25/08/31
定年後に夫婦関係をこじらせないための5つの習慣

定年退職により、仕事中心の毎日から、夫婦で過ごす日々へと生活が大きく変わる人もいます。定年後、夫婦一日中一緒に過ごす時間が増えることで、絆が深まる夫婦もいれば、ストレスやすれ違いから熟年離婚に至るケースも。今回は、定年後に夫婦関係をこじらせないで円満に暮らすために、習慣化しておきたいことを5つ紹介します。
定年後に夫婦関係をこじらせない習慣1:日々の会話と感謝を大切にする
定年後に夫婦円満でいられるかは、会話の長さに左右されます。「ハルメク 生きかた上手研究所」が50~79歳の既婚男女を対象に行った「夫婦関係に関する調査2024」では、仲良し夫婦が会話する時間は不仲夫婦の2.6倍という結果が出ています。
<夫婦一緒に過ごす時間・会話時間の違い>

ハルメク 生きかた上手研究所「夫婦関係に関する調査2024」より
会話する時間が十分とれなくても、「おはよう」「ありがとう」「お疲れさま」など、些細な言葉が夫婦の心を和ませるきっかけになります。感謝の言葉を交えて日々のコミュニケーションをとることで、小さな不満も溜まりにくくなります。
定年後に夫婦関係をこじらせない習慣2:一緒の時間と共通の趣味を楽しむ
日々の買い物や散歩など短時間でも共に行動する習慣は、会話のきっかけを作ります。さらに、旅行や料理、ガーデニングなど一緒に楽しめる趣味があると、共有体験が増えて絆が深まります。
上述の「ハルメク 生き方上手研究所」の調査結果でも、仲良し夫婦が一緒に過ごす時間は不仲夫婦の2倍弱となっています。無理に会話すると余計ぎくしゃくしそうな場合には、まず一緒にスーパーやホームセンターに買い物に行くところから始めてみるのがおすすめです。
定年後に夫婦関係をこじらせない習慣3:相手の趣味やプライベートを尊重する
定年後は常に一緒にいる環境になりやすく、物理的な距離が近すぎることで精神的な疲れを感じることもあります。そんなときは、あえてお互いの世界を大切にする姿勢が必要です。 たとえば、相手が楽しみにしている趣味の時間や友人との付き合いに口を出さず、応援する側に回ること。互いに自分の時間を持つことで、気持ちに余裕が生まれます。適度な距離感があるからこそ、一緒に過ごす時間が新鮮に感じられ、「話したい」「一緒にやりたい」という気持ちも自然にわいてきます。
定年後に夫婦関係をこじらせない習慣4:家事などの役割分担を見直す
夫婦共に家にいる時間が増えても、家事の負担は一方に偏っていることがあります。生活パターンの変化により家事負担が増すことになれば、不満から関係悪化の引き金になりかねません。
定年後はこれまでの役割をそのままにせず、家事や生活のタスクを改めて見直しましょう。得意分野を活かして分担するのがおすすめですが、時には交代してみるのも効果的です。夫が料理教室に通ったり、新しい家事スキルを身につけたりすれば、家事負担が減るだけでなく、感謝や尊敬の気持ちも生まれます。
定年後に夫婦関係をこじらせない習慣5:お金や将来について定期的に話し合う
定年後は収入や支出が大きく変化します。年金額や貯蓄、生活費、医療費・介護費などを目に見える形で共有することで、不安や誤解を防ぐことができます。
特に注意したいのは、一方だけがお金の管理をしていて、もう一方が家計の状況を把握していないケースです。もし管理している方が病気や事故で判断できなくなった場合、残された配偶者が預貯金や保険、年金の受け取りなどで困ることになります。
老後の住まいや趣味、旅行計画も含めて、将来のライフプランを一緒に描くことが信頼関係の強化につながります。最低でも年1回は見直しの機会を持ち、状況に応じて柔軟にアップデートしていきましょう。
小さな習慣が、夫婦の未来を変える
定年後の夫婦関係は、小さな習慣の積み重ねが大きな差を生みます。日々の会話と感謝、一緒の時間と趣味、互いのプライベートの尊重、家事の共有、そして将来の話し合い。こうした習慣を意識して取り入れることで、安心と笑顔に満ちたセカンドライフを歩むことができます。
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森本 由紀 ファイナンシャルプランナー(AFP)・行政書士・離婚カウンセラー
Yurako Office(行政書士ゆらこ事務所)代表。法律事務所でパラリーガルとして経験を積んだ後、2012年に独立。メイン業務の離婚カウンセリングでは、自らの離婚・シングルマザー経験を活かし、離婚してもお金に困らないマインド作りや生活設計のアドバイスに力を入れている。

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