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23/07/10

家計・ライフ

定年後に再雇用される人が絶対に確認しておくべきこと

定年後に再雇用される人が絶対に確認しておくべきこと

定年が近づくにつれて、定年後のキャリアプランを考える人も多いのではないでしょうか。厚生年金の支給開始年齢が65歳に引き上げられたことに伴い、定年後の再雇用制度が整備され、本人が希望すれば65歳まで再雇用されるようになりました。
再雇用を選択すると、定年後も慣れ親しんだ会社で働けるメリットがある一方で、雇用条件が変わることが想定されます。今回は、定年後再雇用される際に確認すべきことを紹介します。

定年後再雇用で確認すべきこと1:仕事の内容

定年後に再雇用で働く場合、仕事内容は同じでも責任が軽くなる傾向があります。独立行政法人 労働政策研究・研修機構「高年齢者の雇用に関する調査(企業調査)」(2020年)によると、定年前とまったく同じ仕事をしている人は44.2%。同じ仕事でも責任の重さが軽くなったという人は38.4%います。

責任あるポジションで働いていた現役時代に比べると、物足りなさを感じる人も少なくないかもしれません。しかし、見方を変えれば、長年の勤務経験で培ったスキルや技術を現役世代に伝えていく立場になるとも捉えられます。役職は変わっても、今までとは違った視点で組織に貢献できる期待がもてるでしょう。

再雇用を検討する際は、仕事内容のみならず、会社が自分に求める役割を確認しておくと、定年後もやりがいをもって働ける可能性が高まるでしょう。

定年後再雇用で確認すべきこと2:雇用形態

改正高年齢雇用安定法の施行により、会社には65歳までの雇用義務があります。しかし、雇用形態までは定められていません。

定年前と同様に正社員として働ける場合もあれば、嘱託・契約社員、パート・アルバイトのように雇用形態が変わる場合もあります。また、会社によっては、関連会社へ出向・転籍する可能性も考えられるでしょう。
前述の「高年齢者の雇用に関する調査(企業調査)」(2020年)によると、60代前半の継続雇用者の雇用形態でもっとも多いのが「嘱託・契約社員」で 57.9%。「正社員」は 41.6%となっています。

雇用形態が変われば、契約期間や給与、待遇にも大きく影響します。例えば、嘱託・契約社員に変わる場合は、1年間などの期間を定めた雇用契約になるパターンが考えられます。ですから、働く際に今後の雇用形態がどうなるのか、確認しておきましょう。

なお、有給休暇は退職する時点で残っている日数を再雇用後もそのまま引き継げます。労働基準法では勤務実態を重視しており、有給休暇を付与するうえでは、入社した時からの勤続年数で判断されるからです。

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定年後再雇用で確認すべきこと3:勤務時間

再雇用後の勤務時間は現役時代に比べて短くなる傾向にあります。勤務時間数によっては、雇用保険や社会保険にも影響が出る可能性があり、注意が必要です。

例えば、週の労働時間が20時間未満になると雇用保険の対象外となり、介護休業の給付を受けられなくなります。また、退職などで失業した際に、失業手当をもらえないデメリットも考えられます。

このように、勤務時間は自分が働く時間という意味合いだけではなく、他の条件にも影響する項目です。あらかじめ再雇用後の勤務時間と合わせて、雇用保険や社会保険の加入についても確認しておくと安心でしょう。

定年後再雇用で確認すべきこと4:給与

再雇用後は雇用形態が正社員から契約社員やパートに変わることが多く、給与は下がる傾向にあります。しかしどのくらい下がるのかは一律には決められておらず、会社によって異なると言えます。パーソル総合研究所の調査によると、定年後の再雇用者の約9割もの人が「年収が下がった」と回答。平均44.3%も低下するといいます。

現在は「同一労働同一賃金」の考え方が導入されており、正規雇用労働者と非正規雇用労働者との待遇差を解消する取り組みが進んでいます。しかし、そのため、給与水準が仕事内容に見合っているかどうかを、あらかじめ書面でしっかり確認しておきましょう。

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まとめ

定年後再雇用される場合に確認すべきことを紹介しました。人生100年時代と言われている今、老後に豊かな生活を送るためにもできるだけ長く働きたいと考える人も少なくないでしょう。

定年後は自分の意向に合わせてさまざまなキャリアプランから働き方を選択できます。再雇用を検討する場合は、再雇用後の勤務条件に納得したうえで働くためにも、今回紹介した4つのポイントをしっかり確認することをおすすめします。

たにぐち まりえ 1級ファイナンシャル・プランニング技能士

新卒で大手銀行に入社し、個人営業に13年間従事。資産運用や相続対策、アパートローンなど、幅広い業務を経験。プライベートでは1児の母。出産を機にキャリアと育児の両立に悩み、自分らしく生きるためにコーチングを学ぶ。現在は金融系記事の執筆や、FP×コーチングで女性の人生を豊かにするための活動を行っている。

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