18/02/26
今すぐやめるべき、お金のNG習慣3つ
大切なお金には、できるだけ長く自分のところにいて欲しいですね。ところが、逆にお金に逃げられてしまう悪習慣があります。
そこで今回は、お金に嫌われるNG習慣を3つ取り上げました。身に覚えがあるようなら今すぐやめて、お金と仲良くなりましょう。
NG習慣1:お金の扱いが雑
お金は丁寧に扱ってくれる人が好きです。雑な扱いはお金を遠ざけてしまいますのでやめましょう。
お金の扱い方は、財布にあらわれます。お金持ちは財布をキレイにしていて中身はすっきり、決して乱雑ではありません。お札は金額順に向きをそろえて入れ、小銭は多すぎないように適度に入れておきます。
また、クレジットカード、キャッシュカード、ポイントカード、レシートなど、お金以外のものが財布にパンパンになっていてはいけません。
では、どうしてキレイな財布からはお金が逃げていかないのでしょうか。
理由は、お金をしっかり管理できるからです。キレイな財布が良いのは、おまじないではありません。今いくら持っているか、いくら使ったかをきちんと把握するためには、財布はすっきりさせておく必要があるのです。
そして一日一回は財布の中身を点検して、レシートや小銭で財布が膨らまないように、こまめに取り出して整理しておきましょう。
NG習慣2:お金の悪口を言う
お金のことが好きな人は、お金からも好かれます。
お金はいいものだとポジティブに考えられない人は、案外多いようです。
たとえば、「お金がないせいでイヤな思いをする」「お金がないからイヤな仕事もガマンしなければならない」などは、お金のためにネガティブな感情やできことが生まれてくると考えています。
「お金があれば、〇〇ができるようになる」とポジティブな発想とは、似て非なるもの。こちらは、お金のために良いことがあるという考え方です。
「もっと良いことができるようになりたい」と思えば、資金を増やすためのおトクな貯蓄や投資の情報にも敏感になります。
低金利でも、しっかり運用できる方法はあります。iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)やNISAなどは、将来のためにぜひ利用したい制度。税金の優遇があるので、より堅実にお金を増やすことができます。「低金利だから、何をやってもどうせダメ」と思わずに、情報をキャッチするアンテナをしっかり立てましょう。
NG習慣3:節約とケチを混同する
お金は稼ぐもの、貯めるもの、そして使うものです。
どうしてお金を稼いで貯めるのかと言えば、有効に使うためであることを忘れてはいけません。
貯めるためには無駄遣いは禁物。しかし、なんでもかんでも「出費はNG」というやり方では、かえってお金に嫌われてしまいます。
節約は、無駄を省いて出費をできるだけ少なくすること。
たとえば、食べきれないほどの食材を買って冷蔵庫でくさらせたり、似たような服を何着も買ったりするのは節約とは真逆。無駄遣いの典型です。
また、クレジットカードのリボ払いの金利手数料、ATMの時間外手数料も、計画性があれば払わなくてもよいものですから、無駄遣いと言えるでしょう。こうした出費を減らすことが節約です。
一方ケチは、必要なものなのにお金を出さないことです。
節約でもケチでも、お金を使わずにいれば貯まるはずです。しかし、意外とケチは貯まりません。それはなぜでしょう。一番の理由は発想の違いです。
節約をしている人は、「自分が欲しいもの、必要なものが分かっている」のです。そのため、それ以外は出費をしないでおくことができるわけです。
しかしケチな人は、それが分からず「とにかく出費は1円でも少ないほうがいい」とやってしまいがち。自分にとっての必要度ではなく、値段だけで買う物を決めてしまうと、「安物買いの銭失い」状態になってしまいます。その結果、安いものばかり買って何も残らないのです。
お金は使う目的があるからこそ、しっかり貯めていかれます。やみくもに出費を減らすのでは逆効果。まずは何に使いたいかを考えましょう。
せっかく稼いだお金には逃げられたくありませんね。お金に好かれる習慣を身に着けて、有効に使っていきましょう。
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タケイ 啓子 ファイナンシャルプランナー(AFP)
36歳で離婚し、シングルマザーに。大手生命保険会社に就職をしたが、その後、保険の総合代理店に転職。保険の電話相談業務に従事。43歳の時に乳がんを告知される。治療を経て、現在は治療とお金の相談パートナーとして、相談、執筆業務を中心に活動中。FP Cafe登録パートナー
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