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22/11/20

資産運用・経済

投資信託の毎日積立と毎月積立どっちがいい?時期の違いで結果は変わる?S&P500、TOPIX、MSCI ACWI、NASDAQ100を検証

投資信託の毎日積立と毎月積立どっちがいい?時期の違いで結果は変わる?S&P500、TOPIX、MSCI ACWI、NASDAQ100を検証

「投資信託の積立投資」というと、毎月1回、決められた日に一定額の投資信託を購入する「毎月積立」だと思う方が多いでしょう。しかし、SBI証券・楽天証券・マネックス証券といったネット証券では、毎営業日に投資信託を購入する「毎日積立」も選べます。では、投資信託の毎日積立と毎月積立ではどっちを選ぶのがいいのでしょうか。時期を変えても結果は同じになるのでしょうか?
今回は、S&P500、TOPIX、MSCI ACWI、NASDAQ100の4つの指標で検証してみました。

「毎日積立の方が有利」と言われる理由は?

毎月積立と毎日積立では、一般的には、毎日積立の方が有利と言われています。その理由は、毎日積立の方が買付を行う回数が多くなるからです。

投資の王道「長期・積立・分散投資」は、値動きと上手く付き合いながらお金を堅実に増やす方法です。このうち積立投資は、あらかじめ決めた金額を一定のタイミングでコツコツ金融商品を購入する方法です。これをドルコスト平均法と言います。

●ドルコスト平均法のイメージ

(株)Money&You作成

金融商品の価格は上下に変動します。その金融商品をドルコスト平均法で購入した場合、価格が安い時はたくさん買い、逆に高い時には少ししか買いません。これを続けることで、平均購入単価が徐々に下がるため、少しの値上がりでも利益を出しやすくできます。

毎月積立では、買いのタイミングは月1回ですが、毎日積立では月20回前後と、毎日積立の方が買付を行う回数が多くなります。そうすることで、時間の分散効果がより発揮され、平均購入単価を下げられる……ということから「毎日積立が有利」と言われるのです。

「毎日積立が有利」は本当か検証

しかし、本当に毎日積立が有利なのでしょうか。今回、以下の2つのポイントを踏まえて検証してみました。

●検証のポイント1:時期をずらしても変わらないのか

筆者は2020年6月に、毎日積立と毎月積立の収益率に差があるのか、検証しています。
米国市場の上場株から選ばれた500銘柄から算出されるS&P500と、東京証券取引所の上場株約2,200銘柄の株価をもとに算出されるTOPIXの過去の推移から、5年・10年・20年積み立てた場合の収益率を比較したものです。その結果は、次のとおりです。

【毎日積立と毎月積立の収益率の違い(2000年6月〜2020年5月まで)】

(株)Money&You作成

5年・10年・20年と、どの期間をとっても毎日積立と毎月積立の収益率の差はほとんどありませんでした。確かに、どちらかといえば毎日積立のほうが有利ですが、その差は1%もありません。選べるならば毎日積立を選んだ方がいいでしょうが、毎月積立を選んでもそこまで大きな差にはならないことがわかりました。

とはいえ、もしかしたら検証期間をずらしたら違う結果が出るかもしれません。そこで今回は、直近のデータを使って改めて検証しました。好調だった2021年、足踏みが続く2022年の影響はどう出るでしょうか。

●検証のポイント2:他の指数でも変わらないのか

S&P500とTOPIXの他にも、指数はいろいろあります。他の指数でも同様に、毎日積立のほうがわずかに有利という状況は変わらないのでしょうか。それを調べるために、「MSCI ACWI」「NASDAQ100」でも確認してみました。

MSCI ACWIは全世界株指数としてよく活用される指数。「オルカン」の愛称でおなじみの投資信託「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」のベンチマークです。
またNASDAQ100は、米国NASDAQ市場の100銘柄をもとに算出される、高パフォーマンスの米国株指数です、ETFの「QQQ」(インベスコQQQトラスト・シリーズ1)のベンチマークとしても知られています。

S&P500・TOPIX・MSCI ACWI・NASDAQ100の4つの指標のパフォーマンスは、次のようになっています。

●4つの指数のパフォーマンスの推移(2002年10月〜2022年10月まで)

(株)Money&You作成

グラフは、4つの指標のパフォーマンスを、2002年10月を100として指数化したものです。目を引くのはNASDAQ100で、2021年までにかけて急上昇したあと、2022年に大きく下落しています。一方、他の3つの指標はそこまで値動きに違いはありません。TOPIXはS&P500やMSCI ACWIに比べるとパフォーマンスが低くなっています。

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毎日積立と毎月積立の収益率はどう違う?

2002年10月1日から2022年9月30日までの20年間のデータで、4指標の毎日積立・毎月積立を行なった結果の収益率は、次のとおりです。

●毎日積立vs毎月積立の収益率

(株)Money&You作成

結論からいうと、時期をずらしても、別の指標を使っても、毎日積立の方が僅差で有利です。細かく見れば、TOPIXやMSCI ACWIの5年は毎月積立の方がわずかに有利という結果になってはいますが、大きな違いはありません。500%以上の収益率となっているNASDAQ100の20年積立でも、その差は約2%です。

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まとめ

毎日積立と毎月積立はどちらが有利なのか、S&P500・TOPIX・MSCI ACWI・NASDAQ100の4つの指標をもとに検証してきました。結論としては、毎日積立の方がわずかに有利ですが、毎月積立との差はわずかです。

したがって、「毎日積立と毎月積立、どちらにしようか」と悩む必要はありません。毎日積立ができる金融機関を利用しているならば、毎日積立を選ぶといいでしょう。また、すでに毎月積立をしていて、毎日積立に変更できないという場合でも、気にせずそのまま毎月積立を続けるのがいいでしょう。みなさんの投資行動にぜひ生かしてみてくださいね。

今回の内容は動画でも紹介しています。ぜひご覧ください。

頼藤 太希 (株)Money&You代表取締役/経済ジャーナリスト

中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、アメリカンファミリー生命保険会社にて資産運用リスク管理業務に6年間従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。女性向けWebメディア『FP Cafe』や『Mocha(モカ)』を運営。資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『はじめてのお金の基本』(成美堂)、『はじめての資産運用』(宝島社)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。twitter→@yorifujitaiki

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