connecting…

  • NISA
  • FIRE
  • Money&You TV
  • 確定拠出年金「iDeCo」「企業型」
  • マネラジ。
  • ふるさと納税
  • 届け出だけでお金がもらえる! 給付金制度を活用しよう
  • セミナーレポート
  • まとめ記事/チェックテスト
  • 歴女の投資ファイル
  • ズボラでも出来るシリーズ
  • 投資信託でプチリッチ!「投信ウーマン」
  • 投資女子への道
  • 恋株
  • ぽいきさんの幸せを呼び込むシリーズ
  • 大人女子を応援!家庭で出来る漢方の知恵
  • 読書ブロガー小野寺理香のブックレビュー
  • 駐在マダム、モラハラ夫からの逃亡記
  • “逆打ち”お遍路をご紹介

22/12/14

家計・ライフ

「PayPayあと払い」と「PayPayカード」はどちらがお得か。使い分けは?注意点は?

「PayPayあと払い」と「PayPayカード」はどちらがお得か。使い分けは?注意点は?

現金払いと違って、ポイント還元や割引などが受けられてお得なキャッシュレス決済。筆者の場合、日常の買い物はほとんどPayPayで済ませています。
筆者はこれまで、PayPayでの買い物の支払いには、後でまとめて支払える「PayPayカード」を利用してきたのですが、PayPayにはもうひとつ、利用代金を後払いできる「PayPayあと払い」なるサービスも用意されています。

そこで今回は、PayPayあと払いのしくみをご紹介。PayPayカードとの違いや、PayPayあと払い・PayPayカードの使い分け、PayPayあと払いを使う際の注意点まで解説します。

毎月の利用代金を後払いできるPayPayあと払い

PayPayあと払いは2022年2月にスタートしたPayPayのサービス。PayPayあと払いで利用した金額を、翌月まとめて支払うことができる支払いの方法です。PayPayあと払いでは、毎月末までの1か月の利用代金が、翌月27日(休日の場合は翌営業日)に、指定した金融機関の口座から引き落とされます。

PayPayは、銀行口座やセブン銀行・ローソン銀行のATM、ヤフオク!やPayPayフリマなどからPayPay残高をチャージして使うことができます。特に銀行口座からのチャージは、手元のスマホで操作するだけでできるので便利なのですが、残高不足に気づかず使おうとすると「決済できません」となって焦る場合もあります。また、仮に金融機関の口座にお金が入っていなければ、その場でチャージもできず、買い物もできなくなってしまいます。

その点、PayPayあと払いならばそもそも残高をチャージする必要がありません。また、利用代金が後払いですので、その場で買い物ができなかった…という事態も防げる、というわけです(なお、使いすぎが心配ならば、PayPayあと払いからPayPay残高にチャージして支払いに利用することも可能です)。

PayPayあと払いは年会費永年無料で利用可能。手数料も翌月1回払いであればかかりません。そのうえ、PayPayあと払いを利用した支払いも、PayPay残高から支払った場合と同様に、前月のPayPayの利用状況に応じて0.5〜1.5%のPayPayポイントがもらえる「PayPayステップ」の対象になります。

年会費永年無料・基本還元率1%のPayPayカード

一方のPayPayカードは、年会費永年無料で利用できるクレジットカードです。PayPayカードは、利用金額100円につきPayPayポイントが1ポイントもらえます。国際ブランドはVISA・Mastercard・JCBから選べます。

PayPayカードには、プラスチック製のクレジットカードとPayPayのアプリ上で発行されるバーチャルカードの2種類があります。
プラスチック製のクレジットカードは全国の対応店舗で利用できるクレジットカード。タッチ決済にも対応しています。PayPayカードは券面にカード番号・有効期限・セキュリティコードの記載がない「ナンバーレスカード」なので、セキュリティの面でも安心です。
ネットショッピングの際にはバーチャルカードを利用します。PayPayアプリ上でカード番号などの情報を確認。それを入力することで決済ができます。PayPayカードのカード番号などを表示する際にはSMS認証が必要。セキュリティ面にも配慮されています。

●PayPayあと払いとPayPayカードの違い

PayPayカードのウェブサイトより

PayPayカードはPayPayの支払い方法に登録できなくなった

以前は、PayPayカードをPayPayの支払い方法として登録することができました。つまり、「PayPayでPayPayカード決済」が可能だったのです。
しかし、2022年2月28日から、PayPayカードをPayPayの支払い方法として登録することができなくなってしまいました。

2022年2月28日までにPayPayカードをPayPayの支払い方法として登録した方は、以後も「PayPayでPayPayカード決済」ができます(筆者もこのパターンでした)。この場合も、PayPayの支払い方法をPayPayあと払いに変更することはできます。しかし、支払い方法をPayPayあと払いに変更すると、PayPayカード決済には戻せなくなるので注意しましょう。

つまり、これからPayPayを後払いで利用したい場合には、PayPayあと払いを登録するしかありません。これまでPayPayでPayPayカード決済をしてきた方のみ、引き続きPayPayでPayPayカードを利用できることを押さえておきましょう。

PayPayあと払いとPayPayカードの使い分けは?

PayPayあと払いとPayPayカードは、どちらも支払いが後払いで、PayPayポイントが貯まるという点ではよく似ています。では、PayPayあと払いとPayPayカードは、どのように使い分けるといいのでしょうか。

●これからPayPayで後払いしたい場合

「これからPayPayで後払いしたい」という方の場合は、PayPayあと払い一択です。PayPayあと払いを利用すると、前述のとおりPayPay残高のチャージが不要になりますし、支払いを月1回にまとめることができます。

●これまでPayPayでPayPayカード決済してきた方の場合

「これまでPayPayでPayPayカード決済してきた」という方の場合は、PayPayあと払いを使うかPayPayカードを使うかという問題があったのですが、結論からいうと、PayPayあと払いに切り替えてもいいのではないかと考えます。

2022年12月から、PayPayステップのポイント還元の達成条件が変わりました。これまで、PayPayステップにはPayPayあと払いしか対応していませんでしたが、PayPayカードであと払い登録した場合もPayPayステップの対象となったのです。

PayPayの基本還元率は0.5%ですが、PayPayステップでは、
・PayPayあと払いまたはPayPayカード(あと払い登録)で+0.5%
・PayPayで月30回(300円以上)・10万円以上の利用で+0.5%
と、還元率をアップさせることが可能。どちらの条件も満たすと、PayPayの還元率は1.5%にできるのです。

つまり、PayPayあと払いを利用しても、PayPayカードであと払いを利用しても、PayPayの還元率は同じ1%にできます。

PayPayステップではさらに、月30回(300円以上)・10万円以上の利用で+0.5%となり、PayPayの還元率を1.5%にできます。これもPayPayあと払いでもPayPayカードでも同じです。

しかし、たとえば「日本全国全額チャンス!超ペイペイジャンボ」(PayPay利用時に抽選でポイント還元が受けられる)の抽選は、PayPayあと払いを選択した場合、最大3回行われます(2022年10月17日〜12月28日まで)。PayPayとしては、PayPayあと払いを使ってほしいというメッセージなのでしょう。今後も、PayPayあと払いのほうが優遇される機会が多いのではないかと思われます。

●PayPayカードはいつ使う?

このように見ると、PayPayカードの出番が少ないように感じられるかもしれません。しかし、PayPayカードでは、PayPayあと払いと同じPayPayポイントが貯められるメリットがあります。普段はPayPay、クレジットカードを使うときは他のクレジットカードだと、違うポイントが貯まることになるので、ポイントがバラけて使いにくくなってしまいます。しかし、たとえば普段はPayPayあと払いを利用し、PayPayが利用できない店舗やネットショッピングなどではPayPayカードを利用するという具合に使い分ければ、PayPayポイントが集中して貯められ、ポイントも使いやすくなる、というわけです。

PayPayカードでは、ネットショッピングのYahoo!ショッピング・LOHACOでPayPayカードを利用すると、PayPayポイントが3%(利用金額100円につき3ポイント)もらえてお得なので、合わせて活用したいですね。

PayPayあと払いには注意点も…

PayPayあと払いは便利なサービスですが、注意点もあります。それは、「リボ払いを使用しない」ということです。
PayPayあと払いの支払い方法には、翌月1回払いとリボ払いがあります。リボ払いは毎月の支払いを一定額にできる一見便利なサービスですが、所定の手数料が発生します。他のクレジットカードなどと同様で、リボ払いの手数料は高額になりがちで、使った分より多くの金額を支払うことになりかねません。リボ払いは使用しないようにしましょう。

まとめ

PayPayあと払いとPayPayカードの違い・使い分けを紹介してきました。これからPayPayを後払いで利用するならばPayPayあと払い一択ですが、PayPayカードを併用することで、PayPayポイントをより貯めやすくなります。ぜひ活用を検討してみてくださいね。

畠山 憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

関連するみんなのマネー相談(FP Cafe)

育児休暇中の内職ってしてもいいの?

家計・ライフ京都府 いいね 4
2015/12/04

現在会社を育児休暇中の母です。私が今回質問したいのは、育児休暇中に内職をしてもよいか、ということです。
私は十分な貯金がないまま子供を出産したので、旦那の給料のみではいずれ家計が苦しくなること...

マネー相談の続きを見る

現在、公営住宅に住んでおります。
世帯収入が低いので月々のお家賃は駐車場込みで32000円ほどです。
3LDKで、まぁまぁ綺麗ですし住む事自体には満足ですが、度々入ってくる住宅販売の広告を見...

マネー相談の続きを見る

転勤族は何時まで付いていくべき?

家計・ライフ岡山県 いいね 0
2015/06/15

私は30代主婦なのですが、我が家には4歳、3歳、0歳の3人の子供がいます。
旦那は世に言う転勤族でして、全国何時何処に異動になるか分かりません。

何度か子供を保育園に預け、私自身も働いて...

マネー相談の続きを見る

閉じる
FP Cafe® お金の相談をするなら、一生涯の「お金の相談パートナー」へ