無料漫画に群がる人は損？「無料」で損する5つのパターン

会員登録をすれば漫画を無料で読める「無料漫画」は人気です。とはいえ読める漫画は決まっていたり、一定時間が経たないと次の巻が読めなかったりといった制限もあり、制限を解除するために課金が必要になるケースもあります。このように、私たちの周りには無料のはずが実際には余計にお金を払う必要があるサービスがいくつもあります。
今回は、「無料」に釣られていつの間にか損をしている5つのパターンをご紹介します。

無料で損するパターン1：あと○円で送料無料

通販などで買い物をすると、「あと○円で送料無料」という表示が出てくることはありませんか？これは、送料が無料になる購入金額が決まっている店舗でよく見られます。しかし、「あと○円買えば送料が無料になる！」と思うと、購入金額を増やすために予定外のモノまで買ってしまう人もいるのではないでしょうか。
送料が無料になってお得だと思っていても、実際にはこの余分な買い物が無駄遣いになっているのです。送料を無料にするために予定外の小さな買い物を繰り返していると、大きな無駄遣いになることに気づきましょう。

無料で損するパターン2：保険の無料相談

街角でよく見かける保険の無料相談ですが、無料だからと気軽に相談して保険に加入することになったというケースはよく見られます。加入する保険が相談する人にとって最適な保険であればいいのですが、場合によっては店舗側が得をする保険に加入させられる場合もあります。
保険の無料相談をうたう店舗では、保険に加入すると売った側に保険会社から手数料が入る仕組みがあります。そのことを踏まえて、無料相談で提案される保険に偏りがあったり、契約をせかされたりする場合は注意したほうよいでしょう。

無料で損するパターン3：年会費無料のクレジットカード

クレジットカードを持つと年会費を支払いますが、なかには年会費無料をうたうクレジットカードもあります。年会費が無料なのはお得ですが、年会費が有料のカードと比べると、ポイント還元率が低かったり、海外旅行保険や空港ラウンジ利用などの付帯サービスが手薄だったり、利用限度額が低く設定されていたりする場合があります。
また、同じ「年会費無料」でも「初年度無料」には注意が必要です。文字どおり年会費が初年度だけ無料なのですから、2年目から無条件で手数料がかかったり、「１回以上の利用」「一定額以上の利用」がないと手数料がかかったりするケースがあります。年会費無料だからと契約したものの使わなくなったのに、以後知らぬ間に手数料がかかってしまっているということもあります。
クレジットカードを契約するときは、付帯サービスと年会費無料の条件をよく確認したうえで、自分に合ったものを選びましょう。

無料で損するパターン4：無料の投資セミナーやマネーセミナー

最近は投資に興味を持つ人は多く、自分の将来を考えてお金について学ぶ人も増えています。そんなときに注目されるのが、無料の投資セミナーやマネーセミナーです。無料で投資やお金について学べるのでお得に感じられるかもしれませんが、無料になっているのには理由があります。実は無料とうたいながら、特定の金融商品を勧められたり、個別相談や有料セミナーへ誘導されたりする場合があるので注意が必要です。
学びのために無料セミナーを受講するなら、事前に主催者や運営会社、セミナー内容をよく確認したうえで参加しましょう。

無料で損するパターン5：駐車料金無料

車で町の中心部に出かけたときにコインパーキングを利用しますが、駐車料金がどれくらいになるのか心配になります。こんなとき、デパートが実施する駐車料金無料サービスはお得に感じられます。デパートの駐車料金無料サービスは、たいてい一定金額の買い物が必要です。デパートで買い物をする予定があればいいのですが、そうでない場合、駐車料金を無料にするために予定外の買い物をしなければなりません。
こんなときに衝動買いに走ったり、本当は必要でないモノを買ってしまったりすることがあります。予定外の買い物は無駄遣いになるので、駐車料金無料サービスはよく考えてから利用しましょう。

無料には無料の理由がある

無料だからと利用したけれど、実際には無駄にお金を使うはめになったというケースはよくあります。無料にはちゃんとした理由があるからです。何も考えず気軽に無料サービスを利用するのではなく、なぜ無料になるのか、その理由を理解したうえで利用することが大切です。また、世の中には有料のほうがかえって安心で役立つサービスが多々あることを頭に入れておきましょう。

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