26/05/13
お金持ちがしている「不要な出費を減らす」5つの習慣

収入は増えないのに物価上昇が続いて支出ばかりがふくらんでいる現状に、生活しづらさを感じている人も少なくないでしょう。でもこれは、生活を見直す絶好のチャンスかもしれません。野村総研の調査によれば、富裕層や超富裕層の世帯数は増えているそうです。お金持ちは、特別な才能や運に恵まれてお金持ちになった人ばかりではありません。
今回は、お金持ちがしている「お金を使わない生活」のための5つの習慣をご紹介。お金持ちの考え方や生活習慣を実践して、「いつの間にか富裕層」を目指していきましょう。
お金が貯まる人は安易にお金を使わない
お金は貯まるものではなく、貯めるものです。たとえ収入が変わらなくても支出が減れば、貯蓄や投資に回せるお金が増えます。
お金持ちは、一般的に質素で倹約家が多いといわれています。それは「お金を使わない」のではなく、自分にとって価値が残らない消費にはお金を掛けないからです。
たとえば短期的なトレンド商品は、目減りしやすい支出なので購入しません。しかし、健康の維持や自己投資、人生を豊かにする経験など自分の納得がいくものには、出し惜しみをしません。言い換えれば、ムダなお金を使わないからこそお金持ちになれたといえるでしょう。一見、ちょっとした行動のようですが、その積み重ねが習慣をなり、長い時間を経て大きな差になります。
このような、お金を使わない生活を実践するためにお金持ちがしている5つの習慣を紹介します。
お金を使わない習慣1:不要なものを手放す
私たちは、物はたくさんある方が豊かで幸せだと思い込んでいるところがあります。人間には、もともと所有したいという欲求があります。心理学では、形あるものは、手に入れた瞬間の喜びが一番大きく、時間の経過とともにその刺激に慣れてしまう性質があるといわれています。
しかし、よく部屋を見渡すと、買ったものであふれていて窮屈な思いをしている場合が多いものです。衝動買いで買ったものの、似たようなものを買ってしまい自己嫌悪に陥った経験は誰にでもあります。テーブルの上に置きっぱなしの物、クローゼットからあふれた洋服、いつか片づけようと思っている雑貨…。こうした物を見るとストレスがかかり、そのストレスを解消するために新たなものを買ってしまうという悪循環に陥ることもあります。
お金持ちは「欲しい」という欲求ではなく、「自分に合うか」「違和感はないか」という独自の判断基準でお金を使います。お金持ちは、不必要なものを手放し、身の回りにあるものをお気に入りのものや大切なものだけにします。必要最小限のものだけにすると家の中が整理され、掃除や片づけがラクになります。ものを収納管理する労力が減ると、イライラから解放され、ムダな買い物をしなくなるといいます。
ですから、身の回りに不要なものが多いならば、手放してみるのがよいでしょう。とはいえ、買ったものの使わずに処分することは、心が痛みます。このムダな買い物をしなければ、どれだけお金が残せたのかと後悔するでしょう。しかし、この痛みが買い物を抑制するブレーキとなるのです。
手始めに冷蔵庫の中を整理してみましょう。賞味期限が過ぎた食材や調味料なら気後れせずに処分できるはずです。
お金を使わない習慣2:買い物する曜日や時間を決める
お金が減る行動をしていては、お金を貯めることはできません。小さなことですが、お金が残っていく買い物習慣を身につけましょう。
たとえば、買い物をする日を決めて、それ以外の日は買い物をしないという「ノーマネーデー」を設けている人がいます。どんなに努力しても購買意欲を刺激するものに触れれば、買いたくなるものです。ですから、買い物をする日や時間を決めることによって、何となく買い物をする習慣を封印して、買わないことにチャレンジしてムダな支出を減らすのです。目的意識のない買い物を止めれば、今まで何となく買っていたものに高いお金を払っていたことに気づくでしょう。まずは週1回などで試してみてはいかがでしょうか。
お金が貯まる人は、お金を使わないノーマネーデーを設けて、無駄遣いをしないようにしています。ノーマネーデーには、食材で足りないものを買うのではなく、有り合わせのもので献立を考えます。また、代用品が利用できないか創意工夫してみます。そうすると、これがないとダメだと思っていたものでも、案外買わなくても済んだということが多いものです。
そして、ちょっとした工夫も取り入れてみましょう。たとえば、日持ちのする乾物や缶詰などを常備しておくと、買い物の回数を減らすことに役立ちます。また、ネットスーパーや宅配を利用するのもいいでしょう。重たい品物やかさばる商品を持ち帰ることもありません。
出かけて行けば時間もかかるし、いま必要でない物まで買ってしまいがちです。また、「お金を使わない」と決めることで、自制心を鍛えることができます。買わない生活は、自分にとって本当に必要なお金の使い方は何かに気づく機会でもあるのです。
お金を使わない習慣3:買うものリストと欲しいものリストを作る
たとえ「必要なものしか買わない」と心に決めていても、誘惑に負けて失敗しやすいものです。また、「できるだけ買わない」と我慢しすぎるとストレスがかかり、逆に爆買いしてしまうかもしれません。自分の消費行動をコントロールするには、買うものと欲しいものをリスト化することをおすすめします。
買うものリストは、食料品や日用品、消耗品がなくなる前にリストアップしておいて買うことで、だぶりを防ぎ在庫を増やさずにすみます。買い物するときには、「買い物メモ」を作ることによって短時間で買い物を済ませることができ、不必要なものに目移りしないメリットもあります。
また、欲しいものリストは、買う前に一定期間(1か月など)寝かせておいて、「買わない」チャレンジをするというものでもあります。欲しいものがあったら、いったん小さなノートやスマホのメモに記入しておきます。ネットで見て欲しいと思った瞬間にポチっとボタンを押すのではなく、まず欲しいものリストに入れます。「あったらいいな」と思うものや気まぐれで持ちたいと思うものは、後になればどうでもいいと感じるものもあります。買うまでの段階を多くすることで、感情に流されにくい仕組みを作るのです。
欲望のままに買うのではなく、時間を置くことで欲望に歯止めをかける作戦です。欲しいものリストに記入したものをよく考えてから選んで買えば、満足感でいっぱいのものを手に入れることができます。
お金を使わない習慣4:ストック品、買いすぎを減らす
お金持ちは、必要以上の消費の支出は抑える傾向があります。消費は、ストックが増えても資産価値や収益は生まないからです。安いと思って買ったものも死蔵品になってしまえば、お金を捨てたことと同じになってしまいます。
「いつか使うかもしれない」「まとめ買いするとお得」という考えから、ついで買いや必要以上のストック品を買うクセがあれば見直しましょう。置くところもないのに安いからといってたくさん洗剤を買ってしまう、おいしそうだと食料品を衝動買いする人は要注意です。たくさんあるからといってムダに使う、賞味期限切れになって捨てるようではお得な買い物とはいえません。本当は買わなくてもよいムダな買い物は支出を増やすことにつながります。
旅先でご当地の食品を見ると、つい手が伸びて買ってしまうことがあります。普段買わない値段の高いものでも「今日は特別」「これを逃すと買えない」と思ってしまいます。こんなときほど、実際に使うのか、試食をしてみるなど冷静さを失わないでおきたいものです。
お金持ちは「安いから、お得だから」では買いません。いくら安くても価格に見合わなければ、絶対に買いません。ある人は、使ったお金を運用に回したら50年後にいくらになるかを考えるそうです。その人は150円のペットボトルの水でさえ、何となく買わないと話しておられました。
お金を使わない習慣5:お金を使わない趣味を持つ
買い物を娯楽や暇つぶしにしているようでは、お金は減ってしまい、いつまで経ってもお金を貯めることはできません。世の中には、お金をかけなくても楽しめるものはたくさんあります。趣味の幅を広げて、お金がかからないもので楽しみましょう。
たとえば、自宅近くを散歩する、公的な機関が運営するサークル活動に参加するのもいいでしょう。公共施設では、子どもや高齢者の利用料を割引したり、低価格で利用したりできるものがあります。いかにお金をかけずに楽しむかに焦点を合わせれば、レジャーの選択肢は広がります。また簡単な料理をする、DIY、家庭菜園など作る趣味は、自分でやってみて誰かを喜ばせることができたときは、もっと嬉しいでしょう。
海外の富裕層の間では、ウエルビーイング(心身の健康)を重視して、お金をかけない豊かさを実践しています。朝起きて白湯を飲むことで体温を上げ免疫力を高める。また、歩くことをエクササイズにするなど、自分自身にどれだけ手をかけるかを基準にしているそうです。
「お金を使わない生活」とは
お金を使わない生活は、ムダなものを買っていた今までの買いすぎの習慣を修正することができます。買い物に制限をかけることで、自分の暮らしに本当に必要なものが見えてくるのです。たくさん買わなくても生活できることに気づけば、自分に大切なものは何か、お金を大切に使っていこうと思え、お金が残っていきます。お金は使うためにあります。
お金持ちがお金を使うときに重視していることは、自分にとって納得ができるかどうかで、ムダな支出を徹底的に避ける意識があるそうです。だからこそ、何となく安易にお金を使うのではなく、自分の幸せや豊かさのために価値のあるものにお金を使っていきたいものです。
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池田 幸代 株式会社ブリエ 代表取締役 本気の家計プロ®
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。不動産賃貸業経営。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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