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18/09/08

家計・ライフ

ATMの手数料が続々引き上げ!損をしない利用法とは

長引く低金利の影響で銀行が変わりつつあります。どの銀行もコスト削減・効率化を進めていますが、それが顧客の利便性に反することも。鳥取県日南町では、鳥取銀行が町内から支店を撤退することに町民の利便性を考えて、日南町が預金の全額5億6千万円を解約したことが話題になりました。
最近ではATMの手数料を引き上げている銀行も多く、意識をしないと損をする可能性も出てきました。

銀行ATM手数料はいくら?

毎月のお給料を引き出すためにATMを利用されている人も多いと思いますが、そのATMの手数料も各行まちまち。

たとえば、三井住友銀行は自行のATMなら平日の時間内(8:45~18:00)は無料で引き出すことができますが、時間外では108円の手数料を払います。土日祝日(終日)は108円になっています。また提携先(みずほ銀行・りそな銀行・三重銀行・名古屋銀行など)、コンビニATMでは、時間帯や曜日によって108~216円の手数料がかかります。

新生銀行では、今まで提携コンビニATMから引き出す際に24時間365日無料としていましたが、2018年10月7日以降は、一定の条件を満たさないと有料になります。
じぶん銀行でも2018年12月から預金残高10万円未満の場合、ATM無料回数をゼロにします。

銀行ATMは1台置くだけで、銀行員を一人雇うくらいの経費がかかるといいます。ATM手数料の見直しは、お金の入出金だけでは銀行の利益につながらないことが大きな理由のひとつでしょう。

手数料を払うとこんなに損!

平日の時間内で現金を引き出そうと思っても、お昼休みには長蛇の列に並ぶ時間が取れないことも多いもの。仕事が終わって急いで銀行に駆け込んでも、数分遅れで時間外手数料を払っているとしたら、気づかないうちに損をしています。
また、必要なときに引き出せて便利なコンビニATMですが、ソニー銀行がおこなったコンビニATMの利用実態調査(2013年12月実施)では、1か月のうちに1回もしくは2回の利用が多く、年間のATM手数料の加重平均金額は2,952円になっています。

1回の手数料は少額でも、時間がないからといって毎週コンビニATMで216円の手数料を払っていたら、1か月では864円、1年では1万円以上の金額になります。

一方、銀行の預金金利といえば、普通預金は0.001%です(三井住友銀行2018年8月31日現在)。1年間100万円を預けていても、たった10円にしかなりません(税引き前利息)。これでは、利息よりもATM手数料のほうが高くついてしまいます。

手数料で損をしない方法

ATMの手数料が引き上げられても、自分の行動をちょっと変えるだけで手数料を支払わなくてもすむ方法があります。

●取引銀行を集約して優遇サービスを利用する

複数の銀行に預金が分散している場合には、ひとつにまとめるのも一案です。預金残高、NISA口座の契約、インターネットバンキングの契約などの条件をクリアすると、ATM手数料が月に数回無料になる銀行があります。
三井住友銀行では「SMBCポイントパック」、みずほ銀行では「みずほマイレージクラブ」と呼ばれるサービスで、適用要件やサービス内容は各行で異なります。

●無料で利用できる回数や提携ATMを把握

銀行の優遇サービスが受けられるからといっても、無制限にATM手数料がタダになるわけではありません。月に何回なのか、どこの提携ATMなら入出金が無料になるのか知っておく必要があります。計画的に利用することで手数料がかからず引き出すことができます。

たとえば、三井住友銀行の「SMBCポイントパック」を契約して、月末に一定条件を満たす場合には、翌々月には自行ATMでの時間外手数料が無料(回数制限なし)で利用できます。コンビニATMではATM利用手数料・ATM時間外手数料が月3回まで無料になります。
さらに毎月25日・26日はお給料の引き出しが集中するため、上記の契約や一定条件を満たしていなくても、本支店ATMに限って時間外手数料が無料になります。

●クレジットカードやデビットカード利用

銀行口座からいったん現金を引き出して使うのではなく、クレジットカードやデビットカードを利用することでATM手数料の節約ができます。
デビットカードは、買物をすると即座に銀行口座から代金が引き落としになるカード。VISAやJCBなどの国際ブランド付きで、クレジットカードと同様に使うことができます。このデビットカードを利用することで、現金でキャッシュバックしてくれるもの(ソニー銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行など)、ポイントを付与してくれるもの、ATM手数料優遇条件にカウントされるものなどがあります。銀行やカードの種類によって、キャッシュバック率やポイント還元率は異なります。

●ネット銀行などに口座を設ける

インターネットで口座を開設できる銀行は、ATMの手数料が無料になる回数が比較的多い傾向にあるようです。たとえばSBJ銀行では、コンビニATMのセブンイレブンとミニストップ(イオン銀行)なら、いつでも何回でも手数料が無料です。利用者としてはとても助かりますね。

ゆうちょ銀行はゆうちょカード・通帳で自行のATMを利用する場合は、曜日・時間帯に関わらず手数料はかかりません。
イオン銀行では、イオン銀行ATMで自行のカードでの取引なら24時間365日手数料が不要です。

まとめ

ATM手数料が引き上げられて、以前と同じような行動をしていても損をするだけです。最近ではスマホ決済で、銀行口座から即時引き落としできる「銀行Pay」のサービスを取り入れている銀行も出てきました(横浜銀行「はまPay」、みずほ銀行「スマートデビット」、福岡銀行「YOKA!Pay」など)。銀行PayならATMを利用する必要がありません。
これからは最新の情報を積極的に取り入れていく必要がありそうですね。


池田 幸代
株式会社ブリエ 代表取締役
証券会社に勤務後、結婚。長年の土地問題を解決したいという思いから、宅地建物取引士、ファイナンシャルプランナー(AFP)を取得。「お客様の夢と希望とともに」をキャッチフレーズに2016年に会社設立。福岡を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー

記事提供:moneliy

moneliy マネリー

「すべての女性を笑顔にする、マネーケア。」
マネーケアで生活に彩りを与え、女性が笑顔でいられる社会を目指すための情報を発信します。
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