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21/01/26

資産運用・経済

安全資産の王道「米国債」が儲かる5つの理由とは?プロおすすめの金融機関3社を紹介

安全資産の王道「米国債」が儲かる5つの理由とは?プロおすすめの金融機関3社を紹介

※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。

株式、不動産、債券、外貨、金…。数ある投資先のなかで、価格の変動が小さい安全資産と呼ばれるのが債券です。なかでも、米国債は安全資産の王道。世界一の経済大国、米国が発行する米国債は、安全資産でありながら利回りも高く、長期のほったらかし投資で複利効果も得られる優れものです。

今回は、マネーコンサルタントの頼藤太希さんとファイナンシャルプランナーの高山一恵さんに米国債のしくみとおすすめ理由、そして米国債が買えるおすすめの金融機関まで聞いてきました。まとめてご紹介します。

●教えてくれたのは…

頼藤太希さん
Money&You代表取締役/マネーコンサルタント
中央大学客員講師。慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『1日5分で、お金持ち』(クロスメディア・パブリッシング)、『はじめてのNISA&iDeCo』(成美堂出版)など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)。

高山一恵さん
Money&You取締役/ファイナンシャルプランナー
慶應義塾大学卒業。2005年に女性向けFPオフィス、(株)エフピーウーマンを設立。10年間取締役を務めたのち、現職へ。全国で講演活動、多くのメディアで執筆活動、相談業務を行ない、女性の人生に不可欠なお金の知識を伝えている。著書は『税制優遇のおいしいいただき方』(きんざい)、『ゼロから始めて2時間で一生困らないマネープランができる本』(彩図社)など多数。ファイナンシャルプランナー(CFP®)、1級FP技能士

米国債は米国が発行している「国の債券」

国や自治体、会社などは、サービスや事業を行うためにたくさんのお金が必要です。そのお金を集めるために発行するのが債券です。簡単にいえば、債券はお金を借りるために発行する借用証書のようなもの。私たちが債券を買うと、発行した国・自治体・会社など(発行体)にお金を貸したことになります。

私たちがお金を借りたら、返済期限までにいくらかの利息をつけて返しますね。それと同じように債券を持っていると、あらかじめ決められた利息を受け取れ、返済期限(償還日)がきたら貸したお金(額面金額)が返ってきます。

債券のなかでも、国が発行する債券のことを「国債」といいます。日本が発行すれば「日本国債」です。ですから、米国債はもうお分かりですね。米国債は米国が発行している「国の債券」だというわけです。米国債は日本に住んでいても購入することができます。

米国債がおすすめの5つの理由

米国債がおすすめできる理由を5つ、まとめてご紹介します。

●米国債がおすすめの理由①:信用度が高い

債券には、発行体が万が一破たんするようなことがあると、お金が返ってこない可能性(信用リスク)があります。しかし、現在GDP(国内総生産)が世界ナンバーワンである米国が破たんすることは考えにくいでしょう。

債券の安全性を測る指標に「信用格付」があります。これは、債務の支払い能力を評価したもので、お金をきちんと返せる能力があるのかをアルファベットや数字などの記号で表します。AAA(Aaa)が最上位格付で信用力が高く、BBB(Baa)格以上は投資適格、BBB(Baa)格未満は非投資適格とされます。

たとえば、格付会社のひとつ、Moody’sの場合、日本国債はA1、一方の米国債はAaaとなっており、米国債のほうが高い格付になっています。
また国債と預金を比べた場合も、国と銀行、どちらが先に破たんするかといえば、それは当然銀行でしょう。そういう意味でも、国債の信用度は高いのです。

マネーコンサルタント 頼藤太希

米国だから絶対に安心と言い切れるわけではありません。しかし、昔から「アメリカこければみなこける」と言われるように、米国がピンチに陥ったときには、日本はもちろん世界はもっとピンチになっているでしょう。

●米国債がおすすめの理由②:金利が高い

日本の国債でよく知られている「個人向け国債」は1万円から購入でき、半年に一度利子が受け取れます。元本割れがないのは魅力なのですが、金利は下限の0.05%が続いています。これ以上になる可能性もなくはないのですが、現状の低金利では望み薄でしょう。
その点、米国債ならば1%以上の金利になることもあるなど、利率が高いのが特徴です。

ファイナンシャルプランナー 高山一恵

つまり、米国債を購入すれば、日本国債より信用度が高い投資ができるうえ、高い金利が受け取れるというわけですから、お得ですよね。


●米国債がおすすめの理由③:複利の効果が得られる商品がある

米国債には、大きく分けて利付債とストリップス債の2種類があります。利付債は持っている間利息が得られ、満期になると元本が返ってくる債券です。それに対して、ストリップス債は割引で販売されて、満期になると額面の金額が受け取れる債券です。

このうち、ストリップス債は持っている間の金利が元本に組み込まれていくため、複利効果を受けやすくなります。

マネーコンサルタント 頼藤太希

複利効果を受ければ、利子にもまた利子がつきます。複利は、お金を加速度的に増やすためには欠かせない味方です。米国債を買うならストリップス債が断然おすすめです。

●米国債がおすすめの理由④:購入したらあとはほったらかしでOK

米国債を買うときにチェックすることは、どれくらいの利息が受け取れるのかという「利率」・お金を貸す「期間」・貸すお金の「金額」の3つだけです。そして購入したら、あとは償還日まで持ち続けるだけ。他の金融商品のように、日々の値動きを調べたり、値上がり・値下がりに一期一憂したりする必要もありません。

ファイナンシャルプランナー 高山一恵

米国債は購入したら、あとはほったらかしでOK。普段忙しい方や、投資にそれほど興味がない方でも、手軽にできる資産運用です。

●米国債がおすすめの理由⑤:リスクの回避・通貨分散にも役立つ

資産運用で大切なのは、リスクを分散させること。たとえば、株と債券は異なる動きをします。株だけ、債券だけでなく、両方とも持っていれば、片方が値下がりしたときにもう片方が値上がりし、大きく損することを防げるでしょう。また、米国債は米ドル立てで購入しますので、資産を日本円と米ドルにわけて持てるという点でも役立ちます。

マネーコンサルタント 頼藤太希

2020年は新型コロナウイルス感染症の拡大によって、世界中の市場で株価が大幅に下落しました。このとき、米国債の価格は逆に値上がりしていました。株と債券を組み合わせることで、値下がりリスクが低減できることが確認できた事例です。

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米国債にある2つの注意点

メリットが多くおすすめの米国債ですが、もちろん注意点もあります。

1つは、米国債には為替変動リスクがあることです。米国債は米ドルでやり取りしますので、購入時よりも円高になれば利益が減り元本割れを起こす可能性があるという点は押さえておきましょう。
もっとも、逆に円安になれば、最終的に受け取ることのできる金額は増えます。為替レートは2つの国の力関係で動くものです。短期的には上がったり下がったりしますが、長期的に見れば少子高齢化や経済の問題を抱える日本の円が売られ、円安になっていく可能性もあります。そうした場合には利益が大きくなるのですから、必ずしもデメリットとはいえない注意点です。

もう1つは、必ずしも好条件の米国債がいつでも買えるとは限らないことです。金融機関によって取扱いのある米国債は異なります。また、米国債によって期間や利率が異なります。購入してから、より好条件の米国債が出てくる可能性もあります。とはいえ、そうした米国債が出てこない可能性もありますので、ある程度見極めたら購入してしまうのがおすすめです。

米国債はここで買う! プロおすすめの金融機関3選

米国債は日本の金融機関で購入できます。とはいうものの、あまり大々的には販売していません。でも、米国債は私たちにメリットが大きければ、購入すべきですよね。

米国債を購入するのにおすすめの金融機関は以下の3社。いずれもスマホやパソコンで取引できるネット証券です。

●米国債が購入できるプロおすすめの証券会社

※商品の本数は2021年1月19日現在

●米国債が買えるプロおすすめ金融機関①:SBI証券

国内ネット証券最大手のSBI証券では、今回の3社調査時点(以下数字はすべて2021年1月19日現在)で利付国債・ストリップス債ともにもっとも多くの米国債を取り扱っていました。たとえば、2049年8月15日満期のストリップス債で税引前の利回りが1.687%となっています。SBI証券では、米国債を100ドルから購入できるので、少額で始めたい方にもおすすめです。

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●米国債が買えるプロおすすめ金融機関②:楽天証券

楽天経済圏でさまざまなサービスを提供する楽天証券では、利付国債・ストリップス債ともに2本ずつ取り扱っています。税引前の利回りは2044年8月15日満期のストリップス債で年1.68%。これが複利で運用できます。楽天証券でも、米国債を100ドルから購入できます。

●米国債が買えるプロおすすめ金融機関③:マネックス証券

マネックス証券でも、調査時点で7本のストリップス債を購入可能です。2039年11月15日満期のストリップス債で税引前の利回りが年1.49%などとなっています。マネックス証券では、米国債を1000ドルから購入できます。

ファイナンシャルプランナー 高山一恵

3社とも大手のネット証券です。米国債や他の債券はもちろん、株式、投資信託、FX、金投資など、さまざまな商品を手がけています。また、NISA(ニーサ・少額投資非課税制度)やiDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)といった税金を節約できる制度もきちんと用意されています。

まとめ

米国債のしくみと儲かる理由、そして米国債が買えるおすすめの金融機関まで、まとめてご紹介してきました。米国債を購入するには、金融機関に口座を開設することが必要です。まずは各社の口座を開設するのがおすすめ。ぜひ米国債投資にチャレンジしてみてくださいね。

畠山 憲一 Mocha編集長

1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。

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