれらを総称して「ミニ株」と呼ばれることが多いです。
ミニ株があることにより、ほとんどの銘柄が1株から購入できるためお小遣い程度から取引可能になりました。その上、手数料も安いです。
ミニ株を買い増して1単元株数に達すると株主総会の議決権も得られます。
ミニ株のデメリット
取扱いのある証券会社が限られ、売買可能な株も証券会社によって異なります。
また、単元株の取引手数料と比べ手数料が割高なため株の購入に占める手数料割合が大きくなり利益が出しにくいということがあります。
さらに、売買においては、株価が要望の金額に達したら約定するという指値注文ができません。注文するときの金額で約定する成行注文での取引しかできないということです。
1単元株に達するまでは、株主総会において議決権がないこともデメリットのひとつです。
まとめ
お小遣い程度で株式投資の参入ができるという事は、お金を殖やせるチャンスが身近にあるという事です。そして投資の基本である分散もしやすいという事は株式投資のリスクがさらに軽減されるという事です。
株式投資に興味があるという人は、まずは自分の気になる会社のミニ株から始めてみてはいかがでしょうか?
執筆者
廣木智代 ファイナンシャルプランナー(CFP)
結婚後、家業のスナックで手伝いをしていたが母の引退と共に廃業。家計の苦しさを埋めるための我が家の保険の見直しをきっかけに、お金に賢くなるお手伝いをするべくCFP資格を取得。心と体とお金の健康バランスを軸に、個別相談、セミナー、執筆を展開中。FP Cafe登録パートナー。
記事提供:moneliy
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moneliy マネリー
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