21/01/04
イオン銀行のつみたてNISA(積立NISA)で買う商品はどれ? お金のプロおすすめの投資信託ランキングベスト5
※本記事ではアフィリエイト広告を利用しています。
投資の利益にかかる約20%の税金がゼロになるつみたてNISA(積立NISA)。イオン銀行のつみたてNISAなら、365日いつでも窓口で相談できますし、預金金利やATM手数料の優遇も受けられます。
しかし、実際にスタートすると「どの投資信託を選べばいいかわからない」「どうやって組み合わせればいいかわからない」などと悩んでしまう方もいるのではないでしょうか。
今回は、投資信託選びの著書もあるマネーコンサルタント・頼藤太希さんが、イオン銀行のつみたてNISAでおすすめの商品をランキング形式で5本紹介! また、イオン銀行のつみたてNISAで選べる商品で年6%の運用を目指すポートフォリオも教えてもらいました。イオン銀行でつみたてNISAを始める方は、ぜひ参考にしてください。
●教えてくれたのは…
頼藤太希さん
Money&You代表取締役/マネーコンサルタント
慶應義塾大学経済学部卒業後、外資系生保にて資産運用リスク管理業務に従事。2015年に(株)Money&Youを創業し、現職へ。マネーコンサルタントとして、資産運用・税金・Fintech・キャッシュレスなどに関する執筆・監修、書籍、講演などを通して日本人のマネーリテラシー向上に注力している。『SNS時代に自分の価値を最大化する方法』(河出書房新社)、『入門 仮想通貨のしくみ』(日本実業出版社)、など著書多数。日本証券アナリスト協会検定会員、ファイナンシャルプランナー(AFP)、日本アクチュアリー会研究会員。
イオン銀行のつみたてNISA 4つの特徴
イオン銀行のつみたてNISAには、大きく次の4つの特徴があります。
●イオン銀行のつみたてNISAの特徴1:1000円から積立投資ができる
イオン銀行のつみたてNISAでは、1000円以上1000円単位で積立投資ができます。
「金融機関の中には、投資信託の積立を5000円・1万円からに設定しているところもあります。特に最初は、自分のお金を出すのが不安という方もいらっしゃるでしょう。そうした方でも、月1000円ならばスタートしやすいのではないでしょうか。もちろん、慣れてきたら後から増額することも可能です」(頼藤太希さん)
●イオン銀行のつみたてNISAの特徴2:毎月積立ができる
イオン銀行のつみたてNISAでは、毎月1度口座からお金を引き落とし、積立を行います。
「原則として毎月15日にイオン銀行の口座からお金が引き落とされます。一度設定しておけば、あとは自動的に購入してくれるので、手間がかかりません」(頼藤太希さん)
●イオン銀行のつみたてNISAの特徴3:365日年中無休で無料相談が受けられる
一般的な銀行の窓口の営業時間は、平日の9時〜15時までとなっています。しかし、イオン銀行は年中無休、土日祝日も営業しています。営業時間は店舗により異なりますが、おおよそ9時から21時の間となっていますので、平日や日中に時間が取れないという方でも相談が可能です。
「365日いつでも対面で相談ができるのは安心ですね。つみたてNISAについての相談ももちろんできますし、その他の相談も可能です。イオン銀行の店舗は、イオンのショッピングセンターの中にありますので、訪ねやすいのもメリットです」(頼藤太希さん)
●イオン銀行のつみたてNISAの特徴4:「イオン銀行スコア」がお得
イオン銀行の「イオン銀行Myステージ」は、イオン銀行口座の取引によって「イオン銀行スコア」が貯まるサービス。イオン銀行スコアが一定以上貯まるとステージが上がり、普通預金の金利が上がったり、ATMの手数料が優遇されたりします。
「たとえば、つみたてNISA口座を開設すると30点、投資信託の残高が100万円以上なら20点のイオン銀行スコアがもらえます。イオン銀行スコアが50点だと『シルバーステージ』で、普通預金の金利が年0.03%、他行ATM入出金手数料が月2回無料、他行の振込手数料が月1回無料になります」(頼藤太希さん)
イオン銀行のラインナップは20本(信託報酬[税込]:0.154%〜1.65%)
つみたてNISAで投資できる投資信託は、金融庁の基準を満たした投資信託のみです。2020年4月21日現在で181本あります。
そのうち、イオン銀行のつみたてNISAでは、国内株式型8本、海外株式型6本、バランス型6本の計20本の投資信託を扱っています。また、保有中にかかる報酬のレンジ(税込)は0.154%〜1.65%となっています。
「店舗を構える銀行や証券会社の場合、扱いのある投資信託は数本〜10本程度に絞られています。その点、イオン銀行の商品ラインナップは20本ですから、多めだといえるでしょう」(頼藤太希さん)
>>イオン銀行のつみたてNISAはこちら
つみたてNISAの投資信託選び 6つの基準
つみたてNISAで選ぶべき投資信託の基準を、頼藤太希さんにまとめてもらいました。以下のとおりです。
●基準1:インデックス型・バランス型なら純資産総額は大きいほうがいい
・インデックス型・バランス型の投資信託の理想的な運用には、一定以上の規模が必要
・純資産総額が低いままだと、「繰上償還」が行われ、運用が途中で終了する可能性がある
・純資産総額が一定額以上に達すると、手数料を引き下げてくれる投資信託もある
・アクティブ型の投資信託の場合は、純資産総額が適切なサイズであるかがポイント
●基準2:信託報酬は安いほどいい
・信託報酬は投資信託の保有中のコスト。つみたてNISAでは20年に及ぶ長期間の投資を行うため、信託報酬のわずかな違いが差を生むことになる
●基準3:指標は広く投資するものがいい
・日経平均株価よりもTOPIXのほうがより多くの銘柄の成果をもとにしているため、分散効果は高い
●基準4:運用成績は中長期で順調に伸びているものがいい
・短期的な上昇・下落よりも、中長期できちんと伸びているかを重視
●基準5:同ジャンル・同カテゴリならばシャープレシオは高いほうがいい
・シャープレシオは「リスクに見合った利益が得られているか」を表す指標。値が大きいほど効率がいいといえる
・シャープレシオは同ジャンル・同カテゴリの投資信託を比較する際に有効
●基準6:インデックス型を選ぶ際、トラッキングエラーは小さいほどいい
・トラッキングエラーは、ベンチマークと投資信託の値動きの差を数値で表したもの。数値が小さいほど、ベンチマークときちんと連動している、といえる
イオン銀行のつみたてNISAおすすめ商品ランキングベスト5
頼藤太希さんに、イオン銀行で購入可能なつみたてNISAの商品の中から、おすすめの商品をランキング形式で5本挙げてもらいました。なお、金額や手数料率は2021年1月13日現在のものです。
●5位:iFreeTOPIXインデックス
純資産総額:30.55億円
基準価額:15167円
信託報酬(税込):年0.154%
日本国内の株式に投資し、TOPIX(東証株価指数)と連動することを目指す投資信託です。TOPIXは、東京証券取引所(東証)1部に上場しているすべての銘柄の時価総額をもとに算出されている指標です。つまり、1本で東証1部全体に投資したような効果が得られるのです。
「iFree」シリーズには他にも、日経平均株価やJPX日経インデックス400といった指標との連動を目指す投資信託があります。しかし、より広く市場に投資できるのはこのiFree TOPIXインデックスでしょう。信託報酬も安く設定されています。
●4位:ひふみプラス
純資産総額:4617.99億円
基準価額:50731円
信託報酬(税込):年1.078%
成長企業を選定して投資する、アクティブ型の投資信託です。主な投資対象は日本株ですが、海外の成長企業にも投資を行います。銘柄選定にあたっては、単に財務指標や株価情報といった数値面だけでなく、各社の経営方針や戦略などといった数字に表れない部分まで徹底的にリサーチ。そのうえで、割安と判断できる銘柄に投資しています。
信託報酬もアクティブ型にしては低めの水準といえます。しかも、純資産総額が一定額以上になると信託ほうしゅうが段階的に引き下げられる仕組みです。アクティブ型で積極的にリターンを狙うために利用したい1本です。
●3位:iFreeS&P500インデックス
純資産総額:176.81億円
基準価額:15179円
信託報酬(税込):年0.2475%
米国の代表的な株式指標のひとつ、S&P500に連動することを目指す投資信託です。S&P500はダウ・ジョーンズ社が算出している、米国の流動性のある大型株500社で構成されている指標。米国市場の時価総額の約80%をカバーしているといわれています。
つまり、これ1本で世界経済の中心、米国の経済成長の力を借りられる、というわけです。もちろん、信託報酬も低く設定されています。
●2位:iFree8資産バランス
純資産総額:257.43億円
基準価額:12791円
信託報酬(税込):年0.242%
国内・先進国・新興国の株式と債券、国内外の不動産(リート)に1本でまとめて投資するバランス型の投資信託。値動きの異なる8つの資産に対して、12.5%ずつ均等に投資します。
日本国内だけでなく、先進国や新興国の資産にも投資をするので、やや積極的に利益を狙う投資信託だといえるでしょう。変化した資産配分を元に戻すリバランスも自動で行ってくれるので手間いらず。バランス型のメリットを生かしつつ、世界経済の成長とともに資産を増やすことが目指せる1本です。
●1位:iFree外国株式インデックス(為替ヘッジなし)
純資産総額:72.35億円
基準価額:17583円
信託報酬(税込):年0.209%
外国の株式に投資し、MSCIコクサイ・インデックスという指標と連動することを目指す投資信託です。1本で日本を除く22カ国の先進国、約1300銘柄の株式に投資したのと同じような効果が期待できます。米国株が約6割を占めているため、比較的アメリカの影響を色濃く受けます。
iFree外国株式インデックスには、「為替ヘッジなし」と「為替ヘッジあり」がありますが、僕は為替ヘッジなしを選びます。「分散投資」の本来の意義に戻れば、為替の変動を考慮しない「分散投資」はありえないからです。他で、すでに外貨への投資をたくさん行っているのであれば、為替ヘッジありを選択すれば良いと思います。
年利6%の目標ポートフォリオはこちら
最後に、イオン銀行のつみたてNISAでずばり年利6%を目指すポートフォリオを頼藤さんに聞いてみました。
「iFree8資産バランスを75%、 ひふみプラスを25%ずつとしたいと思います。全世界の経済成長の力を受けつつ、成長の期待ができる国内株に投資することで、利益増を目指します」(頼藤太希さん)
・イオン内に店舗があるため、買い物ついでに立ち寄れる
・年中無休で夜21時まで営業(一部例外あり)のため、相談しやすい
・「イオン銀行Myステージ」のポイントが貯まり、普通預金金利がアップ
>>イオン銀行のつみたてNISAはこちら
まとめ
以上、イオン銀行のつみたてNISAの特徴からおすすめ商品、ポートフォリオまで紹介してきました。イオン銀行では365日いつでも窓口で相談できる体制が魅力。預金金利やATM手数料の優遇も受けられます。ぜひつみたてNISAをはじめて、資産形成に取り組みましょう。
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畠山 憲一 Mocha編集長
1979年東京生まれ、埼玉育ち。大学卒業後、経済のことをまったく知らないままマネー本を扱う編集プロダクション・出版社に勤務。そこでゼロから学びつつ十余年にわたり書籍・ムック・雑誌記事などの作成に携わる。その経験を生かし、マネー初心者がわからないところ・つまずきやすいところをやさしく解説することを得意にしている。2018年より現職。ファイナンシャル・プランニング技能士2級。教員免許も保有。趣味はランニング。
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