18/11/03
酉の市で金運アップ オススメする熊手の選び方
11月になると、今年も残り少なくなってきて、来年のことが気になりますね。酉の市(とりのいち)は開運招福、商売繁盛を願うお祭りです。「お金持ちになりたい!」と思っているあなた、今年は金運アップを狙って酉の市に出かけてみませんか。
そもそも「酉の市」とは?
酉の市とは、11月の酉の日に関東各地のおおとり神社で行われている江戸時代から続くお祭りです。浮世絵や樋口一葉の「たけくらべ」にも登場していますから、歴史を感じますね。
なかでも浅草鷲神社や新宿花園神社などが有名です。祭りの起源は、農民たちの収穫祭や日本武尊(やまとたける)が東夷征伐のお礼参りをした日が酉の日であったことなど諸説あります。
風水では、金運は西の方角からやってきます。酉の方角は西です。そういったことも酉の市が親しまれている理由かもしれません。
十二支の酉の日は12日に一度めぐってきます。
幸運にも今年は一の酉が11月1日、二の酉が11月13日、三の酉が11月25日と3回も酉の日があります。三の酉の11月25日は日曜日とも重なっているため、よりよい新年を願う人たちでにぎわいそうです。場所によっては、前夜祭を行っているところもあり、さらに盛り上がりそうですね。
熊手を大きくしていく理由とは?
酉の市では、縁起熊手を買い、新年の商売繁盛と金運アップを願います。
この縁起熊手は、運を「かっこむ」福は「はきこむ」といわれてきました。鷲の爪をまねた熊手は「運をわしづかむ」という意味もあるそうです。
もともと、熊手は落ち葉などをかき集めるための道具ですが、「金運と福をかき集めることができますように」と願いがこめられた縁起物でもあります。
ですから「去年よりも商売繁盛しますように」と、一回り大きなものを買うと縁起がよいといわれています。実際、毎年少しずつ熊手を大きくしたおかげで、仕事が増えたという芸能人もいるそうです。
オススメの熊手はこんな熊手
江戸時代は、おかめ(お多福)が熊手の中央に飾られたシンプルなものでしたが、そのうち松竹梅や大判小判、宝船に乗った七福神などを詰め込んだ豪華なものも登場してきました。
縁起物の熊手の価格は、500円から数十万円のものまで様々です。会社関係でもよく購入されるので、売れ筋は2~5万円だそうです。
そうした熊手には、大黒柱や玄関の柱にかけるタイプものと家のデザインにあわせた置くタイプのものがあります。
飾る場所も玄関や神棚だけではなく、目線よりも高いところなら大丈夫です。
もしも、豪華なものを買っても飾る場所に困るという場合、無理をせずにタンスの上に飾れるものはいかがでしょうか。熊手を立てる台も売られています。
変わったタイプのものでは、かごの中にかわいい招き猫が入っているものもあります。
熊手は少しずつ大きくしていくのがよいとされているので、「これなら、金運がつきそう!」という運命を感じるものや、気に入った小ぶりのものからのスタートがおすすめです。
まとめ
熊手を買うタイミングに決まりはありませんが、神社に行ったらまずは参拝して今年の無事を報告し、その後に新しい熊手を購入すると、より思いが神様に伝わるかもしれません。
酉の市は、年末よりも一足早く古い運気を捨てて、新しい運気を取り入れられるチャンスです。新しい熊手を買って、運を味方にしたいものです。
池田 幸代
株式会社ブリエ 代表取締役
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
記事提供:moneliy
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