24/09/25
お金のない人は見た目でわかる6つの共通点
「人は見た目によらぬもの」とは、「人は見た目ではわからない意外な一面がある」という意味のことわざです。しかし、「あの人はお金持ちだろう」とか「あの人は貧乏…」ということは、結構「見た目」で感じ取っているのではないでしょうか。
この場合の「見た目」とは、姿・形だけをいう訳ではありません。たとえば、話すときの声、イントネーション、目の動き、におい、カラダの動かし方、間の取り方、持ち物、癖など、その人から受け取る情報すべてをいいます。
今回は、お金のない人に共通する6つの見た目・印象の共通点を取り上げます。あわせて、お金のある人の見た目、特徴を解説するので、対比でイメージしてみてください。
お金のない人の貧乏な見た目1:見た目を気にしない
お金のない人は、そもそも見た目を気にしていません。
たとえば、メイクすることが面倒でしなかったり、爪を定期的に手入れしなかったり。また、スマホの画面やメガネのレンズなどについた汚れも気にしません。また、清潔感を香りでごまかすこともあり、洗浄剤臭や芳香剤臭の強い柔軟剤を使います。
見た目の細かな点に配慮するのは「相手に不快な思いをさせないため」ですが、お金のない人は相手よりも自分が優先。「そんな些細なこと、誰も気にしない」と思っているケースもあるようで、見た目に関する「自分と他人の大きな認識のズレ」が大きいように感じます。
一方、お金持ちは、TPOを意識したメイクやネイルなどを好み、周囲に好印象を与えます。見た目に配慮することは、手間やお金をかけなくても可能です。
例えば、メガネやスマホを毎日簡単に拭くだけで、清潔感がぐっと上がります。また、メイクやネイルのケアも、シンプルであっても丁寧に整えるだけで、周囲に対する印象が大きく変わるでしょう。 このような小さな習慣を積み重ねが、他人から「丁寧な人だな、清潔感あるな」という評価につながります。
お金のない人の貧乏な見た目2:肌・髪・歯の状態が悪い
肌・髪・歯の状態は、見た目に大きく影響を与える要素です。これらがしっかりとケアされているかどうかで、その人のライフスタイルや、ひいては経済状況までが垣間見えることがあります。
お金のない人の肌は、乾燥して荒れています。髪は、パサパサして、まとまっていません。歯は、歯石や歯垢が溜まり、汚れています。いずれも手入れにある程度のお金をまわせていないことが原因です。
別に、高級な化粧品やシャンプー、歯磨きなどを使う必要はなく、手軽に購入できるもので十分です。それにも関わらず、お金のない人は外見をかまう余裕が少なく、手入れが行き届いていないものです。根っこには「お金がない」という不安がストレスとなって現れていると考えられます。
一方、お金持ちは、相手に見える面積の大きい肌、顔の印象を左右する髪、話すときに目が行く口元の手入れを入念に行います。また、内面から肌や髪、歯に良い影響を与えるため、生活リズムを整えること、バランスの取れた食事を摂ることなどにも注意を払います。
もちろん、高級なものを利用しているわけではありません。しかし、相手に「不潔・不快」な印象を与えないような心配りは、きちんとできています。
お金のない人の貧乏な見た目3:目がどんよりして生気がない
「目は口ほどにものを言う」「目は心の窓」とも言うように、目の印象から、さまざまな情報が得られます。お金のない人の目は、どんよりして生気がありません。
体に疲れが溜まっていたり、寝不足だったり、ストレスが溜まっていたりといったことが原因なのかもしれません。他人からは「何を考えているのかわからない…」「怒っているのかな…」などと思われることもしばしば。近寄りがたい雰囲気を醸し出しています。
一方で、お金持ちの目は、親しみやすく、にこやかな印象を与えます。彼らは体調管理に気を配り、十分な睡眠や適切なストレス管理を心がけているため、目に明るさとエネルギーが満ちています。
目の印象を良いものにするには、健康であることが大事な条件。十分な睡眠を確保して疲れを貯めこまない、寝る前に心を落ち着ける瞑想をするなど、心身がリラックスできる習慣を持ちましょう。また、アイマスクや目元用のクリームで目の疲れを取ることも有効です。少しの目元ケアをするだけでも目の印象は大きく変わるでしょう。このような積み重ねが、自分自身の心の余裕につながります。
結果、他人を受け入れるゆったりした構えができ、「話しかけやすい」「親しみやすい」という好印象を多くの人に与えます。
お金のない人の貧乏な見た目4:大きな荷物を持ち歩く
お金のない人は、いろんなものを持ち歩きくため、大きな荷物を持ち歩くことが多いです。
お金のない人は、使う・使わないということを考えず、とりあえず、いろんなものをカバンに詰め込んで持ち歩くため、他人から見れば、重そうだなと感じるものです。
同様に、お金のない人の財布には、レシート、ポイントカード、小銭がパンパンに入った分厚いものを持っています。これは、お金に関心がなく、欲しいと思ったものにお金を使い続けていることを象徴しています。
一方、お金持ちの人は、小ぶりなカバンに必要なものだけ詰めて移動します。そのため、他人が見た印象は、ムダが無く、軽やかです。財布も、スッキリ整理された薄いものを持っています。これは、何にお金を使ったのか日々のレシートをチェックする習慣があることを物語っています。
荷物を整理し、不要なものを持ち歩かないようにするだけで、印象が大きく変わります。カバン、財布の中身は、定期的に見直し、本当に必要なものだけを選ぶ習慣をつけることが大切です。日々整理することで無駄をなくし、スッキリとした印象を与えることができるでしょう。
お金のない人の貧乏な見た目5:服装・靴・バッグが整えられていない
見た目には、その人の着ている服、持っている靴やバッグなども大きく影響します。
お金のない人の服は、襟や袖に汚れがついていたり、座りジワが目立っていたりします。靴はかかとがすり減り、つま先部分の色が剥げていたりもします。また、バッグも型崩れしてくたっとしていることがしばしば見受けられます。
これらのアイテムは、定期的な買い替えや手入れ(クリーニング、陰干し、靴の磨きなど)が必要ですが、それを怠ってしまうと、外見全体に貧乏な印象を与えてしまうものです。
一方で、お金持ちは、服や靴、カバンどれをとっても手入れが行き届いています。こちらも、それぞれのアイテムを良好な状態に保つために、なにも高価なアイテムを揃える必要はありません。
例えば、靴は、標準的な価格の専用クリームやブラシでこまめに手入れを行えば、きれいに保つことができます。また、服は、スチームアイロンを活用すれば、頻繁にクリーニングに出さなくても見た目が大きく改善され、費用もかさみません。
また、日々の手入れと合わせて定期的に服やカバン、靴をチェックし、劣化が進んでいれば、思い切って買い替えすることも清潔感につながります。
これらのことがトータルで習慣化されていれば「こざっぱりしていて、清潔感のある人」という好印象を与えることができます。
お金のない人の貧乏な見た目6:人の話は上の空
お金のない人は、人の話に耳を傾けることをあまりしません。というのも、お金のない人は、いつも頭の中が、自分の悩みや不満でいっぱいなので、余裕を持って人の話を聞く状態ではないというのが正直なところです。
また、人の話の途中で、自分の解釈や感情が入り込むこともあり、持論をムダに展開してしまうこともしばしば。「あの人に話すんじゃなかった…」という残念な印象を相手に与えてしまうことがあります。
一方、お金持ちは聞き上手で、相手の話にしっかりと耳を傾けます。共感力も高く、相手が何を求めているかを的確に捉えることができます。しかし、相手の意見はあくまで「多くある意見の一つ」として冷静に受け止め、自分の判断基準を失うことなく対話に臨んでいます。
お金持ちが、人の話をしっかり聞く姿勢を保てる理由は、自分の悩みや不満に囚われすぎないよう心に余裕があるためです。相手の話に集中する際は、自分の感情や解釈を挟まずに相槌を打つ習慣が身についています。
また、相手の話をまとめることや有効なポイントで質問を投げかけるテクニックも持ち合わせています。これにより、より効果的なコミュニケーションが図れます。結果、相手との信頼関係が深まり、より良い印象を与えることができます。
健康・清潔がお金持ちへの第一歩
お金持ちは、自分の見た目、佇まいが他人にどう影響するのかよく理解しています。一方、お金のない人は、他人への影響よりも「自分がしたいこと」「自分の思い込み」が優先しており、「お金がないから、見た目を構うことができない」という言動・態度を取ります。高価なものを身につけているからお金持ちに見えるのではなく、全体の見た目が、健康・清潔を軸にスッキリ整っていることが大切です。
【関連記事もチェック】
・定年後に給与が減っても働き続けた方がいい5つの理由
・当てはまれば「老後破綻」50代お金のダメ習慣7選
・定額減税の調整給付、手続きが必要な人はどんな人?
・定年後に払い続けると貧乏を招く5つの支出
・「金持ち老後」と「貧乏老後」を分ける決定的な5つの違い
舟本美子 ファイナンシャルプランナー
「大事なお金の価値観を見つけるサポーター」
会計事務所で10年、保険代理店や外資系の保険会社で営業職として14年働いたのち、FPとして独立。あなたに合ったお金との付き合い方を伝え、心豊かに暮らすための情報を発信します。3匹の保護猫と暮らしています。2級ファイナンシャル・プランニング技能士。FP Cafe登録パートナー
この記事が気に入ったら
いいね!しよう