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19/01/19

家計・ライフ

アラフォーで1000万円貯蓄ある! それでも不安な場合の処方箋

公的年金や保険制度の先行きが心配になる昨今ですが、40歳前後で貯蓄が1000万円あれば、将来は安心できると思うのではないでしょうか。
しかし、実際に1000万円の貯蓄があるアラフォー女性の中には、それでも不安で仕方なく、お金を使うことに罪悪感さえ覚える人がいます。
なぜ、1000万円の貯蓄があっても不安なのでしょうか。そして、不安な人はどうしたらよいのでしょうか。

頼れるのはお金だけ? 不安解消には、お金以外の頼れるものが必要

貯蓄がいくらあっても不安な人は、ほとんどの人が「頼れるものはお金だけ」とも言える状況にあります。
お金があれば、たいていのピンチは乗り越えられるでしょう。しかし、お金は使えばなくなってしまいます。そのため、いくらあれば絶対に100%大丈夫、という金額は誰にもわからないのが現実です。もしもの場合、本当にいくら必要なのかは前もって知ることはできないからです。

たとえば、「老後の生活費に困らないように」、という目的の貯蓄であれば、月の生活費から年金額を差し引き、足りない金額を平均余命の年数分だけ準備しておけばよい、と考えられます。しかし、心配をし始めるときりがありません。
「病気やケガで治療費が高額になったら、きちんと払えるだろうか」
「介護にお金が必要になったら、公的介護保険だけで足りるだろうか」
……という具合です。

心配は、現在の生活を維持していくことにも向けられます。
自分が老後を迎える前に、親に介護が必要になって、介護費用がかかるようになったら?
勤務先の会社が倒産したら?
事故や災害に遭ってしまったら?

毎日の暮らしは、実はリスクと隣り合わせです。これら全てに、自分の貯蓄だけで何とかしようと思ったら大変です。
そこで必要になるのが、お金以外の頼れるものです。
お金以外にも頼れるものが複数あると、心が強くなります。頼れるものがたった一つでは、それがダメになった時にはどうにもならなくなってしまいますが、複数あればリスクの分散になるので安心度が増します。
今回紹介するのは、「知識」「人」「健康」の3つ。これらは、お金のように使えばなくなってしまうものではないこともポイントです。では、詳しく見ていきましょう。

困った時に役に立つ、社会保障制度の知識を持つ

何も困ったことがない時には、社会保障制度のことを意識していない人が多いのではないでしょうか。健康保険や厚生年金などの保険料が、毎月お給料から差引かれているなと、なんとなく思っているだけの人もいるかもしれません。

そもそも社会保障制度とは、病気やケガ、老齢、失業などのため、自分だけでは生活を維持できなくなってしまった場合に、社会全体で支えあう仕組みです。いわば、生活を守るセーフティネットなのです。

たとえば、病気やケガで治療費が高額になったら、一定の金額以上を払い戻してもらえる制度があります。「高額療養費制度」といいます。健康保険に加入している人が保険のきく治療を受けた場合が対象です。
収入によって、自己負担の上限額に違いがありますが、一般的な収入の場合、1カ月の治療費は8万~10万円程度ですむことになります。

会社員や公務員の人が病気やケガの療養のために職場を休む場合には、「傷病手当金」を受け取ることができます。連続して3日の欠勤があれば4日目から最長1年6カ月まで、給与の約3分の2が受け取れるようになっています。

また、1カ月の介護費用の利用者負担額が上限額を超えた場合、「高額介護サービス費」として、その超えた分の金額が戻ってきます。 上限額は収入などによって異なりますが、世帯の上限額は多くても4万4400円です。

ただし、これらの社会保障制度を活用する場合は、基本的にすべて自分で申請などの手続きをする必要があります。知っていれば、手続きするだけで受取れるので、折に触れて情報収集をしておくといいですね。

※上記の社会保障制度の概要は、2019年1月現在のものです

いざと言う時、頼りになる人がいると心強い

アラフォーともなると人間関係もだいぶ整理されてきて、本当に心を許せる友達も厳選されてきているのではないでしょうか。
いざという時に頼りになるとは、お金を貸してくれるという意味ではなく、何かを手伝ってくれたり、迷った時に相談ができたりするといった「信頼できる人」ということです。

アラフォーの女性はしっかり者で、何でも自分でやってしまう人が多いように思います。自分がやってあげる側ではなく、やってもらう側になったらと考えてみるのも、時には必要なのではないでしょうか。
家族の他にも、そんな時に素直に助けを求められる人がいると、とても心強いと思います。

健康寿命を延ばすと、お金も楽しみも増える

お金以外に頼れるものの最後は、健康です。
健康で自立した生活ができる期間のことを健康寿命と言います。健康寿命が延びれば、仕事を長く続けられるので収入が増え、医療費や介護費がかからないので、生活費も抑えられます。
また、健康であれば旅行や食事など、楽しみも増えて充実した暮らしを送れるのではないでしょうか。
健康は、毎日の生活の積み重ねです。今の暮らしを大切に、健康的に過ごしたいですね。

自分の暮らしは、貯蓄だけではなく、社会保障制度や信頼できる人、健康によっても守ることができます。
貯蓄が増えても漠然とした心配をかかえて、いっこうに不安から解放されないなら、お金以外にも頼れるものがあることをどうぞ思い出してください。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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