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26/01/11

家計・ライフ

お金持ちは新品で買わない、意外な5つのモノ

お金持ちは新品で買わない、意外な5つのモノ

「お金持ちほど、新品を買う」、そんなイメージを持っていませんか?
確かに、経済的な余裕があれば、誰も使っていない新品を選びたくなるものです。新品は気持ちがよく、安心感もありますよね。

しかし実際には、お金持ちほど新品に執着しない傾向があります。
欲しいものを我慢しているわけでも、ケチなわけでもありません。
むしろ、「新品で買う必要があるかどうか」を冷静に見極めているのです。

今回は、お金持ちがあえて新品では買わない5つのモノを通して、お金が貯まる人の考え方の違いを見ていきましょう。

お金持ちでも新品では買わないもの1:住宅

まずは、住宅です。新築物件は確かにまっさらでキレイです。
住宅を購入するにあたって、新築を好む人は少なくありません。国土交通省の調べによれば、新築物件を選ぶ理由として最も多いのが「せっかくのマイホームは新築の方が気持ち良いから」となっています。物件の種類ごとでは、注文住宅で57.3%、分譲戸建住宅で64.3%、分譲マンションで48.2%の人が「気持ちがよい」という理由で新築を選んでいます(「2024年度住宅市場動向調査」より)。
これは、裏を返せば新築の価値は「気持ちがよい」ことがメインとも言えます。

しかし、これは住宅を「自分自身が暮らす場所」、という面からみた価値観です。
住宅には「資産」という面もあり、売却や賃貸に出して収益を得る可能性があります。
そう考えると、新築はメリットばかりとも言えません。

新築物件には、いわゆる新築プレミアムが上乗せされています。
新築プレミアムには、広告費、モデルルーム費、販売会社の利益、そして「新築でまっさら」というプライスレスの上乗せ価格が含まれます。 そんな上乗せがあるにもかかわらず、新築物件はどんなに高額でも購入されればすぐに中古物件となります。一般的に、中古物件となった物件の資産価値は2割も下がると言われています。そのため、あえて新品の新築を買わずに中古を選ぶお金持ちは少なくありません。

購入後、売却して別の物件に買換える可能性を考えれば、資産価値が下がるのはデメリットでしかありません。下がったとしても、下げ幅を大きくしないためには、そもそもの購入価格を抑えることは合理的な方法です。
住宅は、購入したら一生涯住み続けるとは限りません。お金持ちであれば、さまざまな選択肢のなかから、ライフスタイルに合わせて住まいを選んでいくものです。

住宅を買うなら、住宅としての価値が落ちないものを選ぶことが大切。
最寄駅からのアクセスや日照、近隣のショッピングセンターや病院、学校などの環境をふまえた住みやすさは、中古だからこそ評価しやすい強みもあります。
そして、資産価値が落ちなければ、購入後いつでも売却できるでしょう。

お金持ちであればこそ、住宅ローン控除が終わったあとの出口(売却)の可能性まで考えて購入を検討しています。
気持ちよさ=感情面よりも、将来の選択肢=合理性を重視していると言えるでしょう。

購入を最終的に決めるのは感情、と言われます。だからこそ、検討の段階では合理性を重視することが大切です。合理的に考えて購入してもよいと判断してから、最後の一押しが感情、というのは自然の流れです。お金持ちは、合理的に考えずに感情だけで購入することはしないのです。

お金持ちでも新品では買わないもの2:家電

家電も、新品にこだわらないことで安く購入できます。
そもそも、家電は年々モデルチェンジが早く、新品=最先端とは限りません。型落ちや展示品は、最新版との性能差がほとんどないのに、価格差が決して小さくありません。
冷蔵庫やエアコン、洗濯機、掃除機など、家電は日常的に長期間使うものです。そのため、重視するポイントは性能や耐久性。価格は二の次になりがちですが、同じ性能ならできるだけ安いほうがオトクです。お金持ちは無理に家電を新品で買いません。

とはいえ、他の誰かが使った中古品には抵抗感を持つ人も少なくないでしょう。
そこで注目したいのは、「新古品(しんこひん)」です。
新古品とは、一度は出荷されたけれど未使用のものです。たとえば、いったん売れたけれど未使用のまま返品されたもの。あるいは、見本として展示されていたものも、安く出ていることがあります。
家電量販店、通販サイト、中古ショップなど、幅広く探すと意外な掘り出し物が見つかるかもしれません。
掘り出し物を見つけるには、普段からの情報収集に加えて、気持ちの余裕が必要です。
壊れたからといって、「今すぐ買わなくては!」と焦ってしまっては、冷静な製品選びは難しくなりがちです。

冷蔵庫が壊れたら、食事は常温保存の食材を選んだり、防災用の買い置きを使ったり、という工夫ができると少し余裕を感じられるのではないでしょうか。
エアコンや洗濯機が壊れたら、製品を選んでから自宅に届くまで、いっそワーケーションで自宅を離れるのもいいかもしれません。
柔軟な発想は、いつも持っていたいですね。

さて、新品と新古品は、どちらも未使用であることは同じですが、注意したい違いはメーカー保証の有無です。保証期間が切れていることがありますので、購入時にはしっかり確認したいポイントです。押さえるべきポイントは、しっかり押さえましょう。

なお、お金持ちは「その家電を買うことで、お金以上の大幅な手間や時間の短縮ができる」というのであれば、高くても購入します。間接的にですが、時間を購入することができるからです。そうして得た時間を使ってさらにお金を稼いだり、好きなことをしたり、休んだりしているのです。

お金持ちでも新品では買わないもの3:ドレス

パーティや会合など、改まった席では華やかに装うこともマナーのうち。
格式のある場に合わせれば、あまり安いドレスでは馴染みません。かといって、高いドレスを何度も着まわしてばかりでは気分もあがりません。高級ドレスほど、流行の影響を受けやすく、保管コストもかかりがちです。
お金持ちでも、高いドレスを新品で何着も買うのは現実的とは言えません。

こんな場合に利用したいのが、ドレスのレンタルサービスです。
高級感あふれるドレスであれば、レンタルとはいえ価格はそれなりにします。安いドレスだったら十分に買えるお値段かもしれません。しかし、パーティのたびに違うドレスを着られて、しかも着た後のクリーニングや保管の手間・コストがないことを考えれば、買うよりコストパフォーマンスが大きいでしょう。クローゼットの、言わば死蔵資産を増やさない意識です。

場の格や参加者に合わせて柔軟に選べるのがレンタルの強みです。他の参加者のドレス情報があれば、かぶらない色選び、ブランド選びも気軽にできますね。
少々の汚れを付けてしまっても、慌てずに済むのもレンタルならでは。

さらに、ドレスに合わせたアクセサリーやパーティバッグもレンタルすれば、おトクにトータルコーディネートがかないます。大人世代の女性がドレスアップする時こそ、流行を意識してほしいと思います。
スタンダードなデザインでも、10年もすれば古ぼけた印象は免れません。生き生きとした装いは手軽なレンタルがピッタリです。

そのかわり、足にあった靴や、肌寒いときの羽織ものは、少々値が張っても自分好みのものを準備しておくと快適に過ごせます。 それから、コートや雨具、帽子など、パーティ会場の外で使うようなアイテムにお金をかけるのも、大人のゆとりを感じさせる、賢いお金の使い方です。
ドレスでお金持ちに見せるより、立ち居振る舞いで品を醸し出されるでしょう。

お金持ちでも新品では買わないもの4:育児用品

子どもの成長スピードは、想像以上に速いものです。
明らかに一時期しか使わないとわかっているモノは、新品を買うより、中古かレンタルがおトクです。新品を買って使いきる、と考えることもできますが、大型のアイテムは使わなくなった時の始末に困ります。ですから、お金持ちはレンタルを上手に活用します。

新品の育児用品が子どもにとって最善、とは限らないのです。
ただし、安全面・衛生面は重要です。ここは新品基準でしっかり見極め、他は柔軟に考えるとメリハリのある育児用品選びができるでしょう。

大型の育児用品といえば、ベビーベッドやベビーカーが代表的です。
おそらく、使うのは数年でしょう。その間だけレンタルすれば、使い終わった後に返すことができるので処分の手間やコストがかかりません。

中古品を誰かから譲り受けるのもいいですね。その際、使わなくなった時のことまで考えておくのがベストです。
返さなくてよいが、捨てるに捨てられない、といったことのないようにしておきたいものです。
それに、返すにも捨てるにも、コストがかかってしまいます。

普段着や礼服も、お下がりで十分なことも多いもの。親戚や友人だけではなく、地域のコミュニティでやりとりできることもあります。 学校の制服などは、学校内でのリサイクルも。公立・私立にかかわらず、PTAなどで企画しているところもあるので、情報収集は早めにしておきましょう。

将来、子どもが海外留学や大学院への進学を希望したら、ぜひかなえてあげたいですね。
レンタルや中古で十分なモノをわざわざ買うより、教育費に予算をかけたり、旅行などのレジャーに行って家族で楽しんだりするほうが、生きたお金の使い方になるのではないでしょうか。

お金持ちでも新品では買わないもの5:介護用品

育児用品と同様に、介護用品もまた一時期だけの使用になることが多いものです。
ただ、使い終わることは、施設への入所やご逝去といった事情になるので、それらを前提にした計画は立てにくい気持ちになるでしょう。

しかし実際のところ、介護ベッドや車いすといった大型のものは、使ってみないと良し悪しの判断がつかないことが多いので、まずはレンタルで様子を見るのはいい方法です。
また、身体の状態の変化などで、合わなくなってくる可能性もあります。
そんな時、せっかく高いお金を出して買ったんだから、と思うと、少しでも長く使って元を取りたいと思ってしまうかもしれませんね。
その結果、介護する側が腰や背中を痛めたり、介護される側も快適さが損なわれたりしては、本末転倒です。

どんな介護用品がいいのか、レンタルはあるのかなどの情報は、ケアマネジャーや訪問看護・介護のスタッフに聞いてみるとプロの意見が得られます。
人とのつながりは、時にわずらわしく思う時もありますが、介護に関しては孤立は禁物です。
無駄な出費を避けつつ、有益な情報収集にもつながる、公的なレンタルサービスは強い味方になるでしょう。

お金持ちであっても、制度として当然にレンタルサービスを活用しています。
レンタルサービスを手掛けている自治体もあるので、しっかり活用したいものです。

買わずにレンタルにしたからといって、愛情や感謝の気持ちがないわけではありません。
節約した分で、美味しい食事をしたり、肌触りのいい寝具や部屋着を買ったりしたほうが豊かな時間を過ごすことができます。

そして、少しでもゆったりとした気持ちで接することができれば、介護をする側も、される側も、癒されるのではないでしょうか。
介護用品のモノにお金をかけるより、介護者の負担軽減にお金を使う発想も大切です。
大切にしたいことを見極めて、お金を使うべきは使い、節約できるところは節約することがお金持ちの流儀です。

お金持ちは、お金の使い方が上手。使わなくてもよいことにお金を使わない選択ができるからこそ、お金持ちなのかもしれません。
節約していると、「格好わるいと思われるのでは」との心配はお金持ちには無縁。
なぜなら、本当はお金持ちだと、本人こそがわかっているからです。

お金持ちはお金の使いどころを知っている

お金持ちは、お金の使いどころを知っている人です。お金持ちの「買うものは買う」「買わないものは買わない」というメリハリのきいたお金の使い方は、新品にこだわらない自分なりの価値基準をしっかり持っている証なのではないでしょうか。
新品であることだけにこだわらない、柔軟な発想を持つことで、お金をかけずともより豊かに過ごすことができるでしょう。
お金の使い方を考えると、本当の豊かさを知ることにつながりそうですね。

タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)

36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

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