20/02/27
お金持ち体質になるための4つの常識
「収入は同じくらいのはずなのに、どうしてあの人はお金に余裕があるんだろう?」と思うことってありませんか。そういう人はお金の使い方が上手で、限られた収入の中でもうまくやりくりできているのだと思います。
そこで今回は、いま莫大な資産を持っていると言うわけではないけれど、そういうやりくりが上手にできる「お金持ち体質」になるための4つのヒントをご紹介したいと思います。
お金持ち体質になるための4つの常識:超短期的な目標を持って行動する
お金持ち体質の人は、目標を「達成までの期間」別に複数設定していることが多いです。たとえば、「32歳までの3年間で結婚資金360万円貯める」という長期的な目標があったと仮定しましょう。この場合、次は「年間120万円貯金する」と少しスケールを小さくし、さらに「毎月5万円貯金」「年2回のボーナスはそれぞれ30万円貯金する」という短期的な目標を別で設定します。
そして「毎月5万円貯金するために、1週間の予算は1万円」というより超短期的なルールを決めるんですね。こうして目標のスケールを小さくしていくことで、「超短期的な目標をクリアしていくうちに、気が付いたら長期的な目標をクリアしていた」という状況が生まれます。人はゴールが近くにないと、なかなか目標を意識することができません。スモールステップでゴールに近づいていきましょう。
お金持ち体質になるための4つの常識:お金を稼ぐことと自分の成長を重ねる
お金持ち体質の人に共通している「お金を稼ぐこと」に対する意識の持ち方があります。それは、もらっているお金の分だけ自分が評価されていると考え、昇給昇格をとても前向きにとらえて喜ぶという意識です。自分が成長することと手に入れられるお金が大きくなることはイコールなのです。成長する自分とお金がふえることを重ね合わせて考えるんですね。
ある富裕層の方が「『自分もこのくらいのお金がもらえるくらい評価されるようになったんだ』と感慨深い思いをしてから、お金が集まるようになってきた感じがする」と言っていました。お金の存在を自分の中で大きくとらえ、もらえるお金がふえることを素直に喜ぶ姿勢がお金持ち体質の人に共通していました。
お金持ち体質になるための4つの常識:清貧をよしとせず、「お金が好き」を隠さない
日本人は清貧をよしとする文化がありますよね。たしかに、貧しかった時代はそれをよしとすることも大事だったのだと思います。しかし今は時代が変わりました。お金持ちの人たちは、お金が好きであることを公言しますし、お金をもっと稼ぎたいとも言います。お金に対する感覚がポジティブなのです。ですから、「給料が低い」といいう愚痴よりも「もっとお給料ほしいから仕事頑張ろう」と言いますし、「うちの会社、今期の決算が悪いからボーナスも下がるだろうな」と言うよりは「ボーナスいっぱいほしいから、頑張って売上伸ばさないと!」と張り切るのです。
お金に関することを日本人は隠したがりますし、仕事の動機を「お金がほしい」とすること自体をタブー視するような風潮がありますが、お金持ち体質の人たちはそんなことを気にしません。お金に関する話を友人や家族、恋人ともしっかり話しますし、「お金がほしいから〇〇にチャレンジしよう」といろんなことの動機をお金に求めます。
お金持ち体質になるための4つの常識:「節約」より「使いたい分だけ稼ぐ」
お金持ちになるには、節約をして可処分所得をふやす方法もありますが、多くのお金持ちは「自分が使いたい分だけお金を稼ぐ」というスタンスです。やりたいこと、行ってみたいところ、見てみたいもの、食べてみたいものがたくさんあるけど、その欲求を全部満たすためにはお金が必要、だから稼ぐ、という考え方なんですよね。節約するのもいいですが、節約で捻出できるお金には限界があります。
しかし、稼ぐ方法を探求すれば稼げる金額に限界はありません。稼ぐ方法を考え、自分があらたにお金を生み出す存在として生活するという強い意識が大事なんですね。
まとめ
いかがでしたか。お金持ち体質の人たちというのは、お金に対してほかの人と少し考え方やスタンスが異なります。お金に関することを隠し立てしたり、ネガティブにとらえたりすることもありませんし、お金を稼ぐということに力を注ぎます。彼らの姿勢をマネしてみれば、お金持ち体質に近づけるかもしれませんね。
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大塚 ちえ ファイナンシャルプランナー(AFP)、証券外務員Ⅰ種
新卒から証券会社一筋で働く、現役アラサー金融ウーマン。スポーツと音楽が趣味。金融機関勤めで得た知識と経験で、キャリアやお金、結婚・恋愛のことなどいろんな女性の悩みに向き合う。現代日本に生きる働きすぎな女性にエールを送る。
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