24/03/27
50歳からの新NISA×高配当株投資|マネラジ。#153
第153回は【新NISA】50歳からの高配当株投資
50代から定年を迎える60歳・65歳までが「最後の貯めどき」です。
定年後までにまとまった資産を効率よく築くならば、運用益にかかる約20%の税金をゼロにできる制度「新NISA」や「iDeCo」を活用し、世界株インデックス型や米国株インデックス型など「投資信託」に投資するのがベターです。
ただ、やみくもに資産形成をしても意味はありません。なぜなら、お金は使うために存在するのであって、お金は使ってこそ価値があるからです。
今回のお話は、老後に資産を使い切っていくことを踏まえた戦略のひとつとして、資産のなかに高配当株を組み込んでいこうというものです。
以前、頼藤太希が出演した『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ)という番組で、「貯金ゼロで死ぬ」をテーマにした書籍『DIE WITH ZERO』(ビル・パーキンス著/ダイヤモンド社)を紹介する機会がありました。そのとき、ものすごい反響をいただいたのを覚えています。
同書では、「1000万円の資産があれば、1000万円分の経験ができる。そのお金を残して死ぬということは、使って得られたはずの経験を得られない。人生の最後に自身の記憶に残るのは『モノ』よりも、様々な経験から得た『思い出』なのだから、経験や思い出に惜しみなくお金を使っていこう」と説いています。
番組内の出演者の意見や、放送後のX(旧Twitter)の投稿に多かったのが、「貯金ゼロで死ぬ」の理想に共感はできるが、実際、行動に移すことは難しいという意見でした。
実際にお金の相談の場でも、お客様から同様の意見を多くいただきます。
確かに、いくら老後資金として準備してきたお金だとしても、自分の寿命がわからないなか、毎月資産残高が減っていくのを見るのは、なんだか不安にもなるものです。
そこで検討したいのが、資産の一部を、毎月キャッシュフローがある資産に換えて死ぬまで保有すること。不労所得があれば、心理的な負担も減り、いざとなれば売却できるオプションもあります。
その一案として紹介したいのが、「新NISA×高配当株投資」です。
高配当株投資をすれば、税金が一切かからずに、「配当金」という形で不労所得が入ってくる仕組みをつくることができます。
多くの資産を残して死ぬのは、「DIE WITH ZERO」の理想から外れるので、高配当株はあくまでも資産の一部として保有し、残りの資産は新NISAで運用しながら取り崩していき、人生を豊かにするためのお金として使っていきます。
心の平穏を保ちながら、できる限り「DIE WITH ZERO」を目指す戦略です。
今回は4月2日発売の「マンガと図解 50歳からの「新NISA×高配当株投資」」(頼藤太希・高山一恵著/KADOAKAWA)を元にエッセンスを紹介しています。
出演:頼藤太希(よりふじ・たいき)、高山一恵(たかやま・かずえ)
制作:株式会社Money&You
Podcastはこちら
Youtubeからも配信しています。
番組で紹介している書籍
【「マネラジ。」の配信記事】
全バックナンバーはこちら
・#149「新NISAとiDeCo、どんな割合で投資するのが最適?」
・#150「2023年お金のトピック振り返り!新NISA、増税、子育て支援、DIE WITH ZERO他。2024年注目は新NISA、金利のある世界」
・ #151「新NISA、お金のプロ頼藤太希・高山一恵ならこう使う」
・ #152「新NISA「つみたて投資枠」「成長投資枠」の使い分け4つの戦略」
・ #153「【新NISA】50歳からの高配当株投資」
【関連記事もチェック】
・【知らないと大損】年金生活者の医療費控除「10万円」超えてなくても還付される
・【知らないと大損】年金受給者が確定申告で得する8つの事例
・50代の「ねんきん定期便」は必ず確認しないと損するかも!3つのチェックポイント
・年金だけで裕福に暮らす6つのアイデア
・「お金持ち夫婦」と「貧乏夫婦」を分ける、決定的な5つの違い
Money&You マネーアンドユー
株式会社Money&Youは、「お金と向き合う。」を サポートし日本を元気にする!を理念に、書籍、各種メディア、講演、相談など様々なチャネルを通して、個人がお金の知性を高めるサポートに注力している会社。女性向けお金の総合相談サイト「FP Cafe」、女性向けマネーメディア「Mocha」、動画コンテンツ「Money&YouTV」、Podcast番組「マネラジ。」などを運営。金融に特化したコンテンツの企画、制作、デザイン、コーディング、執筆、分析、アドバイザリーなどを行っている。
この記事が気に入ったら
いいね!しよう