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16/08/06

家計・ライフ

学資保険に入ったから大丈夫は危険!? 教育資金作りのポイント

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 受験生にとっては、勝負の夏がやってきました。
夏期講習、夏期合宿と、想定以上の支出があり、教育費に関するご相談が増える時期でもあります。
 学資保険をかけているからと教育資金を準備した気になっていませんか? 教育資金は、進路によって当然、必要なタイミングも金額も異なります。
 では、いったいどのように準備をしたらよいのでしょうか?

教育方針や進路によってかかる教育費もタイミングも変わる

 家計相談の時はもちろんのこと、住宅資金計画や保険見直しなどお金の相談にいらした方には必ずお子さんの教育方針や進路の希望を聞いています。
 公立を希望しているのか? 私立を希望しているのか?
お子さんの進路によって、将来のマネープランは全く異なるためです。

 文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」による幼稚園から高校までの学習費総額(習い事など学校外活動費含む)を比較すると、オール公立で約523万円、オール私立の場合は約1770万円と高校までの間で3倍以上の差があります。
 これだけでオール私立は大変ですよね。
 例えば、小学校受験をする場合は、受験対策の塾代や習い事として年中さんから月に10万円程度の教育費をかけているご家庭もあるように、いつのタイミングで受験をするのか? どこまで教育資金をかけるのか? ご家庭の方針によって教育費はかかる金額もかかる時期も大きく異なります。

 もちろんお子さんの希望もありますので、計画通りにはいかない場合も多いかと思いますが、まずは、希望の進路、受験のタイミングなど早い段階でご家庭の教育方針を決めて、教育資金計画を立てておくことが家計全般を考える上で大切です。
 予め準備をしておくからこそ、希望の進路や、やりたい習い事が増えたとしてもカバーが効くのです。

いつ、いくらかかるか具体的な数値に落として確認

 教育方針が決まりましたら、いつ、いくらの教育費がかかるのか? 具体的な数値にして確認しましょう。
 目安としては、文部科学省「平成26年度子供の学習費調査」を参考にします。
下表は、3歳から高校3年まで各学年の学校教育費と学校給食費の合計で年間にかかる費用をまとめたものです。習い事や塾代など学校外活動費はご家庭により大きな差が出るため別の表にまとめてありますのでこちらを参考にしてください。
※保育園やこども園に通う場合は、年収に応じて支払う金額が異なりますので、市町村の保育料を確認してください

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 表では年間の金額になっていますが、学校教育費と習い事や塾代など学校外活動費は家計の中から毎月支払うイメージです。
 例えば、公立小学校に通う場合は月7,000円の学校教育費に習い事や塾代18,000円を足した25,000円を毎月支払うという感じですね。

入学時や受験のための費用は、毎月の教育資金とは別に準備する

 学用品等の準備のための費用が膨らむ傾向にありますので、各学校の入学タイミングには、毎月の教育資金とは別にまとまった資金を準備しておきたいところです。特に私立の場合は、学校納付金等の金額がかさみますので、注意が必要です。

 受験学年には、学校外活動費の中でも塾代等が膨らむ傾向にありますので、希望の進路に合わせて、受験学年の塾代も見積もっておくと安心ですね。
 例えば、私がFPの活動拠点にしている神奈川県では、公立高校の受験のために中学校3年生で年間70万円程度の塾代がかかる場合もあります。
 そのためご相談にいらした方は、高校の入学準備金も合わせて中3までに100万円貯めることを目標にします。

 中学受験を検討するのであれば、受験のカリキュラムが本格化する小学校4年生までには、塾代の目安として4年~6年の3年間分250万円程度を準備できる家計にしておきたいところです。中学から私立に通うことを考えると、そのくらいの資金を準備できる家計作りが大切という意味も込めています。

 今回は、高校までの教育資金について見てきましたが、教育資金の山場はこどもが大学にいる間です。学資保険で大学在学中の教育資金を準備されている方が多いと思いますが、なんとなく、学資保険に加入するのではなく、必要な教育資金のうち、この金額は学資保険で準備すると考えた上での加入を勧めます。

教育資金計画表を作りましょう!

 お子さんの成長や教育環境の変化に応じて見直しは必要ではありますが、できるだけ早いタイミングでお子さんお一人お一人の教育資金計画表を作ることをオススメしています。

 例えば、上の女の子は中学受験をして中学から私立へ、下の男の子は小学校から高校まで公立という教育方針のご家庭の教育資金計画表が下記になります。

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 このように一覧にしてみると、お子さんが2人以上いるご家庭では特にしっかりと計画・準備をしていかないと、教育資金が家計を圧迫する時期があることが分かります。
 可愛い子どものこととなると次々と習い事が増えていくなど、教育資金はとかく膨らみがちです。

無計画に目の前の教育資金に追われているうちに、気付いたら教育ローンを借りなくてはいけなくなってしまったり、お子さんの希望の進路を叶えて上げられなかったりなんて最悪なパターンにならないように、ぜひ、この機会に教育資金計画表を作成してみてくださいね。

Profile akiyamatomomi

秋山 友美 家計コーチ ファイナンシャルプランナー(CFP)

お金の失敗を経験したことからFP資格を取得。気軽に相談できる場を作りたいとの思いで2005年から活動を開始する。現在は、湘南を拠点にコーチングも活用したライフ・キャリア・マネーの総合的な相談をおこない、特に20代~40代子育て世代からの相談が多い。

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